Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

初・胃カメラ検査

2014-01-10 | 夫婦・家族

子供の頃から胃腸の弱いタイプの私ではあるんですが、なんか年末年始とずっと胃がムカムカムカムカしていて、普段は滅多に欲しいと思わない炭酸飲料やレモンネードなどを自ら購入して飲んでいました。

旦那:「妊娠ちゃうか?2番目のときもそんなんで、結局つわりやったやん。」

と言うのだけど、そんなはずはない…。

食べてもモタモタ、食べなくてもムカムカ。ん~~、なんかみぞおち辺りが突っかかる…。なんて思っていたら、空腹時に酸で焼けるようなキリキリした痛み。さすがにこの痛みは普段経験したことのない痛みだなぁ、今晩外で食事できるかな?と思っていたら、胃に何か入ると落ち着くの。変でしょ?

これは今までの胃もたれとは違うな…と思って検索してみたら、即ヒットするのは「胃潰瘍」。

説明を読めば読むほど「胃潰瘍に違いない!!」と思えてきて、友人で小児胃腸科・内科の専門医に尋ねてみたら、「潰瘍の症状に近いね。ピロリ菌によるものかどうかを知るためにも(特にアジア系はピロリ菌罹患率が高いらしい)、胃カメラ検査と、潰瘍組織を切り取り調べてもらったほうがいい。そういう検査をしてくれる医師を探したほうがいい。」と説明してくれ、この地点で覚悟はできてました。

さて、病院調べから始まるのがアメリカ医療。全く面倒臭い…。

胃腸科なんて行ったことも見たこともないからさっぱりわからないので、逆算的に考えて、いきなり胃腸手術専門の総合病院に電話。受付に頼み、我が家近辺にある、評判の良い
胃腸科を3~4軒紹介してもらいました。

紹介してもらった3~4軒の胃腸科をネットで検索し、医者の評判チェック。どれも似たり寄ったり。

次に家から行き易く、駐車しやすそうな医院を探す。どれも似たり寄ったり。

しょうがないので、医者の名前の響き(発音しやすさ)で順位を決める…。

絞った胃腸科個人病院に電話をし、私の医療保険が使用できるか聞く。

幸い1番目のところが、私の保険ネットワーク内の医者だったことと、即翌日朝一で予約が取れるということだったので、「縁」と信じてここにする。初診は問診と触診のみ(薬も無し)。ここでも胃カメラ勧められただけ。なのに$160(支払いは$30ほどだったけど)。3日後朝一に胃カメラの予約を入れる。麻酔で意識が朦朧としているらしいので、誰かに迎えにきてもらわないといけないらしく、旦那に仕事が休めるか確認。保険会社に電話をし、どの程度カバーしてもらえるのか聞くが、何を言っているのかさっぱり意味が分からない。病院によって請求金額も違うらしいからね。

調べたところによると、NY内では、同じ「胃カメラ+生検」で最安値で$500。最高金額で$1100請求する医者がいるということが分かった。私の医者がどのくらい請求するのかは分からないけれど、$500~1100の間であることは確実。

プラス、内視鏡専門の施設でするので、内視鏡検査(胃カメラ)代、麻酔代、ラボ(生検)代、医者代などあちこちから全部請求してくるので、なんか恐ろしい金額みたいで、そんなことを考えていたら胃のほうもビビッてすっかり大人しくなり、単なる胃もたれだったのかな?もう胃カメラはキャンセルしちゃおうかな?なんて本気で考えた。日本だったら生検含めても自費で15000円前後みたいなのにね。でもまあね、歳も歳だし、ここらでバシッと検査してもらっておいてもいいかな?

ということで、初胃カメラ。

ドキドキしたりワクワクしたり。ちょっと経験してみたかったり…。

私、全身麻酔は生まれて初めて。鼻に取り付けた酸素の管。ここから出てくる空気が美味しい~~!!頭の中がスカ~~ッとなって、こんなの家に欲しいと思った。麻酔入れた後、「1,2,3」でコテッと意識が無くなった。催眠術にかかったみたいにコテッといった。深~い眠り。こんなに深い眠りはもう何年もしていないような気がする…。10分ほどの施術が終わって「ミス ユウコ、ミス ユウコ」と起こされたけど、あまりにも気持ちの良い眠りだったので起きたくなかった。

起きて最初に言った言葉は「いいな~。麻酔科医!毎日こうやって寝られるの~?」

嘔吐も痛みも何にも無し!何をされたのかさえ、なんにも分からない!!

胃カメラ検査って、こんな無痛なものだったのね?!

で、胃の状態…。

悲鳴をあげているように、潰瘍部分が腫れ上がっているのだろうと覚悟していたら…、

Dr.:「普段より時間をかけて隈なく調べたんですけどね、健康な人の胃よりも遥かに綺麗で、何にも見つかりませんでした。食道も胃も十二指腸もツルッと滑らかな表面で、こんな胃が毎日ムカムカモタモタするのが信じられないくらいです。一つ、小さなポリープを見つけまして、でもポリープっていってもニキビくらいの大きさで、明らかに問題ないんですけど、生検用に、その部分を切り取りました。」

と写真を見ながら説明してくれた。生検結果は一週間後。

でも、なんてことなくて良かったです。お金も時間もかかったけど、楽しい経験できました。とに角、内視鏡というテクノロジーの素晴らしさに感動!!全身麻酔の気持ち良さに感謝!!そんな日でした。こんな好奇心を満たされた日は、久しぶり。

肉の塊を続けて食べると胃が悲鳴あげるのかもしれない…。残念ながら歳だからねぇ~。

あのポリープが胃がんの始まりなんてことにならないように祈るだけです。

旦那:「今日からもうお前はマクロビオティックの食事だけ食っとけ!!」

だって…(苦笑)。


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