昨日、ホテルニューオータニで、富山県の新品種「富山86号」の名称が、「富富富FUFUFU」と発表された。
(自分は「アルペンルートの86」という名前にしたかったが・・・)
品種開発の狙いが、
1.登熟期間が高温になると、白く濁る未熟粒が発生。
2.背丈が長く、倒れやすい。
3.いもち病の抵抗性が弱い。
という「コシヒカリ」の課題を克服し、美味しさを最大限に発揮する品種の育成。
3000個体から3つの特性を持つ16系統を選抜。
16系統から、食味・収量性の優れた3系統を選抜。
現地栽培試験、食味評価を踏まえ、最も優れた1系統「富山86号」を決定。
そして、「冨冨冨」と命名された。
名称の由来と名称に込めた想いは、
1.富山の水、富山の大地、富山の人が育てた富山づくしの米。
2.食べた後の幸せな気持ちを「ふふふ」を表す。
3.冨は、豊かさやめでたさにつながります。
4.デザインのアレンジが楽しめます。
となっている。
実際に会場で試食した印象は、
1.米粒の大きさは普通。
2.艶はあるがピカピカと言う感じでは無い
3.香りについては、器の香りがしてしまったので判らず。
4.食感は柔らかい。パナソニックだからかもしれない。
5.サッパリとした口当たり。
6.あっさりとしたクリアーな味。
7.軽い喉ごし。
8.胃の負担が少ない。
9.薄味のおかずとの相性が良かった。
10.濃いおかずだと、お米が味の濃さを打ち消す。
11.お替りしやすい。
12.女性受けする味わい。
13.和食に合う。
という印象だった。
同じ「コシヒカリ」産地という事で、富山県・福井県・新潟県とぶつかり合うのではないかと考えていたが、今回の試食で、3県3タイプで特徴はバラバラ。
富山県「富富富」は、朝ご飯タイプ。
なので、競合は多い。
岩手県「銀河のしずく」「金色の風」
青森県「青天の霹靂」
秋田県「あきたこまち」「ゆめおばこ」「つぶぞろい」「秋のきらめき」
長野県「風さやか」
北海道「ななつぼし」
島根県「きぬむすめ」