国会議員の秘書をしていた時、大蔵省(当時の)委員会を、
「時間があったら 傍聴してもいいですか」
タイヘンなことになった、代議士の夫人は岡山県にいたのだが、長距離の電話が、
「第二秘書に 空いてる時間なんかないはずです」
「・・・」
キンキンした声が、
「あなたは 主人のアトガマをねらっているんでしょう」
男にしかられるならなんとか受け止められるが、オンナには・・・この夫人は勝気で、選挙も大詰め、「あと100は ほしい」、古手の県会議員が「何百万円 回してくれたら 50はまとめられる」、議員婦人、
「あなたは この前の選挙でもそう言いましたね また だましとるつもりなんでしょう」
みんなの前でののしった、古手の県会議員、相手側についてしまった、それでもスレスレで勝てたらしい。
大蔵委員会の傍聴、大学ノートを持って、それでも、ものにはならなかっただろう、それなりの部署について10年20年いや30年、それでなんとか、いやいや、父子2代というのが多い、それで、なんとか、それなりの仕事ができる・・・
さすがに、議員は分かっていて、
「そんなに してくれなくてもいいんだよ」
「はい」
春になると、こころがうずく。