旧国鉄時代から半世紀近く走ってきたJR東日本の「113系」の定期運転の最終列車(8両編成)が1日運行され、終着駅の総武線千葉駅(千葉市)ホームには鉄道ファンが詰めかけ、別れを惜しんだ。
最終列車は成東駅(千葉県山武市)を同日午前11時12分に出発し、定刻通り同11時59分、千葉駅に到着。埼玉県朝霞市、アルバイト秋山春樹さん(34)は「乗り心地は最新車両にかなわないかもしれないが、内装、外装ともに旅の風情を楽しむには最適。さみしい」と名残惜しそうに、写真を撮っていた。
113系は1963年に登場。紺とクリーム色を組み合わせた塗装の車両は、総武線快速・横須賀線でも99年まで千葉(千葉市)―久里浜(神奈川県横須賀市)駅間で運行され、「ヨコスカ色」を縮めた「スカ色」の愛称で親しまれた。JR東管内では近年、千葉県内の総武線や内房線など4路線でのみ運行されていた。9月中には引退記念の特別列車が運行される。
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首都圏のJR線が次々と新しい車両に入れ替わっているのに、房総半島だけなんだか取り残されているような感じがしたので、別名「ボロ房線」と名付けてしまいました。
房総仕様の真新しいE233系(海をイメージする青と菜の花の黄色帯)を導入してくれない限り、京浜東北線からのお下がりの209系が主役になっても、引き続き「ボロ房線」って呼ばせていただきます。
首都圏でいまだに国鉄車両に乗れるのは、久留里線のキハ30(ディーセルカー)、国鉄時代末期に登場した山手線205系が京葉線と武蔵野線に転属し、現役で活躍中。
あとはほとんどJRになってから製造された車両ばかりです。
国鉄車両を大切に使われているのは、JR西日本。わが故郷の山口県の山陰本線だって、幼い頃何回も乗ったキハ40やキハ47が当時の国鉄色に戻し、バリバリ現役で活躍中。