首都圏での販売を目指す「ポストこしひかり」のデビューに向けて、開発から販売までの舞台を追う企画ということで、「全国のブランド米について」「ポストこしひかりへの期待について」等の取材をするために、10時から福井新聞が来た。
新品種を誕生させた産地や、誕生させようとしている産地にとって、「ポストこしひかり」は、かなりの「脅威」となっているようである。
「脅威」と話す人たちに「でも福井だよ」と言うと、驚異となっている対象が、実は品種でなく「戦略」。
しかし、その「戦略」は、まだ具体的にはなっていない。
なのに「脅威」とは、なんとなく変な話である。
理由を聞くと、その戦略のど真ん中に、自分がいるという現実が脅威だというのである。
自分としては、あまりの変な話に大笑い。
今までも自分は、色々な産地のブランド化に関わってはいる。
言われれば確かにそうで、ここまで自分の名前が前面に出ているブランド戦略は、確かに初めてかもしれない。
佐賀米販売計画の時であっても、北海道の「ななつぼし」や「ゆめぴりか」の時でも、自分が前面に出ている訳ではなかったし・・・・。
しかし、所詮小さな米屋の言っていることである。
そんなに「脅威」に思わなくても良いのではないだろうか。
と、自分は思うのであるが・・・。
なので、「脅威」ではないという事を伝えておく。
今日の取材の中では、
山形県「つや姫」と北海道「ゆめぴりか」。
青森県「青天の霹靂」と岩手県「銀河のしずく」「金色の風」。
富山県新品種と福井県「ポストこしひかり」。
山形県「雪若丸」と宮城県「だて正夢」。
各々のブランド戦略の比較。
戦略内容の成功部分と失敗部分。
その中での、
「ポストこしひかり」のブランド戦略の立て方。
ブランド米としての居所。
そのために必要な計画。
29年秋までのスケジュール。
30年デビューまでの計画とスケジュール。
等を話しただけ。
なので「脅威」と思う必要はないと思う。