The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

One light of Catholic Zen 12

2019-10-15 09:54:19 | 世界経済

 仏教教団のウチマクについては知らないコトもない、少年の日、御前さまについて身延山に行った、長い坂を上り大きな玄関を入ると、若い層たちが四つん這いになった、御前さまは、この教団のトップ・クラス、御前さまの兄は、立正大学の学長で、一時代を築いた。

 御前さまが、奥の部屋に消えると、やがて、僧たちが話し始める、次第に、大きな声になり、ケタタマしい笑い声、
 「オレんときは オカズが3品だった」
 「なんの なんの オレなんか おチョウシがついたんだぞ」
 法事の供応、彼ら、それだけが楽しみなのだ、
 「あの若ゴケ いろっぽかったな」
 「モチハダが ほんのりとサクラ色で」
 「ながーい夜 どーすんだろーな」

 「おまえ まさか」
 「ヒッヒ・ヒッヒ・ヒッー ご供養(くよう)・ご供養・・・」

 御前さまがもどってくると、さっと四つん這い、カエルにもどった、
 「ははあー」

 御前さまが、
 「どうだった」
 「お寺がほしいと云ってました」
 「いまは むずかしいんだよ」

 遠い遠い日、老僧と少年。