のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

<エゴン・シーレ> と <ゴッホ >

2019-06-10 16:54:24 | 日記

 今週の『日曜美術館』では、≪エロスと死の香り≫と題して、<クリムト>に代表される“19世紀末~20世紀初頭のウィーン

芸術運動”を取り上げていた。

                     

 

 

                   

 

                

                         クリムト作 ≪死と生≫

 

 

 その芸術運動の後期、<エゴン・シーレ>という特異な画家が現われる。

                 

                         28歳で夭折した、エゴン・シーレ

 

 

 <エゴン・シーレ>は、愛する父を若くして失い(しかも父の死因は性病だった)、彼は自身の存在に不安と疑念を感じつつ、ひた

すら絵画と向き合っていく。

 そういうこともあって、彼の絵の主題の一つが、自らを描くことだった。

                   

 

 

                   

 

 

                     

 

 

 これらの自画像からは、自分の(内面の)醜さから決して目を背けることのない、いや、むしろ自虐的と言えるほどに、自分の醜

さを自ら暴こうとするかのような、エゴン・シーレの姿勢が感じられる。

 そういう彼の姿勢&絵画をあまり好まない方もおられるかと思うが、私は、(今まで見た限りの絵で言えば)彼の絵の色彩が

濁っていないところが結構気に入っている。

 そして今回の番組を見て初めて知ったことだが、エゴン・シーレは、クリムトと同じように<ゴッホ>をすごく尊敬していたそうな

のだ。

 今まで私は、<エゴン・シーレ>と<ゴッホ>を結び付けて考えたことがなかったので、それは新鮮な驚きだった。

 エゴン・シーレがゴッホを尊敬していた証しとして、彼はゴッホの代表作「向日葵」や「アルルの部屋」を、題材として取り上げて

いる。

 もちろんエゴン・シーレが描いた部屋や向日葵(特に向日葵)は、ゴッホのそれとは全く異なる様相を呈してはいるけれど…。

                

                               エゴン・シーレ作

 

                    

                              ゴッホ作 「アルルの寝室」

 

 

                    

 

 

                       

                              エゴン・シーレ作

                          

                  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                               

 

                 

             

 

                   

 

 

            


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2 コメント

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エゴン・シーレ (じゅん)
2019-06-11 09:12:36
 私はゴッホの作品は大好きですが、クリムトやエゴン・シーレという画家のことは知りませんでした。が、おっしゃるように透明感がある絵というのがよくわかりました。詳しく説明していただき、ありがとうございました!
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じゅんさんへ (のんスケ)
2019-06-11 15:36:28
 私もゴッホは大、大、大好きです!
 エゴン・シーレについては私も詳しくないのですが、今回、シーレが私の好きなゴッホを尊敬していたことを知り、嬉しくなってブログを書く気になりました(^_^;)
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