南米のインカには数百トンの石の建造物がある、2400メートルの山頂に300トン以上の巨石を運び、カミソリの刃が入らないように積み上げている、21世紀でも解明されていないのではあるまいか。
このインカの文明は、コカの葉と親密な関係があった。
「コカ」には、向精神作用があり、精神を覚醒させ、筋肉活動を高め、多幸感を高める。
「多幸感」とは、幸福な気分、非常に満ち足りた喜びの感情である。
コカの木は、アンデス山脈の1000~2000メートルの高地で栽培され、年に3~4回、摘み取られる、それを、アルカリ性の生石灰に混ぜて噛むと、たちまち疲労が回復し、飢えを忘れさせ渇きを癒やしてくれる。
インカの建造物が、どのようにして建設されたかは不明であるが、その労働者たちがコカの葉を常用していたことは確かなようだ。