大学院の3番目の学生は、優秀だったらしい、
「『らしい』というのは よく分からないからだ」
ワタシとは、タイプがちがう。
一度、彼の下宿を訪問した、本棚に数十冊の大学ノート、
" May I see it ? "
" Yes!"
初めから終りまで、びっしりとヨコモジ、わたしのきらいなドイツ語、パラパラとめくると、とこどころに紅いライン、
「これ アタマに入っているの」
「もちろん」
重要なトコロをアタマに入れている、数十冊の大学ノート、早稲田の教授が逃げて回る・イルスをつかう、
「ショウブにならないのだ」
これだけの頭脳は東大の法学部にもマレであろう。