MONAのフォト・ギャラリー

写楽・・話楽・・・な日々

下関へ

2012-08-20 21:55:18 | 旅行

 

下関は 行ってみたい処でした 

夫と別れ 

一人で 自転車と歩きです  

本州の最西端に位置し 関門海峡を挟んで九州は手が届きそう  

海路 陸路の要所であり 

海外情勢がいち早く伝わる 開かれた都市  

数々の歴史の舞台になった場所ですものね


長府にある 「 功山寺 」は 鎌倉時代に遡る 歴史ある寺 

仏殿(上)は 1320年に建立されたそうです (国宝) 

大内氏最後の当主 大内義長は この境内で自害 (1557年) 

幕末 尊王攘夷派の7人の公家が 京の都から追放され この寺に5人が滞在 (下の写真) 

高杉晋作が 長州藩俗論派打倒のため この寺で挙兵しました (1865年) 



そして さらに そのまた昔 

この 下関の壇ノ浦では 

平家源氏の 最後の戦いが繰り広げられました (1185年) 

敗れた平家は 次々に船端から入水 

その中には 8歳の安徳天皇の姿もありました 

平家が滅びて 3か月後 京の都を大地震が襲います 

人々は 安徳天皇 平清盛の祟りと 恐れました 

安徳天皇の御霊を鎮めるため造られた御堂が 後に阿弥陀寺になり 

明治時代に 現在の「 赤間神宮 」 (下) となったそうです 

 


安徳天皇と 平家一門は 海の底の竜宮で 今も生きている 

人々の間では こう信じられ 伝えられたそうです 

だから このような 建築様式が採られたのでしょうね  

華やかな神宮の片隅に 粗削りな平家の武将の墓が ひっそりとありました   

耳なし芳一 」の話の舞台は 此処なのです 

 


 

山口の旅は ここが最終地点 

下関は初めてだけど 

今は亡きブログ友が住んでいた処です 

この海で 毎日魚を釣っていたんだと 懐かしい気がしました 

コメント (8)
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