こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

牛肉関税、20%台で攻防=日豪、EPAで26日に閣僚会談

2014年03月25日 23時39分04秒 | Weblog
gooのニュースに「牛肉関税、20%台で攻防=日豪、EPAで26日に閣僚会談 時事通信 2014年3月25日(火)18:56」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
日本、オーストラリア両政府は26日、2国間の経済連携協定(EPA)締結に向けた閣僚会談を東京都内で開く。
ロブ貿易相が林芳正農林水産相、茂木敏充経済産業相らと相次いで会談し、EPA交渉の大筋合意に向けた道筋を探る。
最大の焦点は、日本が現在38.5%を課す豪州産牛肉関税の引き下げで、20%台での決着を視野に攻防が繰り広げられる見通し。

豪州は日本に対し、牛肉の関税を半減の約19%へ引き下げるよう求めている。
豪州の報道によれば、日本はハンバーグの原材料などに使う冷凍牛肉の関税率を15年間で約27%に引き下げる一方、国産品と競合する冷蔵牛肉の関税率は約32%とする案を打診したもようだ。

双方の主張には依然開きがあり、閣僚会談では、関税引き下げの幅や期間で激しい応酬が予想される。
「お互いが納得できる形」(林農水相)のきっかけを見いだせるかがポイントとなる。
というもの。

牛肉関税20%台となると、日本の畜産は、TPP交渉に関係なく、もう駄目だろうな。
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昆布川柳コンテスト入選句

2014年03月25日 23時29分39秒 | Weblog
ついでなので、一般社団法人日本昆布協会が、「和食」が無形文化遺産登録されたことにちなんで、お題を「和食」とし、11月15日の「昆布の日」を挟んで昨年10月15日から11月30日まで川柳を募集した。

全国から応募のあった4,037句から一次選考として事務局で60句を選出し、二次選考として1月15日~31日にインターネット上で一般投票を実施。
「こんぶ王賞(キーワード「昆布」が入った川柳)」10句
「よろこんぶ賞(キーワード「よろこんぶ」が入った川柳)」10句
「昆布の日賞(2013年のお題「和食」をテーマにした川柳)」10句
を入選句として決定・発表した。

「ひかえめも ひきたて上手 昆布妻」(こんぶ王賞)
「身の丈の 幸せでいい よろこんぶ」(よろこんぶ賞)
「和食なら うまみは妻で 俺はだし」(こんぶの日賞)など

各賞の受賞句計30点は
昆布川柳コンテスト結果発表ページ http://www.kombu.or.jp/senryu_campaign/
で確認できる。

なんとなく、ニャッとする句があるぞ。
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オタク川柳大賞の入選句が発表された

2014年03月25日 23時19分33秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら「ブロードバンド接続サービスなどを提供するインターリンク( http://www.interlink.or.jp/ )はこのほど、「第9回あなたが選ぶオタク川柳大賞」の各賞を発表」という記事を見つけた。

今回で9回目となるオタク川柳大賞には、5,273作品が寄せられ、うち20作品が最終選考を通過。
各賞は一般投票(投票総数8,099)によって決定した。

「ネ申de賞」を受賞したのは「アニメ観て 泣く俺を見て 母が泣く」(れおにだす/20代)。
オタクとリア充両層から共感を得る結果となり、オタク層からはペンネームも評価された。

2位は「『バカモン!』を 四十四年 ありがとう」(静岡の甥/40代)
3位は「『いいね!』には 『すごく』『どうでも』 つけるべき 」(ふう太/60代)
4位は「『いつやるの?』 聞かれ即答 『いつかやる…』」(多々唯只徒/40代)。
2~4位までは人気テレビアニメ、Facebook、2013年流行語大賞などの「リア充にもわかりやすい作品」がランクインした。
というものだった。

http://www.575.cc/

で、20位まで見る事が出来る。
さらに、1~8回までの作品も見る事が出来る。

思わず笑ってしまうというか
情けなくなるというか・・・・
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STAP幹細胞:別マウスの遺伝子検出 山梨大の保存分

2014年03月25日 22時59分25秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら「STAP幹細胞:別マウスの遺伝子検出 山梨大の保存分 毎日新聞 2014年3月25日(火)21:58」という記事を見つけた。

内容は以下の通り
STAP細胞論文の共著者の一人が保管するSTAP細胞から作った細胞を簡易的に解析した結果、STAP細胞を作るため使ったはずのマウスの遺伝子のタイプが確認されず、別の系統のマウスしか検出されなかったことが、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の関係者への取材で明らかになった。
この細胞は、英科学誌ネイチャーで発表した論文には使われていないが、CDBはSTAP細胞の真偽を確認するため、論文に使った細胞を独自に解析する検討を始めた。

解析したのは、STAP細胞から変化させて作った「STAP幹細胞」。
iPS細胞やES細胞のように増殖する性質があるとされる。
一方、STAP細胞の再現実験が研究チーム以外で成功していないことなどからES細胞の混入も疑われている。

解析した細胞は、当時CDBに所属していた若山照彦・山梨大教授が、小保方晴子・理研研究ユニットリーダーに「129」という系統のマウスでSTAP細胞を作製することを依頼し、小保方リーダーが作製した細胞を基に作った。
若山教授が山梨大へ移籍後も冷凍保管していた。

STAP幹細胞ではSTAP細胞から変化後も、元のマウスと同じ遺伝子のタイプが確認されるはずだが、CDB関係者によると、山梨大が保管していたSTAP幹細胞2株を解析した結果、「129」ではなく「B6」など別の2系統のマウスが検出された。
この2系統のマウスはES細胞の作製によく使われるという。

若山教授は、この細胞などを第三者機関に送り、詳細な解析を依頼している。【須田桃子、八田浩輔、斎藤広子】
というもの。

なんでこうなってしまうんだろう。
なんでもっと、しっかりと確認・検証してから発表しなかったのだろう。
こうなっていってしまうと、たとえ真実だったとして、使い物にならなくなってしまう。
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「コメ展」サテライトブースは明日までです

2014年03月25日 22時49分04秒 | Weblog


企画展「コメ展」の開催に伴い、企画チームが全国に足を運び、形づくった特別な空間「コメ展」サテライトブース in 東京ミッドタウンは、明日までとなっております。

ブースでは「コメ展」企画チームの西部裕介(フォトグラファー)、山中 有(映像作家)の作品を特別展示しており、コメにまつわる様々な風土や背景に触れることが出来ます。

サテライトブース終了後は、「コメ展」会期中、 21_21 DESIGN SIGHT会場内にて、精米・販売します。

サテライトブース販売米一覧
(1)北海道 砂川市 砂川ゆめぴりか
(2)北海道 芦別市 芦別ななつぼし
(3)秋田県 鹿角市 鹿角淡雪こまち
(4)秋田県 仙北市 神代じゃんご米あきたこまち
(5)富山県 となみ野 アルギット米コシヒカリ
(6)新潟県 佐渡市 朱鷺と暮らす郷コシヒカリ
(7)島根県 大田市 石見銀山つや姫
(8)島根県 隠岐の島 島の香り隠岐藻塩米特選コシヒカリ
(9)高知県 長岡郡本山町 土佐天空の郷ヒノヒカリ
(10)佐賀県 松浦 逢地さがびより

※店舗状況により、精米サービスをご利用いただけない場合もございます。

ぜひお越しになってみてください。
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「コメ展」より

2014年03月25日 22時29分34秒 | Weblog
「コメ展」では、異類合戦物の、擬人化した餅と酒の戦いの絵「太平喜餅酒多多買」絵師:歌川広重 刊行年:天保14-弘化3年(1843~1846)財団法人味の素食の文化センター所蔵も、ご覧になる事が出来ます。



画中に見える名標は以下のとおりである。
酒方:楯に「瀧水」「銘酒武蔵野 明月」「銘酒 宮戸川」。
右図:「酒のわんぱくだつ満(ミつ)」「池田呑(のむ)照(てる)」「くだべの居(す)酒(へ)」「かけ附三平」「内田三(ミ)ッ割(わり)」「跡引(あとひき)長三(てうさん)」「紙屋(かみや)の菊(きく)王(わう)丸(まる)」「山川四郎雛(ひな)棚(だな)」「初尾(はつを)神酒守(ミきのかみ)剱(けん)菱(びし)」「伊丹(いたミ)之(の)助諸白(すけもろはく)」「五舛(ごせう)兵衛(へうへ)呑(のミ)継(つぐ)」「一本木(いっぽんぎ)割(わり)無(なし)」「四文壹五郎(いちごろう)」「こなから呑(のん)太(だ)」。
中図:「花山ちどりの助口元」「せうぶ酒長四郎」「にごりの四郎」「瀧水四方作呑(のミ)吉(よし)」「ちまはり悪酒郎」。
左図:「新酒(しんしゅ)のめ内(ない)」。
餅方:楯に「極品ぎうひ類」「新製唐まんぢう」「極製かすてゐら」「・・・・・・ようかむ」。
中図:「やき立九郎大福」「千巻端午」「腰高満重(まんちう)」「八文太郎服太」「四ッ差四文太」。
左図:「隅田桜の進葉(はつ)包(ミ)」「安倍川駿河」「青戸四郎菱成」「切餅はま蔵」「吉例目出大夫春餅」「舩橋入道ようかん」「小ぐら折之進みめ頼」「一膳(いちぜん)十六郎花頼(はなより)」「宇津巻(うづまき)七味(ひちミ)斎(さい)」「内(うちの)お土産(ミや)きんつば」「猪の小弥太萩餅」「今坂上あん」「鹿の子な(下部切れ)」「花餅しん」

説明は「財団法人 味の素食の文化センター」http://www.syokubunka.or.jp/archives/nishikie/detail/post-12.html
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「コメ展」より

2014年03月25日 22時12分42秒 | Weblog
コメは、私たちの暮らしにとても身近で、日々の生活に欠かせないものです。日本では、コメを中心とした食文化を深めつつ、稲作の歴史とともに様々な文化が発展してきました。しかし、私たちは食としてのコメ以外の姿を、どれほど知っているのでしょうか?(「コメ展」開催概要より)





写真は、「コメ展」展示内容「コメマンダラ 西部裕介」の中にありますが、この写真が、そのものではありません。
どこから撮ったのかは、「コメ展」でお探しください。

http://www.2121designsight.jp/program/kome/

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「コメ展」より

2014年03月25日 22時06分04秒 | Weblog
「まったくのいきもの、まったくの精巧な機械」。自らコメづくりをするなかで、稲の本質を見事に言い当てた宮沢賢治の言葉です。私たちの生命と文化を繋ぐコメ。また、それを形成する緻密な環境システムには、私たちの学ぶべきデザインのヒントが秘められています。それは、未来を切り開く多くの「糧(かて)」をもたらすでしょう。(「コメ展」開催概要より)





写真は、「コメ展」展示内容「コメマンダラ 西部裕介」の中にありますが、この写真が、そのものではありません。
どこから撮ったのかは、「コメ展」でお探しください。

http://www.2121designsight.jp/program/kome/
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「コメ展」より

2014年03月25日 21時59分30秒 | Weblog
籾(もみ)から目を覚ました稲(いね)の住む水田は、様々ないきものの生態系を受け入れ、育むとともに、水害を防ぐ貯水機構や温暖化を抑える調温装置として、自然のサイクルを支えています。(コメ展 開催概要より)




写真は、「コメ展」展示内容「コメマンダラ 西部裕介」の中にありますが、この写真が、そのものではありません。
どこから撮ったのかは、「コメ展」でお探しください。

http://www.2121designsight.jp/program/kome/
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夜のニャンコ

2014年03月25日 21時10分50秒 | Weblog


さっさと寝てしまったニャンコたち。
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震災関連自殺、福島で突出…政府が聞き取りへ

2014年03月25日 21時01分24秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら「震災関連自殺、福島で突出…政府が聞き取りへ 読売新聞 2014年3月25日(火)18:53」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
森消費者相は25日の閣議後の記者会見で、東日本大震災に関連した自殺者数が福島県内で増えていることを受け、聞き取り調査を実施すると発表した。

27日に内閣府の職員2人を同県に派遣、県の自殺防止対策や被災者の相談内容などについて、県の担当者らからヒアリングを行う。

内閣府によると、2013年の震災関連の自殺者は、福島県内で23人に上り、前年より10人増加した。
今年も2月までに既に6人が自ら命を絶っており、岩手、宮城両県と比較して突出している。

森氏は「調査結果を踏まえ、必要な対応を検討したい」と述べた。
というもの。

何をいまさら言っているのだろう。
こうなることは、初めから想像できていたはずである。
復興が遅れれば遅れるほど、地元に絶望感は広がっていくのだから。
「必要な対応」は、すぐに復興させることだ。
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晩ごはん

2014年03月25日 19時15分12秒 | Weblog

今日の晩ごはんだよー
なんちってー
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増税前だから・・・

2014年03月25日 18時14分44秒 | Weblog
「お米を買い占めても、味が落ちてしまうから、まとめ買いしても、最後は損をしてしまいますよ」というものが、自分の言い分なのだが、さすがに1週間前となると、少しずつ多めに買い始めているようだ。
大半の人は、シッカリと理解してくれているから、いつも2kgなら3kgという感じで止めてくれている。
でも中には15kg(30kgなんて人はいない)という人もいたりするけど、お弁当を持っていく家庭などでは、やはりある程度は仕方がないだろうな。
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県民の皆さん、バスに乗って! マジでヤバいんです!

2014年03月25日 17時52分54秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら、「県民の皆さん、バスに乗って! マジでヤバいんです!」 山梨県のお願いが必死過ぎる Jタウンネット 2014年3月24日(月)19:59」という記事を見つけた。

内容は以下の通り
東京では若者の車離れが叫ばれているけれども、地方で車なしの生活は考えられない。
18歳になれば誰もが自動車免許を取得し、通学や通勤、買い物、レジャーにマイカーを利用する。

山梨県民「バスに乗るのは100回中1回」

その一方で公共交通機関、とくにバスの利用客減少は深刻だ。
山梨県の場合、100世帯当たりの自家用車保有台数は154.2台と全国10位。
県民が100回移動するうち、マイカー利用が81回なのに対して、バスのそれはたった1回にすぎない。
1980年代から不採算路線の整理は進んでいるが、2002年から県の人口は減少を続けている。
状況次第では休廃止する路線が今後も出てくると県は危機感を募らせている。

そこで山梨県は、毎月1日と15日を「やまなしノーマイカーデー」と定め、バスや鉄道等の公共交通の利用を県民に訴えている。
ところが、その告知がやたらに深刻な文章なのだ。

「公共交通を利用することで、交通渋滞の緩和、大気環境保全はもちろん、公共交通を守ることに繋がります」
まではまだ穏やかだが、そこからいきなり、「また、飲酒運転で身を滅ぼすリスクを軽減することができます」と、やたらに物騒になる。
そして、「山梨県では県民のみなさんが100回移動するうち、マイカーの利用が81回、バスの利用が1回という割合となっています。つまり、みなさんがマイカーで移動する81回のうち、わずか1回をバスに転換するだけで、バスの利用者が倍増することになります」
という納得できるような「......ん?」となるような理論を展開、

「自動車は便利ですが、自動車を使えない高齢者など交通弱者にとって、公共交通の存続は生活をしていくための生命線でもあります」と訴える。
ここまで熱烈に、バスの利用を訴える文章というのもなかなかないのではないか。

さまざまな試みも続く

もちろん、単なるPRだけではない。
県が始めた試みの1つが「パーク&バスライド」だ。これはイオンモール甲府昭和の駐車場にマイカーを駐車し、そこから山梨交通が運行するシャトルバスに乗り換えて、約6.7キロ離れた甲府駅方面まで通勤・通学してもらうというもの。
初年度は赤字だったが、2年目となる2013年度は乗客が増えて黒字化したという。

さらにバス会社を横断して運行経路や時刻表検索などができるウェブサイト「やまなしバスコンシェルジュ」を開設し、バスの利用がしやすい環境づくりに努めている。
というもの。

内容については理解できているのだが。
なんか、もう少し、上手言い方は無かったのだろうか。
インパクトはあったかもしれないけど・・・
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シイタケ(5) 自主回収で混乱も

2014年03月25日 15時26分02秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネット[震災の記録 18]は、「シイタケ(5) 自主回収で混乱も (2014/3/25)」という記事である。
これは、少し前に連続して投稿した記事の続編である。

内容は以下の通り
2012年2月14日。岩手県は、出荷自粛の通達を出すとともに、一関市など4市町産干しシイタケの自主回収を集出荷団体に求めた。

JAグループではJA全農いわてが7月以降、販売を見送る判断を下したことなどで流通の大きな混乱は避けられた。
例年だと、この時期には前の年に作られた干しシイタケは全て売り切っている。
「もし販売を続けていたら・・・」。
園芸部部長の照井勝也は肝を冷やした。

全農いわてなどの対応が混乱を最小限に抑えたが、その一方で、共選事業ならではの問題が起きた。
県が求めた自主回収の産地は、一関市など4市町。
あくまでも放射性セシウムの暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた地域だけだ。
しかし全農いわてでは、県内JAで生産した干しシイタケを「オール岩手」で販売。
共選販売した段ボールの中から一部産地の商品だけを取り出して回収することは不可能で、全て回収するしかなかった。
そうなれば4市町産以外の干しシイタケも事実上、販売ができない。
だが出荷自粛はかけられていないため、東電に賠償を請求する公的な根拠がなかった。

全農いわてなどは東電と協議を重ね、結果的に4市町産以外も賠償の対象とさせた。
さらに、既に生産者に支払っていた干しシイタケの販売代金の返還を求めるかどうかでも、全農いわては悩んだ。
回収した干しシイタケは1000ケース(1ケース15キロ)以上。
自主回収で業者への販売は取り消されており、生産者が代金を受け取る根拠がなかった。
しかも、出荷自粛の解除の見通しは全く立っていない。
生産者の佐々木久助は「7月以降、収入が途絶えた」と、先行きに大きな不安を抱えていた。
全農いわては「生産者は何も悪くない。ここで生産者に販売代金の返還を求めたら、あまりにも酷。東電賠償で、しっかり回収する」(照井)と考え、6月の販売代金は生産者の手元に残った。

販売できなかった11年産干しシイタケは、5000ケース近くに上った。
4市町産の出荷自粛、自主回収の要請があってから、全てが賠償されるまでに、およそ1年かかった。(本文敬称略)
というもの。

これについてのコメントは、あえてしない。
具体的な内容がしりたければ、過去に投稿した、シイタケ(1)-(5)を読んでみてほしい。
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