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王家の紋章

そして今日はミュージカル「王家の紋章」。

・・・なるほどねえ。40年続く少女漫画を3Dにするとこうなるのね^^;

一番気がかりだったのは、どこで終わるんだろう、ということ。
(ホントにね、ヒロインがさらわれっぱなしとか、ナイル川に落ちて安否不明とかだったらどうしようかと・・・)
その辺はなんというか、かなり強引にハッピーエンド(一部の方にはBADEND)に持っていっていたので、あーそうなのかと。

そしてこの作品のコンセプトはよく分かった。
はっきり言ってヒロインは・・・ダシですね。ダシというとあまり良くないので、言い換えれば見る人の視点(仮想の自分)。お楽しみは周りの男性キャラ。メンフィス、イズミル、ライアン、ルカ・・・ウナス、ひょっとしてミヌーエ^^;
爺専にはイムホテップ(泣っ)と、まんべんなくフォローされている。憎まれキャラが居ない。

(ストーリーやテーマはさておき)ひたすらお目当ての男性キャラを愛でるというのが素直でよろしいかと。
ポイントはキャロルを第三者目線で見ないこと(見ると頭にくるので 笑)。

一番ついて行けなかったのは、壮大なスケールで歌い上げているイムホテップの後ろで、わけのわかんない動き(踊りではない)をしている人たちがいること。ここは感動するところなのか、笑うとこなのか非常に悩んだ。その解離っぷりは三銃士のリシュリュー卿(「我を信じよ」)より酷かった。もしかして「どーせイムホテップしか見てないんでしょ?」っていう演出?

ダンスの扱いは本当に謎で、なんてことない一兵士がしゃかりきに凄いステップを踏んでいたりして、初めのうちは慣れなかったけど、そのうち慣れてきて「お、こんどは踊るかな?」と期待するようになり、踊り始めると「うわ、きたー!」と楽しめるようになった。密かに踊りの達者なアンサンブルさんたちだったのかと。そして後で振付家のところを見たら、新上裕也氏の名前が。それでなんとなく納得(もう一方の振付家さんの部分もあったかもしれないけど)。

楽曲は・・・あまりピンとこない。

美術・装置はまずまず。衣装代は殆どメンフィスにかけましたかね^^;
戦時下で敵地に潜入するのに、そんなにピカピカでいいのか?なんて突っ込みは野暮なのでしょう。少女漫画のヒーローはいついかなるときも汚れ一つなく、煌びやかなのです。

やまぐちファンとしては、やまぐち節全開の曲で嬉しいのだけど、何分あのビジュアルなので萌えない Orz
哀しいかな、リピートはきつい・・・。


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