Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

息子が抱いていた疑問と、自ら導いた結論。

2015-01-06 | 2人育児

冬休みの食事中、息子がこんなことを話し出した。

「お母さん、僕ね、ずっと不思議に思ってたことがあるんだ。
どうして蚊とかTick(ダニ)みたいな、
人間に害しか与えない物が、
この自然界に存在するんだろう?って。
どうして神様はそんなものを作ったんだろう?
どうしてサイエンティストは絶滅させるような薬を考えないんだろうって。
でも、蚊やダニの存在は大きな意味があるんだなって分かったんだ。」

って。

我が家の食事中は、
魚の肛門やら、蚊やダニだの、
食事中とは思えない話題が絶えない・・・(汗)。

私:「ほう、なんでなん?」

って、面白そうなこと言いそうなので、聞いてみると、

「生態系の中で、きっと蚊は重要な役目をしているんだと思う。
鳥や両生類の一番の餌になるんだと思う。
でもそれだけじゃなくて、蚊の刺す針って凄いじゃん!
人間はあんな注射針、開発出来ていないんでしょ?
きっと、神様の創るもの(自然界のもの)は、
人間が造るものを遥かに超えることを見せることで、
人間よりももっと大きな存在が、
この世界を創ったんだということを知らせるためなんだなと思うんだ。
人間はきっと、その神様の創ったもの(自然界のもの)に、
一番近い形を一生懸命追い求めていくだけなんじゃないかな?って。
お母さん、どう思う?」

その通りだと思う。
なかなか深い事考えてんだな、ぼ~っとしてるようで・・・
と思った。

「蜘蛛の糸の強度、人間身体の末端に過ぎない髪や歯の表面(エナメル質)だって、
人間は何一つとして同じものが造れていないんでしょ?
虫歯の治療に、いまだに粘土みたいなプラスチックや、金属やセラミックしか使えないって、
遅れてるよ。
カメラのレンズだって、望遠にしたりマクロにしたり、
どんないいレンズでも、人間が造るものは一々レンズを変えたり、
設定を変えたりしないといけないのに、
人間の目のレンズは、何処を見ても即焦点が合う。
人間が一生懸命ロボット造ったりしてるのも、
いかに神様の創ったものに似たものを、自分達が作れるかの挑戦なんだろうな。
Amazingだよね、人間の体も、自然界の物も。」

と。

息子はときどき、息子の年齢では珍しいことを考える。
息子がこういうところに気づき、
家族で一緒に話が出来る事はとても嬉しい。

こういう感覚、
失わずに成長していって欲しいと願う。
きっと将来、勉強よりも役に立つときが来ると思う。
今回は自分の中で疑問を抱いて、
自分で結論出した様子。

学校の勉強には全然関係ないけど、
こういう思考にこそ成長が垣間見れるような気がして、
嬉しくなった。

普段は褒めるのが下手な私も、
こういううときには褒めちぎれるんだよね。
成績が良かったとか、
何かで1番取ったとかより、
うんと褒めやすい。
不思議と。

引き続き、いろいろ疑問抱いて、自分で結論を導き出して、
また私に話して欲しい。

子供の心に灯った「Amazing(素晴らしいん)だな~」という小さな感動を、
どう絶やさず燃やしてやるか?
そこなんだろうな、きっと。

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