■あだし野「念仏寺」
5月26日から29日まで関西方面へ行ってきました。
目的は、大阪にあるボランティアサークル本部での理事会へ出席するためで3泊4日の旅でした。
宿泊先は、京都府長岡京市に住んでいる親戚の家で、親戚のご夫婦から大変な接待を受けての旅になりました。
今日のブログは、大阪3日目の5月28日、化野の地にお寺が建立されて約1200年前というあだし野念仏寺について書き込みたいと思います。
京都嵐山を散策した最後の寺になりました。
弘法大師が、五智山入来寺を開創され、野ざらしとなっていた遺骸を埋葬されたと伝えられ寺で、境内にまつる8000体を数える石仏・石塔はあだし野一帯に葬られた人々のお墓なそうでした。
霊気溢れる異様な光景でしたが、どいうわけか、お墓の中にいるという感覚が無く穏やかな気分さえなりました。
無縁仏の霊にロウーソクをお供えする千灯供養は、地蔵盆の夕刻よりおこなわれるそうで、光と闇と石仏が織りなす光景は、異空間の次元にいるようで多くの参詣があるそうでした。
あだし野は、化野と記し、「あだし」とは、はかない、むなしいとの意で、又、「北」の字は、「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化する事や、極楽浄土に往生する願いなどを意図するとありました。
竹林と多聞塀を背景に、茅屋根の小さなお堂は、「みず子」の霊を供養するところで、ここもまた異空間の光景が広がっていました。
次回は、大阪・長岡京・京都と見学した最後の日、5月29日に親戚の家から歩いて約20分のところにある総本山光明寺について書き込みたいと思います。
総本山光明寺は、祖円光大師法然上人が御歳43歳の時、日本で最初に念仏の産声を上げられた立教開宗の地とのことでした。