「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



秋月で高速オペアンプAD9631を買ってきました。
1回路入りの超高速オペアンプ。500円なり。
WEBのカタログには載っていないようです。

アナデバのデータシートによると、SR=1300Vの
超高速。ユニティーから安定動作。

こことか見ると、やはりかなり扱いは大変な
代物のようです↓。
http://www.usagi-js.com/acforum/acforum.cgi?no=13&reno=12&oya=12&mode=msgview&page=10

まぁ、これだけの高速アンプだから覚悟はして
いましたが、ずいぶん大変そうねぇ…
ベタグランドにして1mm以内で繋がないと
イケナイとか、+、-の両方に直列で140Ωの抵抗を
入れなさいとか(データシートだと130と140みたいですが)、
+Vs、-Vsピンはチップコンデンサで最短距離で
ベタグランドに接地とか、おやつは300円以内とか…
いろいろ。

まぁ、最高速で使うわけじゃないので、出来る限り
の対応はしておこうというレベルで考えておきます。
LM7171の4100V/usよりは遅いから、もう少し
ぬるくても何とかなるんじゃないかという甘い予想。
あ、
ネコロジー
に繋いでオシロを作っちゃおうという
お話の続きです。

ネコロジーに、8ビットADコンバーターAD9283を
接続し、このアナログ入力回路部分のインピーダンス
を下げるためにAD9631を繋いで、ここにプローブを
接続することにしよう、という考えです。

目下のところせいぜい2.5Msps程度なので、
175MHzのオペアンプや、80Mspsの
ADコンバーターを使うまでもないのですが、
まぁ立ってるものは親でも使えと昔から言うので、
これを使うことにします。
(ホントはCPLD使って高速化するときの布石です)

電源電圧が難しいところ。特にAD9283(ADコンバーター)
の電源周りが。

このIC側は3Vタイプで絶対定格が4V。マイコンと
SRAM側は20MHzで動かすのに5V電源が必要。

と言うわけで、IC間のI/Fには電源変換が必要
になります。
しかも、ネコロジーはSRAMとの接続に変則的な方法
を取っているので、SRAM-AD9283-MEGA48の3者で
電源電圧が混在し、かつ色んな方向にデータが流れます。

特に困るのが、ADコンからSRAMに取り込んだデータ
をMEGA48から読み出す時。この時SRAMの出力信号は
5Vなので、それがAD9283に掛かると壊れちゃう。
SRAMから読み出しする時はADコンをアイソレート
しておく必要あり。その方法を考えないと…


そしてもう一つの難しいところ:信号の入力電圧幅。

仮にオペアンプをユニティーで使うとすると、
オペアンプの入力に掛けていい電圧は-0.5V~
+3.5V。(電源3Vの場合…AD9631の定格による)

このオペアンプは±3Vから使えるので、+Vsは電源電圧
の設定しだいでなんとでも出来るんですが、問題は-Vs
の方。

まず単電源を謳っていないオペアンプなので、
-VsをGND電位にはできません。
ある程度の負値にしてあげないと、GND電位付近が
拾えない(不感領域)ということになります。

じゃぁ、-0.5V~-1V程度を使うとしましょう。
これならGND電位の入力まで出来るようになるんですが、
元々最低±3V電源を前提にしているということは、
-Vs~+Vsの電位差は6Vというわけです。
-Vsを-0.5Vとすると+Vsとの電位差は約3.5V。
これでは、オペアンプが動作できるかわからないし、
動いたとしても電圧不足で高速動作は望めないでしょう。

じゃぁ、電源を±3Vの両電源と仮定します。
この場合、プローブから-3Vの負電圧が入力されると
AD9631にも-3Vまでの負電圧が掛かってしまうことに
なります。ラッチアップしますね。これは回避したい。

どうにかして、この-3Vをカットしてしまいたい
のですが、単純にオペアンプとツェナーでリミッタ回路
組むと、動作が遅すぎてアウト(多分)。ラッチアップ
しちゃうでしょう。

オペアンプの両入力端子か、ADコンの両入力端子を
ショットキダイオードでGNDにショートさせちゃえば
いいかなぁ…というのが目下考えている解決策。

この方法はIC壊さない速さでバイパス動作可能なのか
と言う点と、ショットキバリアダイオードのVfが
0.5V以内に入っているのかというのが懸念事項。
スイッチング特性は一般に数十ピコ秒単位らしい
のですが…このくらいなら大丈夫?

オペアンプの入力段に取り付けるとしたら、順方向の
漏れ電流が大きいのでこれが大きな誤差を作り出しそう
なのは想像に難くないし…

うーん。

普通、この手の処理をする時って、どんな回路を
組むものなんだろう?

仮にオペアンプでリミッタ回路組むとして、ツェナー
ダイオードの代わりにショットキバリアダイオード
を使ってみるっていうのはどうかなぁ?あとでちょっと
考えてみよう…。

そもそもAD9283が5V動作ICならもう少し事態は
簡単に済みそうなんだけどなぁ…。

(後日訂正:記事中の一部間違えを修正しました。
 AD9631とAD9283がゴチャゴチャになってた、など)



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http://www.takaratomy.co.jp/products/hover-q/

チョロQのホバークラフト版だそうです。
面白いモノ作りますねぇ。

走行方法が、本物と同じように風圧で浮いて、
ファンで後ろに空気を流す反動で進むって
いうのがたまんないなぁ。

チョロQの世界って、まだまだ可能性が
たくさん有るんだなぁ。あの大きさで。

マイコンも、あの大きさ、あのメモリ量、
あの速度でも、色んな可能性がまだまだ
いっぱい有るんだろうなぁ。



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