思いついた写真をアップする家

写真を撮ってコメントを書く。それだけ。

'24春バラ 「ロサ ベゲリアナ」

2024年06月14日 18時08分01秒 | 薔薇


ロサ・ベゲリアナ(学名:Rosa beggeriana Schrenk ex Fischer & Meyer)
野生種(キンナモメア節)系 つる性 一期咲き 小輪 平咲き 中香

分布域はアナトリア、イラン、アフガニスタン、パキスタン、中央アジア全域、
中国の新疆ウイグル自治区と甘粛省、モンゴルと広い、野生種バラのひとつ。
耐寒性のあるつるバラとして有名。平咲きの白い花が特徴で、花期を終えた後は
赤~黒紫となる小さなローズヒップが実る。

和漢として東アジアから持ち込まれたバラのひとつで、”彎刺(わんきょく)薔薇”と
記されている。

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'24春バラ 終わり
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'24春バラ 「マダム ノルベル ルヴァヴァシュール」

2024年06月13日 17時51分58秒 | 薔薇


マダム ノルベル ルヴァヴァシュール(Mme. Norbert Levavasseur)
ポリアンサ(クライミング)系 つる性 一期咲き 小輪
丸弁カップ~平八重咲き 中香 1903年フランス(Levavasseur, Ernest)作出
交配:Crimson Rambler × Gloire des Polyantha

フレンチローズの1つ。写真の様子は花弁が開き始め。開くとシベが見える平八重咲と
なります。花色はローズレッドで花芯は白。比較的入手の難しい希少種とのこと。

フレンチローズの名前には「マダム」「マドモアゼル」と付くものが多いのですが、
この品種もノルベル ルヴァヴァシュールさんの奥さん、という名前。
尚、作出者のエルネストさんとノルベルさんは兄弟らしい。
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'24春バラ 「ジェネラル ジャックミノ」

2024年06月11日 20時00分41秒 | 薔薇


ジェネラル ジャックミノ(General Jacqueminot)
ハイブリッドパーペチュアル系 シュラブ~半つる性 一期(稀に返り)咲き 中輪
丸弁カップ~ロゼット咲き 強香 1853年フランス(Roussel)作出
交配:Gloire des Rosomanesの実生 × Geant des Batailles

ローズレッドが鮮やかで強いダマスク香を持つ。花はうつむき気味に房状に咲く。
後のハイブリッドティー系が誕生する前の作出でトゲが多い。つる性を持つので
横に伸ばす事で多くの花が期待できる。花期を終えた後ローズヒップが得られる。
赤バラの交配親として有名。

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'24春バラ 「シュタット エルトビレ」

2024年06月10日 20時52分06秒 | 薔薇


シュタット エルトビレ(Stadt Eltville)
フロリバンダ系 木立性 四季咲き 中輪
丸弁高芯~平咲き 微香 1990年ドイツ(Hans Jürgen Evers:エファース )作出
販売者:Rosen-Tantau 交配:不明
別名(販売名):Glowing Achievement

色飽和(デジカメは近年までRチャンネルの再現が苦手でした)ギリギリの、
鮮烈な赤(スカーレット)が特徴のバラ。
名前の由来はドイツの都市、エルトビレ・アム・ラインから。シュタットは街の意。
エルトビレ市はワイン用ブドウの産地として有名で、バラの街(Rosen Stadt)でもある。

広島市植物公園に於けるシュタット・エルトビレは、平成11年1月(1999年)に
エルトビレ市から送られたバラ苗木46本の内の1品種。
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'24春バラ 「ゴールドマリー'84」

2024年06月08日 20時26分31秒 | 薔薇
 

ゴールドマリー'84(Goldmarie'84)
フロリバンダ系 木立性 四季咲き 中輪
丸弁半八重~平咲き 微香 1982年ドイツ(Reimer Kordes)作出
交配:【(Arthur Bell × Zorina) × (Honeymoon × Dr. A.J. Verhage)】 x (実生 × Sunsprite)

濃く鮮やかなイエローの花の淵に赤~オレンジの色が乗る、厚みのある花色が特徴。
また、葉の色は濃く艶があり花との対比が楽しめる。
四季咲きではあるが、春と秋に多くの花を付ける。

特徴でもある、濃黄に赤~オレンジ(ピンク)のボカシが入るのは、父父にあたるアーサーベルから。
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'24春バラ 「フォース オブ ジュライ」

2024年06月06日 18時02分09秒 | 薔薇


フォース オブ ジュライ(Fourth of July)
シュラブ系 つる性(ラージフラワードクライマー) 四季咲き 中輪
半八重咲き 微香 1999年アメリカ(Tom Carruth)作出
交配:Roller Coaster × Altissimo
別名:Crazy For You

シュラブ(横張り)でつる性を持つため、フェンス仕立てに出来るラージフラワードクライマーに
分類される品種。鮮やかなローズレッドにアイボリーの絞りが入る、とても印象的な花姿。
ティーにややスパイシーな香りとされていますが、撮影当日(午後2時頃)には感じられず。
というか、バラ園なので周りに沢山あり過ぎて分からないという可能性もありますが。。。

絞りの入った花姿は父のローラーコースター(日本語だとジェットコースターですねw)から。
白に赤の斑入りで花はやや小さいです。ローズレッドは母のアルテシモから。
比較的壮健で、育てやすい品種とのこと。

名前の由来は、7月4日(4th July)なので、アメリカの独立記念日ということです。
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'24春バラ 「マルコ ポーロ」

2024年06月04日 21時42分22秒 | 薔薇


マルコ ポーロ(Mrco Polo)
ハイブリッドティー系 木立性 四季咲き 大輪 半剣弁高芯咲き 強香
1993年フランス(Alain Meilland)作出
交配:Ambassador × (サンブライト × Oregold)
別名:Meipaleo

明るく華やかな黄色の大輪で比較的褪色し難い。また、香りも強く切り花としても
人気の高い、ハイブリッドティー系の黄色バラの代表的品種。樹勢も強い。
但し、耐寒性はやや劣り、病気や虫も普通に対策が必要。初心者は稍注意が必要と
されているようです。

名前の由来は、ヴェネツィアの商人で中近東から中国まで冒険旅行に出かけ、
黄金の国ジパングに関する話を聞き、「東方見聞録」の元ネタを語ったマルコ・ポーロから。
尚、「東方見聞録」の少なくない部分で、編纂者ルスティケロの加筆脚色が存在
すると指摘されているが、オリジナルが残っておらず断片的な写本が存在するのみ。
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'24春バラ 「イエスタデイ」

2024年06月01日 21時56分10秒 | 薔薇


イエスタデイ(Yesterday)
ポリアンサ系 木立・半つる性 四季(かえり)咲き 小輪
半八重・平咲き 微香 1974年イギリス(Harkness)作出
交配:(Phyllis Bide×Shepherd's Delight) x Ballerina
別名:Tapis d'Orient

花弁の外周辺は紫を帯びた赤、内に進むと白となる小輪房咲きバラ。バラ販売HP等では
花色がライラックピンクと紹介されています。花姿は父父のフィリスバイドから、
花色は母のバレリーナから来ています。秋には小さなローズヒップが付きますが観賞用。
樹勢が強く半つる性を持つのでフェンスへの誘引も可能。
系統のポリアンサは、花が沢山あるの意味。フロリバンダ(花束)と似たようなものでしょうか。
但し、ポリアンサ系はノイバラとチャイナ系を祖としているため小輪です。
※父母はシェパード・デライト(フロリバンダ系1956)。花色はコーラル~ローズレッド。
 日本ではサンゴ色と呼ばれます。

広島市植物公園に於いては、昨年に生垣を白いボードフェンスに変更する工事が実施され、
本年よりフェンスへ誘引されていました。よって、賑やかに咲くまでにはまだ時間がかかります。

名前の由来は、イギリスのロックバンド・ビートルズアルバム「ヘルプ!」収録のイエスタデイから。
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'24春バラ 「ラベンダー ラッシー」

2024年06月01日 08時42分19秒 | 薔薇


ラベンダー ラッシー(Lavender Lassie)
ハイブリッド・ムスク系 シュラブ・つる性 四季(かえり)咲き 中輪
丸剣八重・ロゼット咲き 強香
1960年ドイツ(Kordes)作出
交配:Hamburg × Madame Norbert Levavasseur

非常に長く大きく誘引が可能なシュラブ・つる性を持ち、少し紫の入ったピンクの花を
大量に付けるのが特徴。また、強いムスク&ティー香を放つ。四季咲きとあるが、大量の
花を付けるのは春。しかも、やや遅咲き。秋バラとしての花付きは少数にとどまる。
作出年度は近代ですが、系統的にオールドローズとなるそうです。
耐寒・耐暑性も高く育てやすいので人気があるものの、幹や親枝は稍立派になり過ぎる
ので、几帳面な世話が出来ない人は一考した方が良さそうです。

名前の意味は、ラベンダーのお嬢さん。"Lassie"はスコットランドでの少女やお嬢さんを
指す愛称。そう、名犬ラッシーで登場する「ラッシー」も女の子なんですw
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'24春バラ 「紅鹿の子」

2024年05月29日 21時39分27秒 | 薔薇


紅鹿の子(benikanoko)
ハイブリッドティー系 木立性 四季咲き 大輪 半剣弁高芯咲き 微香
1998年日本(田頭数蔵=広島バラ園)作出
交配:Chrysler Imperial x Purple Tiger
別名:(ドイツ名)シュテファニー ガホット

赤に白の絞りが入る、大輪で印象度抜群のバラ。名前の由来は鹿の子絞りから来ています。
大輪の立派な花姿は、父である偉大な黒バラ、クライスラー・インペリアルから。
絞りの入った印象的な色柄は、母であるパープルタイガーから来ています。
作出した広島バラ園HPには、以下の様に掲載されています。
2003年7月、ドイツ バーデンバーデンの新花コンクールでシュテファニー ガホット
(Stefanie Gachot 日本名 紅鹿の子)がバーデンバーデン カジノ賞を受賞しました。


このバラの特徴として、トゲが殆んどない(母譲り)事が挙げられます。そして、上手く
育ててやると春から初冬まで次々と花を付ける、とても出来の良いバラなのだとか。
春の花は赤みが強く、白が桃色がかることも。夏を過ぎて初冬まで、気温が下がるにつれて
赤紫(ローズピンク)となっていきます。

尚、母であるパープルタイガー(フロリバンダ系)は、容姿は良いけどかなり弱い品種
らしいので育てるのが難しい様です。この「紅鹿の子」は普通。父は偉大なんだな。

広島にちなんだバラコーナーに植えられているのだけど、なかなかイイ感じに咲いている時に
見る事が出来ていませんでした。今回、綺麗に咲いている花がみられたので、しばらく撮影
してしまいました。三脚は使わないのだけど(邪魔になるから)、人の往来を見ては避け…。
どうしても斑入りや絞りのある花って、見入っちゃうものなのです。
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