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フィスト・オブ・ザ・ノーススター 北斗の拳

1回だけ観てきた。その後配信も見た。

・・・予習はせず。原作はとても流行ったらしいけど、まったく興味がなかったので読んだこともなく。
主人公が戦う際に奇声を発する(あたた・・・)のと、必殺技は効くのに時間差があって、その間に「お前はすでに死んでいる」等のセリフを言う間がある、くらいの知見。
直前におトンと息子から、主要キャラは3人兄弟で次男は身体が弱いけど、実は一番強い、などという情報も得た。あとは学生時代の後輩が、自分の娘にゆりあという名前を付けたとかなんとか・・・(それでやっちまったなーな声が出たとか、理由は知らないけど)。

舞台は・・・不思議な勢いでずんずん進んで行った。
けども、やはり予習がないせいか納得のいかない部分が多々。最大の謎は、北斗の拳は一子相伝といいつつ、なんで3人も養子にとっちゃったの?ということ。
かなり後半でラオウとトキのエピソードはあるものの、肝心のケンシロウについての説明がないので、「なんでいるん?」状態。
観た回は終演後に演出家のアフタートークがあり、原作にはないような群集劇になった、と語っていて、それはそうだな・・・と思ったものの、その結果?ケンシロウについてのエピソードが不足していて、結局自分では重要な決断もせずに、すべて状況に流されているように感じた。
(成長劇なんですよーといってしまえばそれまでだが)
最後にケンシロウとラオウが戦わないといけない理由もよくわからない・・・orz
一緒に見た息子は「こーいう話だっけ? 原作読み返したくなった」と言っていた。

ラオウ役のみゃーおさんが出ていなかったら、おそらく観には行かなかったと思う。
そのみゃーおさんについては、役のための身体作りは見事なもの。戦いシーン、ワイヤーアクションと所作も凄かった。
しかし・・・決定的に声質が合ってない。あの役は多分もっと地の底から湧くような、凄みのある声質のヒトが演じると良いのだと思う(福井ラオウはこれから配信で確認予定)
あそこまで徹底して肉体改造していただいたのに、大変申し訳ないけど、私は細マッチョでプリンスなみゃーおさんが好きだったのだと痛感。
なので、とても複雑な心境。

映像を使った背景は結構よかった。漫画ちっくで。映像以外の部分は大きなセットを使いまわし~で、なかなか工夫されていたけど、核で被害を受けたのに木造?っぽいものばかりが残るってアリ?、森(というより杉林・・・orz)はどこに残ってたの?という疑問も。

楽曲について・・・F・ワイルドボーンさんの曲って頭に残らない(私はね)。今まで「ジキル&ハイド」、「ルドルフ・ザ・ラストキス」、やまぐちさんの出ている「笑う男」でさえ見ているというのに、覚えているのは「時が来た」くらいなもの orz
たぶんあんまり肌に合わないのだと思う(米ミュージカルはたいがいそう)。
この作品の中で一番好きだな・・と思ったのは、トキとレイの「願いを託して」。(加藤ファンでもあるし、伊礼さんも上原さんも歌うまだし^^)

衣裳を含めてキャラクターの見栄えは原作に近いらしい(その方面でも少し話題になった模様)。
ユリアの胸も再現したかな(げほげほ・・・)

そんなこんなで?みゃーおさんについては
ドラマ「つまり好きって言いたいんだけど」の中の「エスコートランナー」の方が数倍頭の中でリフレインしてしまっているのだった・・・
エンディングのダンスの方はこちら
主人公たちが踊っているのとは同じとは思えないほど(厳密には別物 笑)

なんか話がそれてる!

あ、そうだ!
指揮が塩田さんだったのだ。久々で嬉しかったー!
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