デ・ラ・グリフェライエ De a Grifferaie:ハイブリッドマルチフローラ系(クライミング)
ロゼット~ポンポン咲き(中輪)
1845年フランス:ジャン・ピエール・ヴィベール
ハイブリッドマルチフローラ系で強い香りを持つ。ロゼット咲きでボタンアイ(花芯)なので、
いわゆるオールドローズ的な花姿。つる性を持つがトゲが目立つ。
花期は晩春~初夏。
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この品種、調べるのに少々手間取った。広島市植物公園銘鈑では「ディラ グリフィライア」と
なっており、検索に引っかからない。"De la Grifferaie"で入力してみたが、海外のサイトでしか
ヒットしない事から、日本に於いてはマイナーな存在なのかも。
アンナ オリビエ Anna Olivier:(オールド)ティー系:半剣弁高芯咲き(中輪)
1872年フランス:ジャン=クロード・ドゥシェ Jean-Claude Ducher
アプリコットオレンジの優しい色味が特徴の四季咲きティー系古典品種。
開花後、徐々にピンクが乗って来る、稍緩めの半剣弁高芯咲き。
背が高くならず軸も細いうえトゲも控えめなので、鉢植えにも向くそうです。
作出者は、先日ご紹介した「リヨンローズ」の作者であるジョセフ・ペルネ
・ドゥシェ(デュッヒャー)の父親です。
マーガレット マグレディ Margaret McGredy:ハイブリッドティー系:
1925年イギリス(アイルランド?):Samuel Davidson McGredy III
第二次世界大戦以前から存在する、優れた性質を持つ品種。1925年 英国ばら会賞 金賞受賞。
作出者のマグレディIII世は、交配親を明かさなかったという。
後に当「マーガレット マグレディ」は、名花「ピース」の交配親(父)となる。
で、当ブログで「ピース」の記事を探してみたけど、なんと18春バラ「ピンク・ピース」は
存在したが、「ピース」は無かったというw
ヴィルゴ Virgo:ハイブリッド ティー系:
半剣弁高芯咲き(大輪):1947年フランス:Charles Mallerin
交配親:Blanche Mallerin × Neige Parfum
ハイブリッドティー系の白ばらでは、古くから定評のある品種。
白バラ「アイスバーグ(フロリバンダ系)」の親としても有名。
但し、香りは稍弱く、病気に弱いので育てるのは難しいとのこと。
オジサンなので、コレとかコンナノをついつい連想してしまうのです・。。。
ジュビレ デュ プリンス ドゥ モナコ Jubilé du Prince de Monaco:フロリバンダ系
半剣弁カップ咲き:2000年フランス:メイアン(Meiland)
交配親:City of Adelaid×(Tamango×Matangi)
四季咲きの中輪品種。紅白の美しい色を持ち、咲き始めは白部分が多く、日にちが経つと
赤い部分が増えて行く。香りが良く育てやすく初心者向けなのに、こんなに綺麗な花が咲く!
名前の由来は、元モナコ公元首国故レニエ3世の即位50周年祝い(ジュビレ)から。
妃はもちろん、グレース王妃。花の色はモナコ国旗を模して紅白となっています。
尚、アメリカでの商品名は【チェリーパフェ】なんだとか。
これ実は、広島市植物公園のネームタグが微妙に間違っていて、調べていて???だったんです。
[ジュビレデュプリンセスドモナコ]となっており、既にグレース王妃のバラって有ったんじゃ
なかったっけ?とか思って調べたら、「プリンス」だった、と。