とても素敵なお寺、福増山常楽院はふる里のように心奥に横たわる郷愁の源泉、間欠泉のごとく定期的に胸に湧き上がるので、近くに住むちえ子さんを誘い再訪した。京王線つつじが丘下車、駅から近いお寺だ。つつじが丘駅の列車接近メロディーは現住職、本多祐昭氏のご祖父、鉄麿氏の作曲、「思い出のアルバム」なのだ。大抵の人が知っている素敵な童謡で、つつじが丘駅ではメロディーに合わせハミングする人もいた。鉄麿氏の作曲は2000余曲も残っているそうだ。本多祐昭様との出会いは昨秋、調布市へ「思い出のアルバム」や「今日の日はさようなら」を歌いに行って、その時来賓だった現ご住職、祐昭様に話しかけ、直ぐにこのお寺を訪問出来たことによる。積極性がもたらした幸運だった!今回は2回目の訪問だ。暫しお庭の雰囲気を楽しもうと直ぐにはベルを押さず、「思い出のアルバム」の歌詞やメロディーが刻まれた鉄麿氏の歌碑の前に行ったら先客あり、素敵な母子が「思い出のアルバム」を歌っていたので唱和した。母子は幼稚園の帰路いつもここに立ち寄り、「思い出のアルバム」を歌ってから時にはここでお弁当を食べると言う。食前のお祈りのように母子で歌うお歌、素敵ですね!我々がベルを押さないので温顔、祐昭住職さまが様子見に玄関を開けてくださり再会!鉄麿さまやつつじヶ丘駅の列車接近メロディーにまつわるエピソードをたっぷり伺い、本堂で珍しい像や54年前の鐘をみせていただいた。帰路ちえこ子さんに合わせて調布で降り、ゲゲゲ通りを歩いた。郷里鳥取県の境港市のキタロー・ロードには行ったけど、ここにもみずきしげるロードがあるとは知らなかった!水木しげるさん一家が住んでおられるからだろう。調布駅北口からすぐの天神商店街入り口で鬼太郎君の像が道案内していた。超素敵な1日だった!! (彩の渦輪)