合歓木(ねむのき)の影たわむれる膝の上 山鳩暮風
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これは俳句のつもり。案の定、落選してた。俳句の良さ悪さが分からない。どんなものだったら、俳句になれるんだろう。悩みは深い。
小学校中学校高校の国語の授業をもう一度受け直してみたいよ。
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公園にベンチがあった。座ってみた。我が膝の上に影が揺らいだ。見上げたら合歓木が茂っていた。夏日。風が吹くたびに、影も揺れた。
そういう写生の俳句を作ったつもりだが、独り合点だった。
美しい天女のような、おんなの人が膝の上に来て抱かれているのではない。悲しからずや、抱かれているのは合歓の木の影に過ぎない。