The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

中国の strategy 16

2020-03-20 08:18:51 | 世界経済
 古野さんの蔵書、バラバラにされていた、これでは、研究のヒントやプロセスが分からない、
 「なんてえことを してくれるんだ」
 「あの真柱の時代なら 絶対に許さなかっただろう」 

 何も分からない連中の作業だ、これでは、あの芸術新潮のオンナ編集長以下、
 「ヘーヘー スースー」 
 「ハーハー スースー」

 あの大学の図書館にヌカリヤ・カイテンというセンセのコーナーがあり、今でもあると思う、カベ一杯に、彼の人生の蔵書、このセンセイは僧侶で教授だった。 

 ヌカリヤ先生、ヨーロッパに出かけたのだが、「夜の姫君」と国際親善、十善戒の不邪淫戒を犯してしまった、つまり、あんなことをしたのだ、この時、おミヤゲをもらってしまった、それは、
 「ウメのサケではなく ウメのドク」 

 あの芥川龍之介もそうで、岡本かの子の「鶴は病みき」に詳しい、それでもヌカリヤ先生、最後まで書籍を手にしていたらしい、あの毒舌の老僧、
 「あいつは 最後に ヌカッタんだな」

中国の strategy 15

2020-03-18 09:33:36 | 世界経済
 古野さんの玄関の右側の壁に「紅い布」、
 「いい色ですね」
 「そうか」
 「魂にしみいります」
 「ふふふ」
 「なんですか」
 「ジャワ更紗(さらさ)だ」  
 そして、 
 「この家には 仏教やキリスト教の学者がたくさんやって来た しかし だれひとりとして 気がつかなかった」 
 「君だけだ」
 古野さんが亡くなると膨大な蔵書を天理大学に寄贈した。

 古野さんは大学の卒論をフランス語で書いた、あのトインビーが来日した際に対談したが、トインビーは、
 「あなたは わたしよりも多くの本を読んでいますね」 

 私は、奈良の天理まで、古野さんの「いのちの蔵書」に会いに行った。  

中国の strategy 14

2020-03-18 09:19:55 | 世界経済
 芸術新潮の編集長に、世界最古のキリストの肖像画について話した、
 「はーはー」
 当時は女性編集長だった、
 「すーすー」 

 これだけのモノ、一人でも多くの人に見せてやりたい、
 「はーはー すーすー」
 編集長、男性でも女性でもいい、しっかり仕事をしてくれればいい、だが、
 「すーすー はーはー」   
 
 こまったことだ、この会社、
 「どうなっていたんだろう」 

中国の strategy 13

2020-03-17 09:58:01 | 世界経済
 宗教学者の古野清人先生は、真柱の友人で、コレクションの完成に尽力した、真柱はそのお礼にプレゼント、それが、
 「世界最古のキリストの肖像画」
 アレキサンドリアの郊外で発見された、もちろん鑑定書がついている、メトロポリタン美術館にそっくりなモノがあるらしい。 

 これっ、 
 「値段がつけられない」
 古野さんの居間にぶらさげられていた、
 「いいですね」
 「ふふふ」
 古野さんは、タイヘンな豪傑で、イエス・キリストを、
 「ヒツジ飼いのあんちゃん」 
 私が、
 「これなら 言うことを聞いてもいいですね」
 「老人に力あれば 若者に知恵あれば
 この若者は 矛盾するふたつを 持っている」 

  「ふふふ」
  古野さんは、うれしそうだった。

中国の strategy 12

2020-03-16 09:23:42 | 世界経済
 奈良の天理に、天理教の博物館・「参考館」がある、ここは、知る人ぞ知る、名品・絶品の宝庫、何代か前の真柱(しんばしら)が蒐集したもので、この方の眼力がハンパでなかった、一級品中の一級品だ。

 こういったものは、一人の眼力以上ではない、だから、弱気な公務員の寄せ集めといった都立・国立の美術館は2流3流品を集めてしまう、彼ら、
 「自信が ないのだ」 

 生きた人生を生きていない者に「生きた作品は見抜けない」、ここに、道教の「式神」の像があった。
  

中國の strategy 11

2020-03-15 10:21:05 | 世界経済
 秩父宮は帝国陸軍の将校であったから、軍事訓練を指導し、真冬の渡河も率先する、そして、日曜・祭日は多くの訪問客を受け入れた、これでは、
 「どんなに頑健であっても 身体がもたない」
 終に発病する、悪意は無かったのであろうが、それは「贔屓(ひいき)の引き倒し」。
 
 終戦の際の昭和天皇の果断な行動は、あるいは、
 「英邁な弟君が あらせられたからではあるまいか」 
 それは、
 「なにがあっても 弟がいる」
 見えない助力があったのかもしれない、
 「あのヒトラーを叱咤激励(しったげきれい)した秩父宮がいる」

中国の strategy 10

2020-03-14 09:36:54 | 世界経済
 昭和29(1954)年、大戦の9年後に発表された「七人の侍」に登場する俳優たちは、戦争を体験して、おちつきと風格があり、
 「オトコの顔をしていた」

 ヨコハマの下町の銭湯には、何人かの老人が通っていたが、その一人は、
 「ツギハギのカラダ」
 近くで砲弾が破裂したという、
 「ゴルゴ13も 真っ青」

 「ヤスクニに行きましょう ヤスクニに行きましょう」 
 戦争を終え、高度経済成長を支えたニッポンのオトコたち、唯一の楽しみは「セントウ」
  あの大学院よりも、多くのコトを学んだ。

中国の strategy 9

2020-03-13 09:39:06 | 世界経済
 大正天皇の第二皇子・秩父宮は、大戦前、イギリスからの帰途にドイツに立ち寄った、すると、一代の風雲児・A.ヒトラーが歓迎の席をセット、あの甲高い声で、
 「スターリンは 信用できない」
 「あいつはクズだ クソだ サイテーだ」 
 「ワンワン言えばイヌとおんなじ メエーメエーいえばヤギとおんなじ」
 そのようなコトを言った・・・ 

 すっくと立った東洋の貴公子、 
 「どんな事情があるにせよ どんなる理由があるにせよ」
 「・・・」 
 「かかる公(おおや)けの席で 一国の代表を 悪しざまにののしること それは」
 「一個の gentleman のとる態度なのでありましょうか」
 「ポカーン」
 
 東海の島国に、
 「1人の男子あり」  



中国の strategy 8

2020-03-11 10:06:06 | 世界経済
 昭和11(1936)年、2・26事件の際、秩父宮を推す声が上がった、
 「明治天皇の英邁な資質を継いだのは 秩父宮さまだ」
 秩父宮なら、軍部の暴走をおさえられる。

 昭和天皇は、はっきりしない、若い将校たちを見殺しにする、統治権・統帥権のトップの優柔不断な態度はこまる・・・
それが、みごとな宣言、この国を救ってくれた、
 「忍びがたきを忍び 耐えがたきを耐え・・・」
 日本は大関だから、負けるときは、
 「コロリと敗けなければいけない」
 「ジタバタすると 大けがをする」

政治民族のあの中国人、
 「口を アングリ」
 

中国の strategy 7

2020-03-10 09:20:34 | 世界経済
 1972年9月、日中共同声明のために北京を訪れた田中角栄に、不倒翁・周恩来は、
 「昭和天皇さまに よろしくお伝えください」

 周は、日本の本質を見抜いていた、あの大戦の終息宣言、
 「ピタリとおさまった」
 政治民族の中国人だから分かる、
 「こんなことがあるのか あっていいのだろうか」
 「これこそが 政治の政治 政治の傑作 真骨頂だ」 
 「イギリス・フランス・アメリカが childish に見えるではないか」

 中国の老政治家は、 
 「人類の歴史で これほどのイベントがあっただろうか
    王宝殿に 上れば 
      野老 謳歌す           」