詩人、まど・みちおさん。
誰にも解る平易なことばで、やさしい詩や童謡を多く書かれ、昨年、天寿を全うして亡くなられた。
子どもから大人まで、みんなの心に優しさの種をまき、ぬくもりを残して‥。
そのまど・みちおさんが、50歳を過ぎた頃から何年かに亘って、夢中で絵を描かれていたことを、先日の日曜美術館を見るまで、私
は全く知らなかった。
そして、テレビで紹介された氏の絵は、平易な言葉で書かれた詩や童謡とは対照的に、やや抽象的で、見方によれば難解と言える
かも知れないものだった。
しかし私は、氏の絵は、どれもとっても好きだった!
抽象的と思われる形の中にも、使われている色彩にも、氏のやさしさが溢れているような気がするのだ。
詩や童謡の平易さの根底に、氏は、こんなにも深くて味わい深い世界を持っておられたのだと思った。
(私の驚きと尊敬の気持ちを込めて、氏の絵の何点かを載せさせていただきます。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます