東京都内の小笠原に行くよりも、グアムやハワイのほうが円高の影響により、ホテルと航空券がセットされたパックツアーでも安くなっています。
グアムやハワイは右も左も分からないところ、小笠原(特に母島)は十分知り尽くしている。
見知らぬ土地に行くよりも慣れたところへ何度もリピーターしてしまいます。
青ヶ島も初めて上陸したときは日本一の秘境っぷりにカルチャーショックを受けてばかりでしたが、5回も行ってしまうと、懐かしい風景に加え、私はここにいるぞ!と優越感に浸ることもできます。大千代港と、大里神社へはまだ参拝していないので、今度の青ヶ島は是非クリアしたいと思います。
大里神社の祠では昭和43年ころまで使われていた、でいらほんの儀式に使われたお面が保管されています。 ところが・・・入口はこれなんです。
鳥居の下を潜ったとしても、参道が草むらになっていて、本当にあの祠まで続いている道なのか?
なんだか危険を伴う、クライミングのようなので、断念。地図を見ると、入口がこれではなく、別のところにあるような?青ヶ島の未知ゾーン。
小笠原の話をするつもりが、なぜか青ヶ島が出てしまいました。小笠原より気になるのは青ヶ島!? 「小笠原を歩こう」。図書館で借りてきました。
著者は、小笠原恵介さん。
1971年、神奈川県生まれ。世界18ヶ国を旅行するが、小笠原に魅せられ、1999年移住。
民宿や飲食店、ガイドサービスとして、修業を積み、現在、父島の森や山、戦跡、ナイトツアーのガイド、「オガツアー」として活躍中。
私の大好きな母島は載っていませんでしたが、1冊まるごと父島の情報が満載。
境浦の座礁船は昭和11(1936)年に製造された濱江丸(ひんこうまる)と言い、昭和19(1944)年、アメリカ軍の魚雷攻撃を受け、境浦までなんとか自力で漂着しました。今年は2012年、計算してみると、68年間もそのままになっています。
1975(昭和50)年ころまでは原型を留めていましたが、次々と風化により朽ち果ててしまいました。
2005(平成17)年に行ったときは、すでに船は海面下に隠れてしまいました。
この本を開いてみると・・・今でも残骸が見られますね。
今度また小笠原に行けたら、「オガツアー」を利用したいです。