Catholic met Zen Buddhism 15

　その時、葉山と横浜と西早稲田が「ひとつの場」になっていたんだろう、

　「人形と老女と秋山さん」

　どうやら、こちらのチカラが強かったようだ、人形はきれいに消えていた。

　草津温泉の外れに町立の資料館があり、何百体もの人形が展示されていた、

　「近くの農家のものです」

　古いものがあった、もう、フンイキが出ている、

　「だから　不幸のあった家の人形は　引き取らないことにしているんです」

　さすが、よくわかっている、

　「受付にひとりでいると

　　　トコトコ　

　　外に出ていくのがいるんです」

　「どうするんだい」

　「声をかけるんですね

　　　どちらへいらっしゃいますか

　　　ちょっとそこまで・・・　　　」

　　量子力学の「量子モツレ」では、

　「100億光年の空間が　ゼロになる」

　ハヤマとヨコハマ・西ワセダは、手のヒラ以下であろう。　　

Catholic met Zen Buddhism 14

　ユングの秋山さんに、これこれこういうことで、次のシュンカン、

　「あなた　あぶないわよ」

　「どんな理由でもいいから　ことわりなさい」

　電話で1分、

　「そのおばあさん　いいヒトじゃあないわね」

　「先生が言うと説得力がありますね」

　「な・なんですって」

　その時、人形が、

　「ブルブル」

　「いくらわたしは運がない　亭主は愛人を作って帰ってこない　一人息子は悪いオンナにひっかかって家を出たと言うけど　そんな気持ちの悪い家にいられなでしょう」

　深夜、何時間も人形とおしゃべり、

　「そのおばあさんが　ひきよせているのね」

　さすが、秋山さん、

　「むかしは　こういうことに対処できるヒトがいたんですよ」

　人形がブルブルとふるえている、ずいぶん小さくなっていた、プレミアムな声が、

　「それでも　なんとか乗りこえられそうね」

Catholic met Zwn Buddhism 13

　５Gの何十倍何百倍の高速情報系が、人形と老女の間に成立していたのかもしれない。

　ヨコハマの家にもどり、部屋のスミにあの人形が、

　「ケタケタ」

　「ギョエー」

　うれしそうに、

　「ケタケタのケタ」

　とんでもないことが起きてしまった、

　「フホウカタクシンニュウ（不法家宅侵入）だぞ」

　「ケタケタ」

　ちょっと大きくなった、

　「こいつは　怒りや不幸・悲しみで成長するんだな」　

　ほっておこうか、ところが寝ようとすると、天井イッパイに広がり、

　「ケタケタの100乗」

　ずいぶん大きくなっている、その時、

　「そうだ　悪いコトは悪いヒトに聞こう」

Catholic met Zen Buddhism 12

　貸主の老婦人の部屋は、はりつめた空気、婦人の右足のそばに, お人形さん、

　「それは」

　「菊枝ちゃんでーす」

　「・・・」

　「初めてのお宮参りで買ったんですのよ」

　うつむいた顔から、異様な気を発している、

　「殺気だ」

　それは、

　「おまえなんか認めないぞ」

　「認めない　ゼッタイに認めない」

　「うすぎたない　ニンゲンのオスめ　消えてしまえ　消えてなくなれ」

　「消えなければ　消してやる」

　「そうか　ムナサワギの原因は　これだったのだ」

Catholic met Zen Buddhism 11

 

　私は、空中に張り付いている、はるか下に、ハバが数百ﾒｰﾄﾙ・長さが十数ｷﾛﾒｰﾄﾙ、巨大なヘビが泳いでいく、

　「ゼッタイの存在」

　「戦慄的な美しさ」

　「ヒトは　まったく無力である」

　ところで、

　「ヘビは　無意識世界のシンボル」

　書くことは、無意識を意識化するコトでもある、そして、カトリックの背後には、ギリシャ・ローマさらにゲルマン社会がうずくまっている、それらを上手に支配してきたのがカトリックだったのだろう、

　その頃、ちょっとした論文をまとめるために、部屋を探していた、

　「葉山に　ありました」

　バス停を下りた時から、ムナサワフギが襲ってきた、

　「どうしたんだろう」

　５月の陽光のの下に、その家があった、

　「黒ネコが　うずくまっているようだ」

　貸主は老婦人で70を超えているはずだが、ぬらぬらとした白いハダ、真っ赤なクチビル、

　「枯れていない」

　ムナサワギは、ますますひどくなった、

　「とんでもないコトが　まちうけているのかもしれない」

　

Catholic met Zen Buddhism 10

 The practationers find their time from busy wok go to Shinmei-Hall and sit .

 On one day , I asked to Enomiya  about Catholic Zen , he answered ,

 " Buddhism or Christianity , either one is all right ."

　熱心な参禅者は、仕事の合間をぬって参禅していた。

　ある日、私は、思い切って、

　「ここは　仏教ですか　キリスト教なのですか」

　すると、

　「どちらでも　いいのですよ」

　「ひとりでも多くの人に気が付いてほしいのです」

　「いつでも　すわってください」

　愛宮神父は、そう思っていたのだろう、

　「だからこそ　あれだけ多くの人々が参禅したのだ」

Catholic met Zen Buddhism 9

 Zen stresses the limitation of languge and writing , this is called FURYU  MONJI on direct teaching without dependence on words or writing .

 「禅」は、言葉や書籍の限界を強調する、これが不立文字、言葉や文字にたよらない。

　ここには小さな図書室があり、カトリックと仏教の書籍・文献、それはエリスふりのモノ、おそらく神父のコレクションだったのだろう、ここで、

　「読みに　読んだ」

　原田祖岳の自伝を読んだ、

　「思想的には　得るものはない」

　これは、あの山本玄峰と同じ、

　「禅宗とは　そういうものらしい」

Catholic met Zen Buddhism 8

 Non-Catholic had no need for difficult doctorine of theory and they have nothing to do with the religious strategy of Catholic order .

 カトリックではない者には、難しい教義は必要ない、そしてカトリック教団の狡猾な宗教戦略とは無関係であった

　神父は、秋山さんをタイヘンに尊敬しておられた、なにしろあのチャールズ皇太子と親交があったｳﾞｧﾝﾃﾙ･ｳﾞｧﾝ・ポスト卿のガール・フレンド、残んの色香がまだまだ、もちろん、それだけではない。

　年に７～９回の接心、各回に、５日から９日間、１回には３０～７０名が参加、そのうちの２０～３０％が外国人、やがりドイツ人が多かった、

　「とにかく　熱心だった」

　経行（きんひん）でふらふらの老婦人、

　「このひと　ここで死ぬんじゃあないのかな」

　それでもやりとげた、大茶礼の時のうれしそうな顔が忘れられない、

　「これが　ゲルマン魂か」

　

　これは、この国の仏教教団には、見られないものだろう。

Catholic met Zen Buddhism 7

 

 Easter and Christmas were originaly the customes of native European , but by incorporative these as Christian rite , these people brought in as beliebers .

 I doubt this Catholic Zen is one of them for Vatican .

 イースタヤクリスマスは　本来　ヨーロッパ人の習慣であったが　キリスト教の儀式に合体させることによって　彼らを信者にとりこんできた　

　カトリック禅の運動も、バチカンにとっては　そのひとつだったのかもしれない

　ユング心理学の秋山さと子さんに、

　「このままでは　とられちゃいますよ」

　なんと、

　「それでも　いいんじゃあないの」

　「・・・」

　「こちらの仏教教団が　あのザマなんだから」

　寺院の跡継ぎが仏教学部の入試に受からない、夜学にも落ちた、

　「ゲタをはかせてタケウマのせて　おんぶにだっこ　それでも　ああなのよ」

　「シスターたち　熱心です　ナミダがこぼれました」

　ここを紹介してくれたのは、秋山さんだった。

Catholic met Zen Buddhism 6

 While christianity originally had no worship of idol ,  it absorbed the goddes worshippers through the worship of image of the Virrgin Mary .       　　

　キリスト教は　本来　偶像を崇拝しなかったが　マリア信仰を取り入れることによって　女神信仰の連中を　見事に取り込んでしまった。

　大学生の時、ﾌﾟﾛﾃｽﾀﾝﾄの大学院生が聖書の研究会に出席するようにと命令口調、行かなかったのだが、このオトコ、

　「ぼくは　キミにワン・チャンスをあたえた」

　「・・・」

　「キミは　それを聞かなかった」

　「・・・」

　「だから　キミが地獄に堕ちても　ボクのセキニンではない」

　言いも言ったり、

　「だが　この国では　こういうのが　多いようだ」