実をつけなくなった柿の木に、美しく着飾った子供を上らせ、下では、ギラギラに研(と)いだカマを持ったオトコが、
「成るか 成らぬか 成らねば切るぞ」
子供が、
「成ります 成ります」
この習慣が、ニッポンの各地にあった、これこそが、原始道教の脅迫信仰、天地の万物を支配する、ところが、ところがである、この儀式のあと、実をつけるようになる柿の木があった、長い間、これが分からなかった、
「そんなことがあるんだろうか これじゃあ 魔術じゃあないか」
ある日、「実がならなくなった木は 枝や根に刺激をあたえると 実がなるケースがある」
「これだ これだ」」
思わず跳びあがった、ここには、宗教と科学の禁じられた結婚があった、あの広大な大陸に広がるには、それなりの原因があったからなのだ。
もうひとつは、子供たちの、
「あーした てんきにしておくれー」
もし天気にしてくれなければ、
「おまえのクビを チョンと切るぞ」
テルテル法師は原始道教の下位のカミさま、この神さまをおどしているのだ、そして、ニッポンの人々は、この神を、はげしく嫌った、それがニッポンの格の高さであり誇りであった。
この信仰にあっては、
1、平気でウソをつき
2、約束を守らず
3、何十年も前のコトをグチャグチャと言う
これでは、とても儒教の国とは言えない、ニッポンの大学のセンセーは、なにを研究ぢているのか。