何人かのクリスチャンを知っているが、私には、Catholicは明るく、Protestantは暗い。
Catholicは、あのカトリック禅の人々で。ドイツ人・イギリス人・スイス人・ヒリピン人・韓国人・カナダ・・・彼らは大らかで健康で明るかった、きっと上流クラスのメンバーで金持ちかプチ・金持ちだったんだろう。
教義的にはプロテスタントの方が発達しているのかもしれないが、実際はどうか、そう性格の悪い人がいる、ある研究会に3人の大学院生が入ってきたのだが、3人ともProtestantで、ネチネチ・トゲトゲ、まあー ひどかった、今でも腹が立つ、新約聖書を広げ、深刻そうな顔をして、
「ここからここまで暗記してくるように」
あの時期の5歳は大きい、今なら断れるが、その頃は、聞かないわけにはいかない空気、なんて失礼な奴だ、宗教者には、こういったヘキのある人が多い、
「オレは正しい オレのやっていることは ゼッタイに正しいんだ」
その瞬間は、神と一体化している気分なんだろうネ。
あの事件をもう一度、
「聖書の研究会をやるので参加するように」
「・・・」
数日後、キャンパスで会うと、
「ぼくは 君にワン・チャンスをあたえた」
「・・・」
「君は それを無視した」
「だから 君が地獄に堕(お)ちても ぼくの責任ではない」
青白い横顔、今でも覚えている、なんというセリフ、その後、こんな無礼な人間にあったことはない、だが、これこそが、キリスト教徒のホンシツかもしれない。
それから大学院に進学して、仏教を学んだ、そこで、
「邪知分別知(じゃちふんべっち)」
これが近代世界を席巻(せっけん)している、あらゆるモンダイの根本には、これがあると思う。