畠山義綱のきままな能登ブログ

畠山義綱が見てきた史跡を紹介します。
時々、経済や政治などもつぶやきます。

スパリゾートハワイアンズに行ってきました~其の2~

2012-08-14 04:44:00 | 旅行・観光
 スパリゾートハワイアンズリポート其の2です。前回は朝8時に到着し、プールでたくさん遊び疲れ、15時にチェックインしたところまででした。


 部屋を16時には出てお土産物を物色。明日は忙しそうだから今日のうちに色々見ておこう。それに宿泊できるんだからできればお酒飲みたいですよね。しかも福島の地酒を。

日本酒の試飲セットかあ…価格は2500円…ちょっと高いなかぁ。

ももとろ!これいいですね。1575円。ちょっと高いけどお酒に弱い妻でも飲める。よし決定。

あと、福島って言ったらやっぱり郡山市の柏屋「薄皮饅頭」これウマいんだよね!もちろん購入。ってこれ東京八重洲の福島県アンテナショップでも売ってるけどね(笑)

 さて、夕食です。モノリスタワー宿泊の魅力の1つに、夕食の「フレンチポリネシアンバイキング」です。

開店直後に1番乗り!だけで席は予約式なので選べなかった(笑)でも窓側の席に案内されました。

 かなりの品数があります。サラダもオリジナルのものが多く、一般のバイキングのような野菜をたくさんおいて終わり…なんてことなくひと手間かけた料理になっています。子どもの用の料理もあり親切なことこの上なし…。ブッフェにも関わらずオーダーバイキングがあるというので、そちらにも行ってみると…すごく並んでいる…。キングサーモンや

そしてスゴイのが…

まあ大量のデザートの数々。我が嫡男がたくさんあり過ぎてあんぐり見上げています(笑)

スパリゾートのサイトにもこんな記述が「お菓子屋さん一軒丸ごとあるようなデザートラインナップ デザートとドリンクメニューを充実させました。デザートコーナーでは、パティシエがケーキにソースやトッピングをデコレーションするなど盛りつけのサービスも行います。ドリンクは、フレッシュなフルーツを用意し、お好みに応じた生ジュースをその場でお作りいたします。」う~んスゴイ。普通のご飯を食べすぎないよう調節し、デザートをたくさん食べました!あっ!ちなみにドリンクは別料金でした。

 こんなに食べちゃいました。っていうかこの後デザートおかわり2回しました(笑)

 スパリゾートと言えばハワイアン。ハワイアンと言えばフラダンス。フラガールの映画がもあるくらい有名ですね。20:30からショーが始まるので、20:15にはステージ観客席へ行こうと思い、それまでプールで泳ぐことに。すると日帰り客は大方帰っている時間のようで、スライダーもプールも空いていました。宿泊者は夜以降が泳ぐお勧めです。
 ついでに裸で入るスペース「江戸情話与市」に私と息子・妻と娘と別れていくことに。ギネス登録の最大の露天風呂…とのことでしたが、体を洗うスペースがないこと。ただ広いだけで遊ぶものがないこと…に息子の評判もう~ん。夜だけにほとんど人がいませんでした。



 フラダンスのショーです。動きが滑らかなのがフラダンスの特徴。とはいえ、子どもにはあまり理解できない。最初はよく見ていたけど、途中から退屈モード。それが途中から一変。

 ファイヤーナイトのショーが始まったら一気に食いつきました(笑)これは見応えがあるかも。ショーの後にファイヤーナイトとの撮影会もあるのですが、1時間のショーにちょっと子どもが飽きてしまったので、部屋に戻ることに。22時には就寝しちゃいました。


ZZZzzzzz・・・・

 うん…友人からのメールで夜1時に起床(笑)久々のメールで1時間ほどメールしちゃって眠れない。せっかくだから温泉行くか~ってことで1人温泉へ。モノリスタワー内にある「うずの湯」「すみの湯」今回は「うずの湯」が男湯でした。さすがに2時だと一人もいない状態で貸切状態!メッチャ泳いだ~(笑)

 朝食は7時からです。あっ!写真を撮るのを忘れた。またバイキングで食べ放題です。ここでしっかり食べて昼を少なくするのが料金を浮かせるコツ(笑)


娘がフラダンス体験(11時~)をやりたいというので、それまで泳ぐことに。

朝だからまだ空いていましたが、30分もすると昨日以上の混みに…写真は私の平泳ぎの上に乗る娘です(笑)

息子は最初フラダンス体験を嫌がっていましたが、結局行くことに(笑)写真は体験を終えてレイをもらっているところです。


 そのあと、スパリゾートない温泉に行って帰る計画を立てたのですが、隣で始まった「ボリショイサーカスが見たい」っと息子娘。「昨日みたでしょ」って言っても「昨日はステージ側だったからよく見れなかった」と言い、しかたなしに2回目のサーカスを見ることに。

 フラフープでの空中大回転アクロバットやピエロによる出し物。これは今夏の特別企画のようですが、もう人がわんさか…。

 昨日はモノリスタワーの宿泊も「満室」って出ていたし、かなり観光客も回復してきてみたい。嬉しいけれど、訪れる側としては混んでて困る(笑)30分のショーをはだしで立ちっぱなし…(汗)

 そして何と言ってもメインはプール上で行う空中ブランコ。空中三回転は昨日に引き続き失敗しちゃったけど、とっても見応えがあった。


 さて、時刻は12時。まだ行っていないスプリングパーク3階の裸で入るお風呂に行く。ここわ江戸情話与市と違ってシャンプーやせっけんがありプールでの塩素をしっかり落とす。
 13時に待ち合わせてスプリングパークを出る。子どもたちが「お腹空いた~」と騒ぐ。「あんなに朝食べたのに~」という親の声は全く無視されます。高速のPAで食べようと思ったのに…。で、結局…

 ハワイアンズパンケーキ。1つ780円。かなりボリュームがありそうなので、家族4人で2つを食べることに。


さぁこれで、ハワイアンズから出発です。

出るときに団体様がモノリスタワーに到着。結構にぎわっていますね。



 さみしい気持ちで駐車場に向かってそれでも、写真をパチパチ撮っていると、除草作業をしていた方が「みなさんのお写真お撮りしましょうか?」と声をかけてくれた。家族4人で写った写真はないのでありがたかったなあ。最後の最後までプロ根性でいいおもてなしだった!


さて、ここまで見てきてハワイアンズの良い点・悪い点をご紹介。
<良い点>
・たっぷりプールで遊べる。室内プールで日焼けも心配なし。暑くもない。
・宿泊するなら夜も遊べて空いている時間に遊べる。
・モノリスタワーの夕食の実力恐るべし!
・スタッフの対応がよい。
<悪い点>
・プールに行くのに日帰り客は食べ物買い物は基本現金。(宿泊客はルームナンバーとサインでOK)コインロッカーは100円使い切りだし、現金の持ち歩きなんてちょっと面倒。
・ウォータープールとスプリングパークの移動がちょっと不便。
・すごく混んでいてスライダーも時間がかかる。


う~ん。これはまた来たいな。ちなみに、こんな施設がスパリゾートの近くにありました。

いわき考古資料館です。ただ中世に関するものはあまりなく、ちょっと残念でした。


 スパリゾートハワイアンズ楽しかった!子どもが小さいうちに!帰りはまた常磐道で。いわき湯本~水戸までは2車線ですが、それほど交通量もないので渋滞せず。水戸から3車線なのでスイスイ。途中北関東自動車道で栃木方面にも行けるので、埼玉や北関東からのアクセスもいいかもって思います。

スパリゾートハワイアンズに行ってきました~其の1~

2012-08-13 04:44:00 | 旅行・観光
 2012(平成24)8月9日~10日にかけてスパリゾートハワイアンズに行ってきました。あの2011年3月11日…忌まわしい東日本大震災から1年と数か月。普段の震災ならなんやかんや言われても復興活動が活発化している時期なのに、福島県は原発事故の影響でまだ警戒区域の地域が残る。楢葉町が8月10日に警戒区域から避難指示解除準備区域へと再編されたが、まだまだ震災の爪痕が残る。


 震災復興応援には旅行でお金を使うのが一番。福島県いわき市でスパリゾートハワイアンズの空間放射線量は、おおむね室外が0.1マイクロシーベルト。室内が0.07マイクロシーベルトくらい(ハワイアンズ公式サイトよりhttp://www.hawaiians.co.jp/information/srh_report.html)。
 東京都の空間放射線量がだいたい0.05マイクロシーベルトくらい。高いところだと0.1マイクロシーベルトくらいなので(東京都健康安全研究センターサイトより)特段気にすることもない様子。妻もそういうのをうるさく言うタイプでなく、子どもも「♪行こう行こう湯の国へ~♪」というハワイアンズのCMに毒されている(笑)ので行く気満々。また「スパリゾートハワイアンズ」震災当日の奇跡(http://denkiti.blog61.fc2.com/blog-entry-1043.html)という記事もみていて、ぜひ行ってみたいと思っていました。 
 ハワイアンズは、震災の影響で営業を停止…。そして2011年10月1日から部分営業再開。さらに2012年2月8日全面営業再開。震災前から着工中だった新宿泊施設「モノリスタワー」も開館となりグランドオープンとなる。まさに行く条件は整っていました。
 妻がネットで宿泊予約をしたら…なんと「せっかくだから新しいモノリスタワー予約しちゃった…」と。いくらかかったの?と聞くと、家族4人で約10万円!と照れ笑い。うぉ~かかったなあ…。「震災復興なんだからお金使ったっていいじゃん」と妻。まあね。うちの妻はやることデカイな…。


 いよいよ当日!東京外郭環状自動車道(略して外環道)から常磐道へ。途中の常磐道・中郷SAで朝食。「茨城愛ス」なんてのもおいしそうだったなぁ。



そして、常磐道いわき湯本IC下車。ついに来ましたハワイアンズ。

朝8時に到着。営業は8:30からって聞いてるのでちょっと余裕かも(実際は8時から営業していた…汗)。

ICからハワイアンズに続く道路にだれも車がいない…まだまだお客が回復していないのかな…って心配した私は浅はかでした…。後に理由がわかります。



正面に見えているのが「ホテルハワインズ」。さらに先に進むと見えてきました。

スパリゾートハワイアンズのウォーターパーク。ちょっと古い外観だなあと思っていたら、スパリゾートって1966(昭和41)年に「常磐ハワイアンセンター」としてオープンしていたとか。歴史もあるんですな。

でこちらが私たちが泊まる「モノリスタワー」です。

 地上10階、地下1階。結構豪華な建物です。まだできたばかりなので新しいですね。朝の8時なのでチェックイン(13時から可能)はできず。でも宿泊するホテルで荷物を預かってくれます。さっそくモノリスタワーへ。

うぉ~きれいなロビー。宿泊者は、1日目、2日目ともにスパリゾートのフリーパスをもらえます。あとスライダー(1回200円)のフリー券を半額(1200円)で買えます。

このモノリスタワーからお土産物施設を通ってウォーターパークに行けます。

水色・紫色・オレンジがスパリゾートのプール・温泉エリア。白がモノリスタワー。黄色がホテルハワイアンズ。ホテルハワイアンズより距離的に近いので、結果モノリスタワー宿泊は正解だったなあ!緑のウィルポートというところがスパリゾートから激近でそっちもいいなあ。



朝早いのでまだ営業していない店も多いです。



この入口を抜けると…



一気にプールモードに!

常夏のハワイの雰囲気を植栽で醸し出しています。室温も28℃になっているらしく暑いという感じはしません。



 子ども達が一番気に入ったのはこのウォータープールの流れるプール。ほっとけば何時間でもいそうな感じ。写真を通ったのは9時前。まだまだ空いていた…。それが…。



 先ほどのウォータープールから歩いて隣の施設へ。今度はスパガーデンパレオという4階屋外プルーへ。人が増えてきました。室外の水温はやや高めに設定されており、寒い感じはしません。何時間でも入れる工夫をしているんですね。この施設は3階にスプリングパークという水着で入れる温泉施設もあります。



 フラダンスのステージの前で昼食。もうフードコートの前は人でもろ混み…。空いているカレーに並んで昼食をゲット。

 ステージでは子どもフラダンス体験をやっていました。ステージの途中にも関わらず娘が「あれやりたい~」というので、仕方がないので明日の同じ時刻にくることに。というかプールでは写真を撮るタイミングに困る。うちのデジカメは電池式なので耐水性にあらず、濡れたら一貫の終わり。それに周りの人はみんな水着。あらぬ誤解を生みたくない…。



 黒いパイプがスライダーです。スライダーは4種類あってフリー券ならすべて乗れます。ただもう人がスゴイのでもろ混み。一番人気のスライダーは30分待ち…。ここはディズニーランドか…。


スプリングパークの2階エントランスにもフードコートがありました。

 なみえ焼きそば!食べたかったけど、夜はバイキングだからお腹減らさなきゃ…カレー食べなきゃよかったか? 夕食のバイキングが時間指定の17時。結構速い。時間差でバイキングを回すため仕方ないのか…。まあ夜のショーに早く行けていいけど。


 夕食に備えて、宿にチェックインすることに。時刻は15時。もうプールも人だらけで疲れていたのでちょうどいいころ。

結構広いです。4人家族なので、畳のスペースに布団を2組ひいてくれました。

部屋はホテルの5階でした。ここから山がすごく近い。スパリゾートは山の上にあるんですね。だからこそ東日本大震災の津波の被害から逃れられたそうです。震災後もライフライン(水道・電気・ガス)などが生きていたようですし、だからこそ早い復興オープンができたんですね。


 写真が多いので一旦其の1は終了です。其の2へどうぞ。


サマージャンボ…3300円

2012-08-12 04:44:00 | 日記
サマージャンボ…久々に買いました。当たりましたよ…3300円が…。意味ねえ…(笑)

CMメッチャ好きだったなあ。木村拓哉とジミー大西のCM。

木村「にせもんのサンマじゃないんだよ。2000万サマー…」
大西「…」(頭をかきむしる)

5億円あったら何をするか…これって永遠の想像テーマですよね。考えると楽しいんですよね。自分だったら何をするかな。

・ローンの返済(2000万)
・ガス器具の取り換え(50万)
・家のリフォーム<床張替え・クロス張替>(300万)
・テレビ購入(50万)
・能登号の全塗装・エンジン積み替えなど(300万)
・能登号カーナビ最新版(30万)
・妻の軽自動車購入(100万)
・毎週で能登空港←→羽田空港を往復する能登旅行(200万)
・能登七尾の加賀屋にスイート宿泊(500万)
・『能登畠山一族』自費出版(500万)
・九州旅行・飛行機ファーストクラス(120万)
・北海道旅行・飛行機ファーストクラス(150万)
・秋田・青森旅行・新幹線グランクラス(80万)
・能登の本や自治体史関係の買いあさり(200万)
・親に寄付(1000万)

ここまででも5580万円…1億円に届かない…。
やっぱり発想が貧困なのね。

 お金持ちのある人が、掛川城(静岡県掛川市)の本格木像天守閣復元に5億も出した人がいるけど、それはいくら七尾が好きといえどもちょっと無理だなあ。自分の生活水準上げたいもんね…。


 これだけ金がまだあるならさすがに海外も行っておくか…ってな具合で、イギリス・フランス・イタリア・バチカン市国・サンマリノ・モナコ・台湾・オーストラリアくらいは行ってみたいな。


 それでもまだ1億円届かないね。大金を手にした人が必ずしも幸せな日々を送っているわけではない…というのはホントなのかもね。それでもサマージャンボ当たりたかった(笑)

物流博物館に行ってきました。

2012-08-04 04:44:00 | 旅行・観光
先日、品川にある「物流博物館」に行ってきました。

いえ…正確に言うと「物流博物館に寄って」来ましたなんですけど…。


 品川駅周辺の「新高輪プリンスホテル」に午後出張の用事があり、そのために品川エキュートで、キャンプエクスプレスで「たまねぎとじゃがいものチーズカレー」を食べました(2012年7月28日の日記参照)。そこで腹ごしらえして、出張先のホテルに行く予定だったのですが、出張が13:00~で、昼食後の時間が12:00と1時間半も空いていました。

 どっか喫茶店で時間をつぶそうかな…なんて思いつつ品川駅の周辺地図(駅の改札口でてすぐあるやつ)を見ると、「物流博物館」なるものがある…と。
 どうせ、目的地と反対方向だろうな…遠かったらあきらめようと…と思っていたら、なんと同ホテルから歩いて2分の距離…こりゃ運命だな。寄っていくしかないか、と行動開始。


 2011年は夏それほど暑く無かったですが、2012年の夏は暑い…。ちょっと外を歩いただけで滝汗…。しかも、場所がよくわからない…仕方ないスマホで地図を調べてみるか…あっマズイ!!充電忘れて電池残量1%!!必死の思いで早く入力して探していたら、道路を一本間違えただけですぐ近くだった。


そして到着。

そんなには広くない外観です。入館料大人200円か…結構こういうところって無料なところが多いけどしっかり取るんだな…。まあ無料な博物館だったら、展示内容が何とか財団の宣伝やロビー活動みたいなものばかりになっちゃうし。では実際に入ってみることに。



 1階の展示室です。「物流の歴史展示室」だそうです。中世の馬借や、江戸時代の海上交通、街道の宿場の伝馬役などがパネルや実際の資料(複製)などを展示して詳しく解説してあった。結構内容が詳しくて意外に楽しめる。



 1階の展示室の後半。時代は明治・大正・昭和になってきました。郵便制度の歴史や宅配制度の元になった「宅扱」なども紹介されていました。興味深かったのが、写真手前にある俵。これ米俵ではないんです。陶器の茶碗が藁に詰められているんです。割れないように酒瓶や徳利などの陶器、そして野菜なんかもこのように藁で荷造りされていたようです。


 展示は地下に続きます。「現代の物流展示室」だそうです。いきなりエレベータを降りると迎えてくれたのがこちら。

 行きかう鉄道やコンテナ船、貨物列車などを再現した模型で、物流ターミナルの一日を描いたものだそうです。実際に車や鉄道やクレーンなどが動いて「結構スゴイな」という印象。


しかも時間が経つと…

 暗くなって夜になり、街に明かりが灯り始める。模型マニアなら結構萌え要素たっぷりです。実際、三脚立てて動画撮っている男二人組がワーワー言ってました(笑)あとは、物流ゲームなんかもありました。プレイしてみましたが…あんまり…。これですよ…無料の博物館の内容のない展示…。しかし、1階の展示が結構充実していたので満足です。


 受付には特別展示の目録も売っていましたが、ペラペラなのに1冊400円と結構高い。それでもちょっと興味が湧いてきた「昔の荷造りミニ図鑑」を400円で購入。藁の荷造り結構気に入った。時間もちょうど13:10。今から出張先のホテルに行けば丁度の時間。暇つぶしになったし、内容もそれなりによかったし、何よりもクーラーが効いていたのが嬉しかった(笑)


 ちなみにこの博物館の運営元は、想像通り「公益財団法人 利用運送振興会」です。1998(平成10)年8月開館で、2011年5月で利用者10万人突破だそうです。そこそこ利用されているんですね。


<物流博物館情報>
開館 :10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
    毎月第4火曜日、祝日の翌日
    年末年始
入館料:大人200円
    65歳以上100円
    中学生以下無料
交通 :品川駅下車徒歩7分

三県制覇!其の6~茨城県~

2012-08-03 04:44:00 | 旅行・観光
 北関東一人旅。腹ごしらえも済んで時間はちょうど12時近く。次の目的地、茨城県古河市に向かいますか。ん?茨城県?
 最初が群馬県太田市の金山城。次が栃木県足利市の足利学校。最後が茨城県古河市の古河城…。北関東三県制覇しちゃいますね…(^^)。

 それでも合計の移動距離は、群馬県太田市→栃木県足利市が10km弱。足利市から茨城県古河市が35km程とそんなに遠くないのに3県周れました。地図とみると、北関東の南部はそれぞれみんな寄っていますね。


 古河市へは高速だと、北関東自動車道の太田桐生ICから岩舟JCTで東北道を南下し館林ICを降り東へ一般道で…という感じですが、足利市から古河市へは一般道で行きました。まだ時間が12時ちかくなので時間があること。お金の節約も考えて…ということです。

 道は広くありませんが、平日の正午くらいなので結構空いていて1時間かからずに到着できました。


 最後は茨城県古河市の古河歴史博物館です。この博物館は1999(平成11)年、私がネット上で初めて知り合った能登畠山氏ファンの遊佐きむち氏と訪れたところです。あの頃はデジカメもなく、私自身知識も薄かったので、リベンジしようと思っていました。

 古河歴史博物館の駐車場に到着です。結構近くまで来たのに道が入り組んでおり、カーナビも右往左往していました。



博物館の入口です。結構階段が続いており入口は2階です。

 その階段手前にこんな石碑が「古河城出城諏訪曲輪跡」。そうここが古河城だったんです。これは1999年の訪問時にも聞いていました。この博物館自体が城だと。ただ城らしいものはほとんど残っていません。その理由は河川改修と護岸工事のためです。

 明治時代になって近世古河城の建物などは破却を命じられ櫓や城門、石垣などが撤去されてしまいます。それでも土塁や水堀などは依然残されていました。しかし、大正時代初期の渡良瀬川改修工事によって、本丸を始め二の丸などの曲輪が次々と切り取られ、現在では河川敷となってしまいました。そこで今や古河城の出城的位置にあった諏訪曲輪など周辺しか遺構もないというわけです。
 まあ逆に言うと古河城は渡良瀬川をうまく利用した城づくりをしていたわけで、その豊富な水を利用して城内の堀はすべて水掘だったといわれているようです。


まあ、ともかく博物館に入りますか。

 歴史博物館が400円。三館共通券(歴史博物館・文学館・彫刻美術館)が600円。文学も彫刻もそれほど興味がないので400円コースで…(^^;)。残念ながら館内写真撮影不可で、写真をお見せできません。常設展示は古河なので古河公方の展示を期待したのですが、ほんの一角しかありませんでした。あとは古河藩家老で洋学を研究し、数々の地図を残した鷹見泉石関係の展示が多かったです。



 古河に来ようと思った目的の1つに、『水底に沈んだ名城 古河城』の図録が再販されたことがきっけでもあります。もちろん購入しました。以前はここでこんなものも売っていました。

 1997(平成9)年に「古河公方展」という企画展をやっており1999年当時衝撃を受けたのを覚えています。残部僅少ということで迷わず購入しましたが、その後再販なし…。もう一度古河公方展やってほしいな…。



さて、この博物館の隣にある坂…これも古河城諏訪曲輪の土塁跡なんだそうです。

歴史博物館前にある庭園にある坂も土塁だそうです。そういえば、博物館が2階にあるのも土塁を越えて作られたから階段が必要だったんですね。

 駐車場から博物館まではこのように畑と斜面の森が広がっていましたが、これも土塁だそうです。土塁などがあり土地が平坦ではなかったから開発を免れたのですね。さらに森になっている理由も開発を免れたからということでしょう。ただ、これが土塁だ…と言われても、う~ん…としかいいようがないですわ。


さぁそれでは本日最後の目的地へ。

古河総合公園です。ここにはちょっと苦い思い出があり、ぜひリベンジしようと決めていました。それは後程。この公園…すごく名前がすごいんです。まずはこちら。

 はい。その名も「古河公方広場」!スゴイ!というのもこの公園。1455(享徳4)年、初代古河公方の足利成氏が築いたとされる古河城別館と言われています。古河歴史博物館より700m離れたところにあり城本丸から南東へ1km程度離れたところにあります。

 写真が古河総合公園内にある御所沼です。1996(平成8)年に一部復元が完了したそうです。この御所沼に囲まれた半島状台地に築かれたのが古河公方館です。写真左に見えるのがそうです。この館は1590(天正18)年には、最後の古河公方足利義氏の娘である氏姫(氏女)の居館であったとされています。



 この御所沼に囲まれたところに「旧中山家住宅」がありました。江戸時代の農家の移築だそうです。逆井城の時もそうでしたが、公的な公園なので有形文化財などを移築する例が多いみたいですね。時代考証とはあっていないのですが、こういうのが好きな方にはいいのかもしれません。



 そしていよいよリベンジの時。ここが「史跡古河公方館址」です。1999(平成11)年当時は訪れたのがもう夕方5時以降になってしまい写真をとってもほとんど何も映らない状況でした。記録に残せないのがすごく悔しかったです。訪れた時間は違えど景色は10年ほどまえとおんなじ。ここが…と思ってしまうほど狭いし石碑や説明板のみ…。まあまったく石碑もないよりいいですよね。そもそも中世ファンにはこういう史跡に慣れっこになっている自分がいます。

 説明板にも書いてありましたが、この石碑の東西には公方館の空堀あとがあるとありました。おそらくこの写真のものだと思います。うっかりしていると単なる通路だと思ってしまいますが、よくみると土塁に挟まれたような形状になっていますね。もちろんだいぶ埋め戻されてしまったとは思いますが…発掘調査はしないんでしょうかね…。



せっかくなので、半島の先っぽに行って御所沼の方に出たいと思います。この半島状の土地はもう森になっています。そこにはこんな看板が!

「公方様の森」そういう歴史的な名前ってなんか素敵です。ただ森になり過ぎてスズメバチが出没するようで、一部立ち入り禁止になっていました。くわばらくわばら。


よぉし…これで半島の先端だぁ…と思ったら…。

どぉ~ん!橋の登場!まあ今や公園ですから回遊性を高めないとね…。でもなんか納得いかないな(笑)橋に左側に見える階段を下りて帰りは御所沼のほとりを通って帰ります。

 公方様の気分で沼のほとりを歩いて、公園を後にしました。


 これで、北関東三県制覇の旅終了!長らくのご拝読ありがとうございました!