オハイオ州、グレーター・シンシナティ(人口100万人)では有名な巨大スーパー、ジャングルジムをご紹介しよう。創設は25年前、シンシナティの家から30分もかかる郊外にあったが、今は周辺が開発され賑やかになり、もちろんお隣のケンタッキー州からも買い物に来る。特徴はやや安価で、他所で買えないものがあるということだろう。長屋のひさしにテントを張ったファーマーズマーケットを近代化して、通路は整然と広く、野菜や果物等の食品が並ぶ。パック化されてない野菜を手に取りバラで買えるのが特徴。手で勝手に選べる自由と品揃いが優れているスーパー、ジャングルジムはレジで計量し価格貼り付けが同時に出来るシステムだ。世界の市場の普及品なら何でも棚に並んでいる。秋口に鳥取県産の二十世紀梨を“Tottori Pear”という名で売っていることもある。当然、魚屋、食肉屋、パン類もあり、座って食べる寿司屋などの業者の店もある。10年ほど前から銀行の支店も併設されている。アジア系(中国以外)の食品、特に日本、韓国、台湾、インドの食品が多く、ヨーロッパ系はイギリス、ドイツ、フランス、スペイン、スイス、イタリア、北欧などの食品もある。Cincinnati周辺に居住する人たちの便利性を満たすスーパーなのだ。その入り口に構える寿司屋さんはミャンマー出身、我々はこのスーパーに来始めた頃から、先ずここに座って食べ、お土産も買うことにしていたので仲良しになり、ミャンマーの紀行文もあげた。アメリカに“帰郷”し、ここに買い物に来ると、満面の笑みで飛び出してハグしてくれる仲良しだ。皆さん、Cincinnatiに行くチャンスがあり、お土産を探すならジャングルジムでどうぞ。そしてこの寿司屋で、酢は効いていないアメリカ式お寿司を堪能しましょう。(自悠人)
写真1.2.ジャングルジム内部の入口付近にある寿司屋にて 3.ジャングルジムの入り口付近