「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100118-00000012-zdn_ep-sci

Kindle向けの自費出版の話。だれでも簡単に
自費出版ができるようになるんですか…

こういう話、どこかで聞いたことあるなぁ…と
思って記憶の糸を辿ってみる。

これだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF
歴史の1ページ。

世界中の人が低コストに出版物を発行できる
っていうのは、ある意味では歓迎できることなの
かもしれないけど、蓋を開けたらどうなるんだろう?

ニッチなニーズに対応する電子書物が流通する
マーケットが出来るのはもちろん歓迎だし、それは
まさに一種のロングテール…。amazonのお得意な
分野なのかも知れない…。

気になるのは…

何と言っても、自費出版では個々人の文章力、知識、
技術力、表現力、さらにはモラルやその他の大人の
事情まで誰の目からもチェックされずに出版されて
しまうのかな?

犯罪や政治宗教的な話もあるけどそっちはまぁ
置いておいて、問題にしたいのは出版される
各電子書籍の品質。

本って言うのは、おいらは出版業界のことは全然
判らないのでアレなんだけど、多分著者と編集者の
両輪で力を合わせて創り上げられ、そして作りっ
ぱなしじゃなくて、書いてから出版するまでに
たくさんの時間をかけて品質を高めて高めて、
ようやく世に送り出されるものなのかと。

編集者の手を経ずに世に送り出される本。
それはどれほどのものなんだろう?オイラの
テキトーなサイトやブログレベルのものなら
お金払って見るほどのもんではないよねぇ…

じゃぁアタリショックがまた起るのか?
その答は微妙かも…。

当時は、製品に対する評価といえば専門誌や身近な
ところの口コミ程度。製作者側と消費者の間に
圧倒的な情報格差があったわけだけど、一方現代は
ネット上で評価が付けられる…集合知…環境がある。
そのが当時と大きく違う点。

一時的にダメダメなドキュメントが量産されるかも
知れないけど、そうした出版物にはすぐに「集合知」
という形の評価が下される…と。
すると、著者であれ著作物であれ、いいものには
いい評価が、ダメなものにはダメな評価が、それぞれ
「人気投票」という形で付けられるはず。

そしてその集合知とロングテールを巧みに使って
いる代表例がamazonだろうしな。
そのへんのシナリオは上手く描かれているのかも。

といっても、オイラ的にはあまり編集者の手を
通らない出版物を読むのはイヤだな。



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