雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

平穏な ペットの死って なんだろう?!

2012-10-21 08:23:10 | 風ママの研究&学会ネタ・わんこニュース
昨日は、 NPO法人[動物愛護社会化推進協会]の2012年秋の公開シンポジウムに参加してきました。


テーマは、「ペットの平穏な死を考える」。


夕方に帰宅して、その後 風鈴の散歩をして

夜ゆっくり、パソコンに向かえると思っていたんですが


疲れて、お風呂にも入らず寝ちゃった私。


なので、コメントのお返事&訪問が遅れちゃって、ほんまにすまんです。




シンポジウムには、3名の方の講演とパネルディスカッションがありました。

その中に、風が手術と入院でお世話になった、VRセンターの方もいらっしゃいました。



VRセンターは、特殊な動物医療施設。

一般の動物病院ではできない、CTやMRIの検査と手術を「動物病院」からの紹介で専門に行っているところです。


風ちゃんも、CT検査、手術、入院とすべてを体験し、動物看護士さんに大変お世話に
なりました。


でも、今回のシンポジウムで、ここの動物看護士さんの苦労を知り、さらに大変な仕事だと実感しました。


一般の動物病院だと、健康診断やワクチン、フィラリアの検査や、予防薬をもらいに・・・・など

健康なワンちゃんもやってきます。


また、子犬の頃から、ずっと通い続けくれるワンちゃんもいて、その子の成長を

見守って行ける楽しみがあります。


もちろん、病気のペットの治療もしますが、元気になってからも、健康診断などで顔を出すことが多いので、それか喜びだったりします。


大変なことも多いけれど、治療していた子が元気な姿を見せてくれるのは、喜びだったりするそうです。




でも、2次診療施設のVRセンターは、健康なペットは、まず来ません。

それも、一般の動物病院で、疾患の原因がわからないものや、すでに重篤になっている病気のペットがやってくるのです。


手術のプロフェッショナルが揃っている施設なので、ここでは毎日4件の手術が行われているそうです。


それでも、風ちゃんの時も、CT検査から随分待たされたので、常に手術の順番を待っているペットたちがいるってこと。


検査結果が出て、飼い主さんがペットの手術を決意した場合、

スタッフは、手術に最善を尽くし

術後も24時間態勢で、容態の変化を見てくださっている。


それでも、やはり亡くなってしまう子も、多いのだそう。


もともと、難しい手術ということもあるだろし、手術が成功しても2日後ぐらいに合併症などが出て

容態が急変して、亡くなる場合もあるという。


私が思うに、VRセンターまで愛犬や愛猫を連れて来る飼い主さんは、非常にかなりその子のことを愛している場合が多くて、絶対に助けてくれると信じてやってくる。

それが、風ちゃんのように手術が成功して、笑顔で退院できる場合は、いいけれど


そうじゃない場合の飼い主さんに、動物看護士さんは、どうしてあげたらいいのか、常に悩むのだそう。


患者さんである動物の死は、飼い主さんも辛いけれど、担当している動物看護士さんも辛い。



そういうこともあり、「動物看護士が天職」だと思われているような人でも、メンタル的にダメージを受けて、ここでの職務を続けられない人が多いんだって。




その話を聞いたとき「ああ、私は風ちゃんがお世話になっている時、なんて感謝がたりなかったんだ」と。

いや、食欲がない風ちゃんに、ウエット食をわざわざ手からあげてくれたり

いろんな努力をしてくださり、本当に感謝していた。


その感謝をお手紙などにして、ちゃんと伝えなかったんだろうと、思っちゃいました。


いや、それは抜糸の時に「腎細胞がん」の告知があって、そのショックで私自身余裕がなくなっていたから。


でも、数ヶ月後には、またCT検査でお世話になる風ちゃんだから、

その時に、ちゃんと感謝の気持ちを伝えようと思いました。






また、昨日のシンポジウムでは、動物は自分の死期を自分で決めているのではないか?

という話が出ていました。


頑張って生きようとするのか、「もう、自由にして。私天国に行くから」と旅だって行くのかは
その子自身が決めている…。


てな、話が出ていました。



そういえば、風ちゃんの手術前に、執刀医の先生から、詳しい手術の内容を聞かされた時に

「私たちは、最善を尽くしますが、後は風ちゃんがどれだけ頑張ってくれるかです」と

言われました。


(風ちゃんが頑張るって、風ちゃんは麻酔で寝ているだけやん)とチラっと思った私。


でも、麻酔で意識はなくても、生きようとするパワー、病気に打ち勝とうと頑張るカラダがなければ

手術が成功しても、元気になれない場合があるんだと実感しました。


麻酔されていても、手術中、風ちゃんのいろんな臓器は生きているし、血も流れているし、心臓も動いている。

手術中、疾患場所以外のそれらが、全部頑張っているからこそ、命が助かったんだと、つくづく思いました。


頑張るのは、意識だけじゃない、カラダのすべてなんだと。


手術を頑張った風ちゃん、そして入院中、術後の痛みとも頑張って耐えてくれた風ちゃん。


今になって、本当にすごいことだったんだと実感しました。


逆に「ボクがこのまま生きても、大好きなパパやママを困らせるだけ。ボク、頑張れない。だからいいの旅立つの」と逝ってしまうこともあるかもしれない。


その覚悟は、しておかないと・・・と思いました。








また、今回のシンポジウムでは、大学の名誉教授で住職でもある方のお話がありました。

「人間の場合、4割の人が自分が亡くなる前に、お迎えが来るそうです」と。


「お迎え」とは、夢か現か幻かわからないけれど、先に旅立った親や兄弟、親友などが現れて

こちらの世界へ来る時がきたと、迎えにくることです。



そのお迎えを体験した後、亡くなることが多く、「お迎えがきている」と言った8割の人が平穏な死だったとう話です。



そのお迎え役には、先に旅立った親や兄弟、親友など人間の場合もあるけれど

先に旅立った愛したペットがお迎えに来ることも多いのだそう。


「ペットは、死んでからも、飼い主を見守り、その飼い主の最期の時まで、愛してくれた人が平穏な死をとげられるよう、お迎えに来るのかもしれない」とその住職さん。



そういうことも、あるような気がします。







最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

風ちゃんが生きていることに感謝!!

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追伸、ぷぅたろさん。
地図を見たら、大阪工業大学の枚方キャンパスと山田池公園は、車ですぐだと思います。
もちろん、ワンコOKです。

私は、今日は夫の実家に行くことになったので、山田池公園へはいけませんが
花が好きな人なら、楽しめると思います。

ワンコ連れじゃなかったら、樟葉駅前のくずはモールとかでショッピングなども、時間をつぶせると思います。


つきあえなくて、ごめんなさいです。