*** 前記事に続きます ***
「 果たして あの病院で大丈夫なのだろうか? 」
私が家に帰り たくさんの心配と疑問をぶつける前から
夫は LINEで娘の様子を見て 一人 考えていたのだろう
1週間振りに逢った夫の髪が 急に白さを増したと感じたのは
気のせいだけではなかったのだ
夫は10歳の頃 母親を亡くしている
父は間もなく再婚し 郷里を離れ 夫は 母方の祖母の許に残った
きっと 夫は 思ったのだ
「 もし娘が死んだら 同じことが繰り返される 」と・・
とにかく 私の話を聞き終えると
眠りから覚めたように テキパキと電話をかけ 相手に事情を説明した
転院先が決まり それを娘夫婦に伝える時も 決して押しつけでないよう気を配っている
素晴らしい!
( 夫の能力は衰えていなかったのか・・・ )
? ?
娘夫婦も同意したので
医師に転院を了承してもらい 今までのデータをもらわなければならない
土曜日のうちに マメ父(娘の夫)が それを進めた
医師は「 転院は水曜日頃でいいんじゃない? 」と 呑気だったそうだ
一体 この医師は 患者を見ているのだろうか???
転院先の病院からも こちらからも 地域医療センター?に連絡して 初めて転院出来るのだが 土日が休みなので それは月曜日になってしまう
道筋が見えて来たのでホッとすると同時に
日曜日 その一日に悪くならなければ良いがと祈る気持ちだ
ところが 治療している筈なのに 数値は段々悪くなっていく
いつもはポジティブな娘が 気弱になって行く
新たな苦難が待っているのではないかという不安・・
それならば いまある苦痛を耐えた方がいいと思う あれだ!
マメ父には 医師の楽観的な見方が伝染したようだ
最悪の状態がある筈はないという あれだ!
*** 続きます ***