有元葉子さんの、こだわりのキッチン用品ブランド ラバーゼ
以前ご紹介した 水切りかご もお気に入りで、日々お世話になっていますが、実は最近・・・・
ずっと恋焦がれていたけど、お値段がネックでなかなか決心がつかなかった 角バット と 角ざる に 角プレート をセットして、とうとう買っちゃいました。
ただのざるとバットとプレートだと言えば、それまでですが
それだけでは片づけられない、温かみのあるデザインで、持ちやすく使いやすい造りになっています。
ざると言えば丸いのが普通ですが、角ざると言うのも思いのほか使い勝手がよく
この3点をセットで作った有元さんのこだわりが、使うほどに伝わってきます。
18-8ステンレススチールの、美しいツヤ消し仕上げ
1.0mmの安定感のある厚みと、巻き込みがないすっきりと清潔なデザイン
重ねると、ちょっとガタガタしているようだけど
実は、ざるとバットがぴったり重ならないようにと言う絶妙の設計。
ざるの内側には傾斜が付いていて、水切れがさらに良くなっています。
オシャレで洗いやすい網目デザイン。
バットとざるを重ねて上に豆腐を乗せ、その上にプレートを乗せれば
豆腐の水切りも、実にスマート。
下ごしらえの済んだ肉や魚を乗せて、プレートを蓋にして冷蔵庫へ、とか
揚げ物の油切りにも使えるし、生野菜を乗せてそのまま食卓に出しても映えます。
一瞬、小さくて物足りないのではと思いましたが
コンパクトに見える割に大きく使え、場所を取らず小回りも利きます。
工夫次第でもっと便利に使えそうなので、頭の体操的な楽しみもあります。
持った時の質感と使ってみて分かるこだわりに、お値段の高さも納得かな?
とにかく丸ではなく角であることの、使い勝手の良さには敬服です。
もちろん、丸ざるは丸ざるで必要ですけどね。
安いものを惜しげなく使って、傷んだら買いかえればいい・・・若いころには、そういう気持ちで道具を選んでいました。
キッチン用品を、消耗品ととらえるか?一生ものをとらえるか?
大事に使っても、ある程度でダメになるものもありますが
鍋でも小物一つでも、結構長持ちするものなんですよね。
たとえば今使っているやかんは、生協のオリジナル商品。
良くも悪くもない平凡なデザインながら、丈夫なのでもう20年選手。
実はもう7~8年前から、新しく狙っているやかんがありますが
壊れてもいないので、なかなか優先順位が上がらず、まだ買い換えに至っていません。
他にも独身時代から、30年使っているお鍋とかあるし
目立たないけど、茹で卵切りも30年以上使っています。
そういうものも気に入っていればいいんだけど、いまいち・・・と思いながらも買い換えられないものがあるんですよね。
20年使ったやかんを今度買い換えたら、もしかしたらそれが私の最後のやかんになるかもしれない・・・
最近、そんな風に考えながら道具を選んでしまいます。
自分の人生で最後の選択だとしたら、本当にベストだと思えるものをこだわって選ばなければと思います。
50代になってそういうことを真剣に考え始め、ものに対する気持ちが変わってきたのは確かです。
これからは、最後まで添い遂げるための道具選びが私のテーマとなりそう。
ちょっと熱く語っちゃいましたが、要するに値段が張るものを買うにあたっての、自分へのいい訳かもしれませんけどね。