思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

この世界の片隅に を観て来た170814

2017年08月14日 22時44分30秒 | 日常的電脳日記
地元でもあるし再上映を知っていたこともあって、この時期まで映画を見ておりませんでした。
休みに入ってから、ある程度勝手気ままに時間が使える様になったため、「この世界の片隅に」
観に行って来たのであります。

土地感があるから、おおよそ、どこいら辺なのか出て来る度に分かったのですが、戦時中の山は
あんなに緑あったんかいなーとは思いました。あと、重巡洋艦「青葉」の件は、慰霊碑の関係で
少しだけ縁のある船だけあって、感慨深かったですね。劇中では活躍せんのですが。
そしてこの船に関しては、自分の小学校時代に2年間世話になった、超ベテラン女性担任のお話を、
未だに憶えているのであります。青葉が沿岸高射砲として停泊することとなった際、自治会長の家に
艦長が訪れ、安心させようと思ったのかトンデモ理論で敵機が墜ちるという話をしたそうなんですけど、
その女性担任、素人ながらに「大丈夫かコイツ・・・」と思ったんだとか。。。

さて、漫画版と比べて、やけにハショられてる所があるなーと思ったら、エンドクレジットの際に
断片的に出て来たりして、あー!と感じたんですね。クレジット観ずに席立つ人も結構いたので、
そこら辺も注意して見て欲しいな、と。

ここで、お亡くなりになった野坂昭如氏の言葉で、自分が印象深く憶えているものをご紹介。
氏は「火垂るの墓」の原作者なのですが、あの物語について「少しも可哀想じゃない。あの当時は
どこでもあったことだ」というもの。戦争の無い時代に今のところ生きていられるという事に
感謝でありますな。生きてるから、ツマンネーこともアレコレ思案していられる・・・



四国が見えると、なんだか胸が苦しくてね。まだまだ引き摺りそうです。。。ツマンネーこと(略)・・・



似島方面は、この時期が良い。太陽の沈む向きが西北なのです。



映画の主な舞台となった呉の街を一望。上長ノ木は中央やや右下の方になるのですが、呉の街は
灰ヶ峰の沢沿いに集落が点在している地形であるため、すぐ隣なのに結構雰囲気が異なります。
途中で道路が無いので直接いけないという場所も、非常に多くあるのです。



高空を行くのは、B29ではなく旅客機。



この護岸は明治期の石材が使用されており、未だに残っているのですが、写真左側の岸壁は、
戦時中に何も無くなるまで爆弾落とされたところになります。ま、呉市街周辺の沿岸部で無傷
だった場所なんて、ありゃしませんけど。
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6 コメント

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こんばんは😃🌃 (マロンママ)
2017-08-15 19:47:18
映画の舞台の 灰ヶ峰の中腹高台辺りが
実家なので いろんな場面で感慨深く
ずいぶん前に主人と観ました。
日常を無事に過ごせている今、本当にわたしたちは恵まれていることに感謝が溢れます。22日の新月には 新たな扉が開くタイミングです(^^)d
しっかりとなりたい自分をイメージして過去の様々な出来事と区切りをつけて歩みたいと想います✨みんなに平等にそのときはやって来ます❗
返信する
スゴイ見晴らし! (さかっち)
2017-08-15 21:51:20
1枚目、野呂山ですか?

展望台に行った時って毎度タイミング悪く四国が見えたことありません。
1枚目の写真は見るなり「ふはっ」て声出ちゃいました。
いやいや、素晴らしい!
返信する
良い映画でしたよ (大ペケ)
2017-08-16 13:18:48
>マロンママさん
まー、辰川より上ともなると、そりゃー随分上の方です
よね。今は網の目の様にコンクリ(坂でアスファルトを
使うと、夏場にダレて路面がうねるため)が敷かれ、
クルマじゃ少々気後れするけど、普通に走り抜ける
事が出来ますが。

呉を良く知る者が観れば、凡そどの辺りなのか
分かるので、そこも楽しみの一つかも。

腰は(頭はオカシイ)悪いけど、両手両足があって
仕事にも就けていて、自分の見たいものが観れる。
これって、本当にあり難い事ですよねホント。
返信する
1枚目は (大ペケ)
2017-08-16 13:23:22
灰ヶ峰ですw 阿賀広方面を見ると、こうなります。
レーダーがあるので北側の瀬野川方面を見る事が
出来ないのは残念ですが、他の方向は見えます。

灰ヶ峰の展望台、そのうち、立ち入り禁止になる
と思います。コンクリがだいぶ剥離脱落してます。
市庁舎の予算のうちの2千万ほど回してくれたら
直せたんですけどねー。基礎はあるんだから。

セコイ呉市なので、トイレとセットで1億円ほど
突っ込んで整備するつもりなのかも。でも、この
方法だと、1回整備したら20年は予算付かん
だろうねぇ。しかも、当分立ち入り出来んし。
返信する
こんにちは^^ (理彩也)
2017-08-16 16:07:52
この映画は第2次世界大戦中の広島と呉を舞台にした映画なんですね。
毎年、この時期になると
こうした内容の映画やテレビが作られますが
年々、当時を知る人が少なくなっている現状、、、
やっぱり、忘れてはいけないことなので
いろんな形で残すことが重要かもしれませんね。
それにしても、アメリカでも公開されたとのことですが
あちらではどのように見られているのでしょうか?
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この映画 (大ペケ)
2017-08-16 19:04:35
>理彩也さん
どもです!

戦争を遂行する側は、何を言っても奇麗ごと。これに
尽きると思いますね。日米問わず。

クリント・イーストウッド監督の、父親たちの…2篇は
直接戦闘が出てきますが、こちらは市民たちの戦争。
原作者は、戦争の残していった傷跡を描いた作品が
多いのです。

映画は良く出来てますが、個人的には、原作版の
方がニヤリと来る代わりに、悲劇性もより強調されて
いると思います。ま、声優を務めた「のん」さんの、
後半の演技は素晴らしかったと思いますよ。
なんで序盤を録り直さなかったのか不思議ですが。
返信する

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