５ ー外人部隊２ー

　外人部隊は、

　１、美女

　２、賢女

　３、厚塗りの人

　４、若作りの人

　職業は、

　１、カウンセラー

　２、医者

　３、アニメ作家

　４、大学教授・・・

　なにかを求めているようだ、

　「若い頃は　かわいくてきれい　ちやほやされた　だが　人生の半ばにさしかかって　　本当のモノを探したい」

　だから、

　「ヒトコトも発しない」

　厳粛な熱気が占めている、

　「秋山さんは　やる気のある人が好きだった」

4 ー 秋山さんと外人部隊 ー

   

　開口一番、

　「レポートで採点します」

　「レポートを提出すれば単位はあげます」

　すると、

　「ガタガタガタ」

　どんどん学生が出ていく、残った学生は３名、女子学生、ところが教室には２０数名、

　「これは　外人部隊」

　秋山さんの講義を聞くために東京中、いや日本中から集まって来た、

　「迫力がある」

　「静かな熱気が立ち込めている」

　ユング心理学の秋山さと子さん、

　「やる気がある学生が好きだった」

　おっと、男の子は、

　「わたし　ひとり」

　右側の奥の席で、おとなしく座っていた、前を見ると、

　「ムラサキ色の空気が立ちこめている」

　ちょっとシンパイ、

　「生きて　かえれるだろうか」

３ ー西海岸の母子ー

　アメリカの西歳岸の母子、母親は教育ママ、あれやこれや口うるさい、それが嫌で、娘は東海岸の学校を選んだ。

　この娘、ある日、

　「アタマが軽くなった」

　そこで、西海岸の母親にデンワ、すると、

　「わたし　あなたのこと心配するのやめたの」

　これからは、

　自分の生きがいを見つけて、　

　「生きていくことにしたの」

　西海岸から東海岸、数千キロ。あるだろう、それをジャンプしたのか、

　「たんなる偶然のケースとも思えない」

　　　　

　

　

２ ー synchronicity ー

　 ユング心理学には。synchronicity・共時性という概念がある、「思ったコトが　起こる」

　これは、時間と空間の制限を受けないようだ。

　どういうメカニズムか、あるいは、

　「相対性の次元を超えているのかもしれない」

ユングと日本の女たち １

　

　A big snake swam under me that was the wide of several hundred meater and the length of several kirometer . 

 How beautiful it is ! 

 How ftightenng it is !

 The snake is unconscious in psychology . 

 I asked it to her , 

 " What is it ? "

 She said ,

 " Sonething will change in you ." 

  夢を見た、私は、空中に張り付いていて、下を巨大なヘビが泳いでいく、

　「はばが数百ﾒｰﾄﾙ」

　「長さは数ｷﾛﾒｰﾄﾙ」

　ヘビは無意識の象徴、それにしてもこんな大きいのは初めてだ、ユング心理学の秋山さと子さんに聞いた、すると、

　「なにかが　変わるんじゃア〜ないの」

　「ぶなんなお答えですね」

　「なんですって　あなた　最近　ヒョーバン　わるぃわよ」

　「おかげさまで」

　これが秋山流なんだろう。

イカロスのナミダ 終

　

　日本にもどると、さっそく独参、

　「どうだった」

　「ウマが　パカパカ」

　「象が　パオーン　パオーン」

　

　彼らの潜在意識がうごめき始める、

　「道場は　百鬼夜行　おっと昼行ですね」

　「そんなもんだろう」

　「師家は　だれか」

　「R.ベイカー」

　「師家は　日本人でなければいけない」

　そして、ニッポンの禅僧は、

　「目が　青いうちはダメだ」

　「一刀両断」

イカロスのナミダ ６

　外国人観光客がやってきている、ある女性、

　「まず　シブヤのスクランブル交差点です」

　そして、

　「おスシとラーメン」

　よくわかっている、

　「いよいよだな」

　さて、西海岸の座禅道場、静かなはずの堂内に、

　「パオーン　パオーン」

　象が歩いている、さらに、馬が、

　「パカ・パカ・パカ」

　オオカミが、

　「ウオーン　ウオーン」

　彼らの潜在意識が顕在化しているのだ、日本の、どんな禅道場でも、

　「これほどではない」

　

　これでは、とても、」

　「道場とは言えない

　　

イカロスのナミダ ５ ー 西海岸の座禅ブーム ー

　西海岸で禅のブーム、指導者は、あの老僧の知り合い、

「見てやろう」

　サンフランシスコの禅道場、頑丈な鉄のトビラが開いて続々と入ってきた、

　１，白人系

　２，アフリカ系

　３，ヴェトナム人

　そして、カリフォルニア・インデアンの子孫・・・

　座禅が始まった、

　「なるほどたいしたものだ」

　彼ら、

　「そのうち日本に布教に行きますよ」

　だが、そのうち、奇妙なコトに気が付いた、

　「ちがう」

　「なにかが　ちがっている」

イカロスのナミダ ４ ーコペンの朝ー

　コペンハーゲンのYMCAに泊まった、朝、広間をのぞくと

　「ありゃりゃー」

　外国人、　

　「素っ裸で寝るシューカン・習慣　だった」

　彼らは、若い,　そんでもって。アレが立っている、

　「あれって　なんですか」

　「あれは　あれだよ」

　「それじゃあ　わかりましぇーん」

　「オトコのシンボル　如意棒・ニョイボー」

　「・・・」

　「それが寝息とともにゆらゆらゆーら　揺れている」

　すごい風景だ、

　「どうしたものか」

イカロスのナミダ ３ ー ローマで お買い物 ー

　１万リレ札を出した、お釣りの1000リレ札が1枚足りない、オンナ主人、

　「ニッコリ」

　「ああ　そうか　この手で気弱な観光客をだましてきたんだな」

　だから、大きな声で、

　「おうおう　あこぎなマネをしてくれるじゃあねーか」

　「・・・」

　「やってくれるね　このクソッタレばばあーが」

　ご婦人への罵りのコトバ、

　　　ババア

　　　クソババア

　　　クソッタレババア

　最上級は、めったに使えない、ローマだからである。

　「パチ・パチ」

　「オテントーさまはちゃんと見ているんだぜー　さあーさあー　ミミをそろえて　ミミをそろえて　あっ　けえしやがれ　けえしやがれえー」

　すると、あっさりと1000リレ札を出したではないか。

　「分かっていてやっているんだな」