子犬の頃の鈴ちゃんも、かわいかったけど。
最近、ますます可愛くてたまんない気持ちになる鈴ちゃん。
もちろん、風もかわいいんだけれど、風に対する環状と鈴に対する感情は、また違っている。
風は、かわいいけれど、頼もしいし、安心感があるし、いっしょにいてとっても心地いい。
鈴の方は、「私が守ってあげなきゃ」ってめっちゃ母性本能が出て来る可愛さなんです。
風にとっても私は、ママだけど
風の場合は、若い頃も、私が守らなきゃ、私が手取り足取り教えてあげなきゃ・・なんて気持ちはほとんどなかった。
どちらかというと、私が風にいろんなことを教えてもらっていた感じ。
正直、ほっといても大丈夫だし、我慢強く、自分で考える能力を備えていたから。
でも、鈴は精神的にとっても、かよわくて。
どうしたらいいのかわからなくて、困ってしまってビィピィ泣く。
すると「鈴、お母ちゃんのところにおいで!!」ってすぐに、手を差し伸べたくなる。
初めてのことに、ワクワクする風ちゃん。
初めてのことに、不安でいっぱいになる鈴ちゃん。
性格の違いといえば、それまでだけど
犬は、学習を生業(なりわい)とする動物。
学ぶこと、経験することで、変われるのは、人間といっしょ。
そう思って、毎日の生活を工夫しています。
鈴がうちにきたのは、昨年の1月31日。
もうその時点で、人間恐怖症で、外の世界すべてに恐怖感を持っていました。
それからのことは、このブログにも綴っているし、
うちに来る直前までいた、保護主さんのお宅で暮らしていた時の話は、
Re:startさんのブログ「笑顔い~~っぱい」の「うた」雑種犬で、見ることができます。
で、その前がとある施設の殺処分ブース。
前年の12月末には、存在を見かけたって、保護主さんがおっしゃっていたので、
捕獲されたのが多分、12月中~下旬かも・・・。
どこで捕獲されたのかなどの情報は、全然わからないけれど
その施設にいる間は、ずっと人間を怖がり、動けず
人間がいたら、何もできない、何も食べられない状態だったようです。
私は、鈴と暮らし始めて、異様な怖がり方にビックリ。
私と、風ちゃんに対しては、なぜか最初から
心を許している感じで、寄って来るし
おてんば前回だったけど
ふと恐怖を感じると、その度に脱糞して…。
当初は、会社から帰ってきて、目の前で着替えるパパにも脱糞。
お向かいの奥さんに頭を撫でられて脱糞。
ヤクルトさんのバイクが近づいて来て脱糞。
新幹線の通る音で脱糞。
それをひとつひとつ丁寧に、大丈夫だよって教えて行きました。
でもまだ、2歳になった今も、苦手なもの、非常に恐怖行動を示すものがあります。
それは…
●自分に向かってくる人。ただし、犬連れの人はOK。
●エンジン音
●悲痛な犬の鳴き声
この他、今は随分克服できたけれど、うちに来た頃は、異様な拒否行動をとったものが
●金属ケージ
●ペンキを塗ったコンクリートの床
●チキン
これらの苦手意識と
そして、ついつい茂みに入って、そこで寝ちゃうクセから、鈴の出生を想像してみました。
この話はフィクションです。
そこは、樹木が多く、草がいっぱいの自然あふれる静かな場所。
背の高い草の茂みの中で、鈴ちゃんは産まれました。
引っ込み思案の鈴ちゃんは、寝床である茂みの中から、なかなか出て行かず
母犬と、兄弟犬とじゃれたりして過ごしていました。
よちよち歩き出して、好奇心旺盛な兄弟犬が茂みの外へ出て、うろうろお散歩。
それがたまたま散策に来ていた人の目に止まりました。
「わぁ、子犬がこんなところで産まれているのね。保健所に通報しなくっちゃ」。
ある日、茂みの中で、鈴ちゃんたちが寝ていると
聞いたこともない轟音が。
車のエンジン音です。
鈴は、恐くて茂みの中でかたまっていました。
母犬は、ワンワン大声で吠え、子犬たちを守ろうと威嚇しました。
「おい、ここだここだ!!犬が吠えている」「こいつが母犬かぁ」
「きっとお腹も空いているだろうから、チキンを与えて、食べている間に捕獲だ」。
「あっ、子犬が逃げたぞ」「おっ、こっちにも子犬が」
鈴にとっては、初めて聞く車のエンジン音。
そして、初めて聞く人間の声。
それは、恐怖以外の何ものでもありませんでした。
「キャイン!キャイン」「ガウウウウウっ」母犬や兄弟犬の抵抗の声が聞こえます。
「おっ、母犬に逃げられたぞ」
「寝床は、この茂みの中かぁ~」
「おっと、ここにもまだ子犬がいるぞ!!」
その時、茂みをかきわけ入ってきたのが、鈴が見たはじめての人間。
鈴は、恐怖のあまり、腰を抜かし、震えて全く動けませんでした。
「はい。子犬捕獲!!」
そして、鈴はトラックに乗せられ、とある施設に連れて行かれたのです。
そこには、大好きな母犬の姿はありません。
ペンキを塗ったコンクリートの上に置かれた金属ケージ。
その中に入れられた鈴は、恐くて恐くて、ケージのスミでただじっとしているだけ。
世話をする人間がときどき、その部屋に入ってくるのですが
自分を殺しにやってきていると思い、何も口にできなかった。
そんな感じだったのでは?と思います。
鈴にとっては、この一連のことは、まさに「悪夢」。
ときどき、ちょっとしたきっかけで、大好きな自然の中にいても、
その時のことが思い出されてしまうのか
ブルブル震えることがあります。
でもね。
楽しいことがどんどん増えている鈴ちゃん。
そのうち、自分に自信がついて、いろんな経験をしていくうちに、赤ちゃん犬の頃のそんな出来事も
きっと思い出さなくなるはず。
うちの家は、中学校の校舎のすぐ近くて、
お向かいさんの家の向こうが、中学校の校舎。
気候のいいこの時期は、窓を開けているようで、お昼休みともなれば、かなりの騒がしさ。
でも、鈴ちゃん
そんな時もカーポートの横に出て、しっぽフリフリ過ごしています。
これを見ただけでも、やっぱ成長を感じます。
愛すべき、鈴ちゃん。
これからもよろしくね。
風ちゃんは、今までいっぱいいろんなことを経験して、学習してくれているから
後は、健康で長生きすること。
それだけかなぁ。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
そんな鈴ちゃんにポチっをお願いします。
←すみませんが両方押してください→
いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんの応援もよろしくお願いします。
最近、ますます可愛くてたまんない気持ちになる鈴ちゃん。
もちろん、風もかわいいんだけれど、風に対する環状と鈴に対する感情は、また違っている。
風は、かわいいけれど、頼もしいし、安心感があるし、いっしょにいてとっても心地いい。
鈴の方は、「私が守ってあげなきゃ」ってめっちゃ母性本能が出て来る可愛さなんです。
風にとっても私は、ママだけど
風の場合は、若い頃も、私が守らなきゃ、私が手取り足取り教えてあげなきゃ・・なんて気持ちはほとんどなかった。
どちらかというと、私が風にいろんなことを教えてもらっていた感じ。
正直、ほっといても大丈夫だし、我慢強く、自分で考える能力を備えていたから。
でも、鈴は精神的にとっても、かよわくて。
どうしたらいいのかわからなくて、困ってしまってビィピィ泣く。
すると「鈴、お母ちゃんのところにおいで!!」ってすぐに、手を差し伸べたくなる。
初めてのことに、ワクワクする風ちゃん。
初めてのことに、不安でいっぱいになる鈴ちゃん。
性格の違いといえば、それまでだけど
犬は、学習を生業(なりわい)とする動物。
学ぶこと、経験することで、変われるのは、人間といっしょ。
そう思って、毎日の生活を工夫しています。
鈴がうちにきたのは、昨年の1月31日。
もうその時点で、人間恐怖症で、外の世界すべてに恐怖感を持っていました。
それからのことは、このブログにも綴っているし、
うちに来る直前までいた、保護主さんのお宅で暮らしていた時の話は、
Re:startさんのブログ「笑顔い~~っぱい」の「うた」雑種犬で、見ることができます。
で、その前がとある施設の殺処分ブース。
前年の12月末には、存在を見かけたって、保護主さんがおっしゃっていたので、
捕獲されたのが多分、12月中~下旬かも・・・。
どこで捕獲されたのかなどの情報は、全然わからないけれど
その施設にいる間は、ずっと人間を怖がり、動けず
人間がいたら、何もできない、何も食べられない状態だったようです。
私は、鈴と暮らし始めて、異様な怖がり方にビックリ。
私と、風ちゃんに対しては、なぜか最初から
心を許している感じで、寄って来るし
おてんば前回だったけど
ふと恐怖を感じると、その度に脱糞して…。
当初は、会社から帰ってきて、目の前で着替えるパパにも脱糞。
お向かいの奥さんに頭を撫でられて脱糞。
ヤクルトさんのバイクが近づいて来て脱糞。
新幹線の通る音で脱糞。
それをひとつひとつ丁寧に、大丈夫だよって教えて行きました。
でもまだ、2歳になった今も、苦手なもの、非常に恐怖行動を示すものがあります。
それは…
●自分に向かってくる人。ただし、犬連れの人はOK。
●エンジン音
●悲痛な犬の鳴き声
この他、今は随分克服できたけれど、うちに来た頃は、異様な拒否行動をとったものが
●金属ケージ
●ペンキを塗ったコンクリートの床
●チキン
これらの苦手意識と
そして、ついつい茂みに入って、そこで寝ちゃうクセから、鈴の出生を想像してみました。
この話はフィクションです。
そこは、樹木が多く、草がいっぱいの自然あふれる静かな場所。
背の高い草の茂みの中で、鈴ちゃんは産まれました。
引っ込み思案の鈴ちゃんは、寝床である茂みの中から、なかなか出て行かず
母犬と、兄弟犬とじゃれたりして過ごしていました。
よちよち歩き出して、好奇心旺盛な兄弟犬が茂みの外へ出て、うろうろお散歩。
それがたまたま散策に来ていた人の目に止まりました。
「わぁ、子犬がこんなところで産まれているのね。保健所に通報しなくっちゃ」。
ある日、茂みの中で、鈴ちゃんたちが寝ていると
聞いたこともない轟音が。
車のエンジン音です。
鈴は、恐くて茂みの中でかたまっていました。
母犬は、ワンワン大声で吠え、子犬たちを守ろうと威嚇しました。
「おい、ここだここだ!!犬が吠えている」「こいつが母犬かぁ」
「きっとお腹も空いているだろうから、チキンを与えて、食べている間に捕獲だ」。
「あっ、子犬が逃げたぞ」「おっ、こっちにも子犬が」
鈴にとっては、初めて聞く車のエンジン音。
そして、初めて聞く人間の声。
それは、恐怖以外の何ものでもありませんでした。
「キャイン!キャイン」「ガウウウウウっ」母犬や兄弟犬の抵抗の声が聞こえます。
「おっ、母犬に逃げられたぞ」
「寝床は、この茂みの中かぁ~」
「おっと、ここにもまだ子犬がいるぞ!!」
その時、茂みをかきわけ入ってきたのが、鈴が見たはじめての人間。
鈴は、恐怖のあまり、腰を抜かし、震えて全く動けませんでした。
「はい。子犬捕獲!!」
そして、鈴はトラックに乗せられ、とある施設に連れて行かれたのです。
そこには、大好きな母犬の姿はありません。
ペンキを塗ったコンクリートの上に置かれた金属ケージ。
その中に入れられた鈴は、恐くて恐くて、ケージのスミでただじっとしているだけ。
世話をする人間がときどき、その部屋に入ってくるのですが
自分を殺しにやってきていると思い、何も口にできなかった。
そんな感じだったのでは?と思います。
鈴にとっては、この一連のことは、まさに「悪夢」。
ときどき、ちょっとしたきっかけで、大好きな自然の中にいても、
その時のことが思い出されてしまうのか
ブルブル震えることがあります。
でもね。
楽しいことがどんどん増えている鈴ちゃん。
そのうち、自分に自信がついて、いろんな経験をしていくうちに、赤ちゃん犬の頃のそんな出来事も
きっと思い出さなくなるはず。
うちの家は、中学校の校舎のすぐ近くて、
お向かいさんの家の向こうが、中学校の校舎。
気候のいいこの時期は、窓を開けているようで、お昼休みともなれば、かなりの騒がしさ。
でも、鈴ちゃん
そんな時もカーポートの横に出て、しっぽフリフリ過ごしています。
これを見ただけでも、やっぱ成長を感じます。
愛すべき、鈴ちゃん。
これからもよろしくね。
風ちゃんは、今までいっぱいいろんなことを経験して、学習してくれているから
後は、健康で長生きすること。
それだけかなぁ。
最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。
そんな鈴ちゃんにポチっをお願いします。
←すみませんが両方押してください→
いつも押してくださって、どうもありがとうございます。
風ちゃんの応援もよろしくお願いします。