インカでは脳の手術をしていたらしい、どのような外科器具を使用したのであろう、確か鉄器はなかったはずだ、鋭利な石器を利用したのか、また、患者の痛みを和らげるためにコカの独特な処方があったのであろうか。
ところで、風邪の薬に入っていたエフェドリンは、漢方薬に使われている麻黄・エフェドラの成分として発見され、喘息の特効薬として使用された。
このエフェドリンを合成する途中に誕生したのがメタンフェタミン、「メタンフェタミン」の商品名が「ヒロポン」。
そして、アメリカでもエフェドリンに似たアンフェタミンが合成された、「アンフェタミン」も喘息の治療薬として服用されたが、強烈な覚醒と快感作用のために、一般の人々が、しきりに利用するようになる。