薬が効いて。
疲れも出て。
小田原駅に着くまで、少しだけ居眠りしていた。
厳しい事をいうと、聞いている人はダメージを受ける。
勝手に、言いたいことを言えば良いじゃないか!
言っているのは楽だから!
と、誰もが思うだろう。
でも現実は。
農業をかじっている自分だから。
日本中を見ている自分だから。
ブランド化を仕掛けている自分だから。
産地・地域の現実。
生産者の現実を知っている。
なので、決して理想や無理難題は言っていない。
でも、今のままの現状では、衰退は明らか。
衰退の先にあるのは、消滅。
だから、厳しい事を言っている。
なので自分には。
言えば言うだけ、2倍以上のダメージとなって、跳ね返ってくる。
聞いている人が辛そうな顔をすれば、自分は、いてもたってもいられない。
でも、それを耐えて、さらに厳しい事をいい続ける。
ブランド戦略が上手く進んでくれれば、ダメージも和らぐ。
しかし、頓挫したりしてしまったら。
お互い、ダメージは消えないまま残る。
居眠りの中で、消えた産地を見ていた。