The orthodox civilization is the festival politics of Japan

「安藤真の『世界文明の正統は』」の続き、祭政は人間中心を超え物質文明を越える、これを受け継いでいるのが日本の伝統と文化

世界文明の正統 下

2021-01-03 09:05:25 | 世界経済


 つまり、
 「ニッポンの祭政には 超近代の萌芽がある」
 これは、どういうことか。

 その前に、近代文明は、
 1,個人の成立
 2,合理思想を前提
 だが、この二つはない、存在しえないのだ、
  個人はない 個人に似たものがある
 一瞬一瞬、変動している、
 「わたしは わたしの影である」
 この辺は、仏教がお得意、
  仏法習うとは
  己に習うことなり
  己に習うとは
  己を忘れることなり・・

 合理的思考のは、1905年の相対性理論の宣言によってひっくり返された、
 「この世界・この宇宙に絶対はない」
 「時間と空間も 絶対ではないのだ」

 だから、古いものが新しかった、祭りの喧騒と笛の叫びのなかに、新しい時代への、
 「呪文が かくされている」



世界文明の正統 中

2021-01-02 09:27:19 | 世界経済
 

 この国では、ヒトがヒトを越えるとカミ・神になる、そこにこそ、
 「近代をこえるヒントがある」
 古いが新しい、この国の祭政社会には、超近代の萌芽があった。
 800年前、鎌倉の武家社会は、静御前の舞によって、祭政社会の扉を開いた。

 その時、鎌倉の八幡宮では、 
  ♬ しずやしず しずのおだまきくりかえし・・・
 「おのれ しずか のろけおって」
 「ゆるさん ぜったいに ゆるさん」
 「鎌倉の政治を 愚弄(ぐろう)しおって ゆるさんぞー」

 政子が、
 「うたわせてください
  まわせてください
  しずかは 
  しずかは
  いのちをかけているのです」
 「・・・」
 「たたかいがおとこのいのちならば
  恋は 
  恋は
  おんなの いのちなのです
  まわせてください
  うたわせてください
  まさこ 一生の 
  まさこ 一生の
  おねがいです おながいです」

 鬼をも恐れぬ鎌倉のもののふが、袖でなみだをぬぐう。
 ♬ みよしのの みねの白雪 ふみわけて
         いりにし人の あとそ恋しき あとぞ恋しき 」

 これこそが、
 「日の本の さいせい ぶんか」
 



世界文明の正統 上

2021-01-01 08:39:02 | 世界経済


 「世界文明の正統は 古代中国の礼楽と 
           日本の祭政である」

 中国の皇帝は日夜政務に献身していた、
 「陛下 お痩せになりました」
 「我 痩せたりと言えども 天下は肥えたり」
 これが、中華文明の真骨頂であり、「極み」。
 「王 宝殿に上れば 野老が 謳歌する」

 それこそが、「王道政治」だったのだ。

 これに対して、ヨーロッパ人の作った近代世界、
 1,巧妙で狡猾なプロテスタンチズム
 2,アングロサクソンの政治力と軍事力
 3,ユダヤ金融資本の世界的展開
 しかし、これは、覇道政治、

 「それが 世界を ひっかきまわしてきた」