思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

大雨の日から半月が経過したものの

2018年07月23日 20時52分05秒 | 日常的電脳日記
幸運なことに1週間程度で水道が復旧し、近所の道路もこれまた比較的早期に通れるようになったことから、
周辺の様子を見に行く余裕がある。ニュースで全国的に報じられた地域は流石に見に行く気にはならず。
写真を撮りに行った場所、通った場所、地元の方とは比べ物にならないが、それなりに親近感もある。
十分に落ち着いたころに見に行くこととする。

実のところ、国土交通省が公開している災害直後の航空写真により、それら地域へつながる道自体が崩壊
しているのを知っているというのもある。

 

休山の道は何か所も土砂崩れ・がけ崩れを起こしていた。だが、道路の崩壊が殆ど無かったのが幸いである。
土砂や樹木の撤去作業は重機を用いたりチェーンソーを使うので、車両が通行出来るだけの強度は維持出来て
いるようだ。

  

非常に暑いので灰ヶ峰へ行こうと思ったのだが、こちらも土砂崩れなどで通行出来なかったようだ。
この場所の撤去作業は海上・陸上自衛隊が行っていた。後で分かったことだが、気象レーダーと展望台
のある頂上付近は立ち入り禁止となっていて入れず。仕方なく少し下ってから頂上付近をかえりみると、
災害派遣として自衛隊の通信用車両が駐屯していた模様。展望台には別途アンテナも設置されていた。

   
左:二河川、以降は黒瀬川(広大川)

通常これらの河川は中洲に葦などが生え、流れもそこまで強くない。雨が降って増水したとしても、数日経てば
元通りになる。ところが今回は多数の岩が流れて堆積しており、何もない状態となっていた。
特に黒瀬川では橋が流され、下流の橋に構造物が引っ掛かったままとなっている。橋は自分の重さで持っている
ため、大増水によって浮いてしまえば、比較的簡単に流れて行ってしまう。

 

現在、音戸の瀬戸公園にある高烏台には、警固屋方面からは行くことが出来ない。道路が崩壊したためである。
宮原側からは、2週間が経過して土砂が撤去されたこともあり、22日に訪れることが出来た。
この場所からは音戸の瀬戸と、新旧の音戸大橋を眺めることが出来る。その直下には光田庭園という、材木商が
私財を投じて整備し、呉市へ寄贈した場所がある。

写真の通り、庭園と高烏台(平清盛像がある場所)をつなぐ回廊は斜面もろとも崩壊してしまっていた。桜や椿も
土砂崩れに巻き込まれている模様。春の桜の頃には、ここを幾度も昇り降りしたものなのだが…

 

7月8日以降、全く雨が降っていない。夕立もない。空を見ると雄大積雲が遥か彼方に見えるのみ。愛媛県の内陸や、
広島・山口県堺の山奥あたりなのだろうか。今の状況で雨が降ると露出した岩石が崩落する恐れもあるので、
良いのか悪いのか。



どういう訳か、このところの夕方は素晴らしい情景が広がる。

コメント (2)
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恐るべき梅雨明け 18/7/9

2018年07月09日 21時55分19秒 | 日常的電脳日記
18/7/6~7/7の大雨により、西日本を中心に多発且つ広域の大災害が発生した。平成30年7月豪雨という名称がつけられた。
まだ7月上旬であり、今後何かあったら(無い方が良いに決まっているのだが)どうすんだろ?という余計な心配までして
しまう。一部では「七夕豪雨」などと言われていたのだが、こういう名称を付けると文句を言う方々が出て来るので回避
したのかも知れない。

  

河川は濁流と化し、多くの木々と砂岩粒を海へと送り込む。中には信じがたい大きさの岩も混じる。水の力は恐ろしいものだ。

  

各地で道路は崩壊や崩土により通行不能となり、陸上交通網は完全に分断された。陸の孤島と化したのである。

   

残されるは海上交通のみ。ところが、海に流入した障害物を避けながら進まなくてはならない。ここまで土砂で濁った海面を
見た憶えはない。それくらい、今回の災害は程度が酷かった。

 

土砂による影響は水道網にも及び、大規模な断水が発生。店舗営業が出来ない状態。写真には納めなかったが、スーパーや
コンビニエンスストアでは水・お茶などの買い占めから始まり、水道が使用できないことから、カップ麺や冷凍食品が消えた。
同じくして、紙皿やプラコップの棚も空っぽである。

 

地上で人々が生活を送るために其々思案している中、18/7/9に梅雨が明けたと見られるとの発表があった。一気に夏空が広がる。
そして、生活物資を輸送するために人々はクルマやバイクに用いるガソリンを求めて長蛇の列。ガソリンスタンドは早々に閉店
となった。

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ある地方都市の、これまた極一部の状況。だが、この程度で済んでいるというのは被災として非常に恵まれている部類。
街の殆どが潅水した場所あり、坂道がそのまま川となった地区あり。家を含む資産や耐久消費財を多く失った人も居る。
気の毒なことに命を落とした方もおられる。まだまだ被害の拡大が見込まれる現状を鑑みると、不平不満が言えるだけ
マシなのだ。

だが私は阿呆なので、しばらく経ったらスッカリ忘れてしまうに違いないのだ。だからこそ記録として残す。

コメント (6)
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