わがふるさとCincinnatiへ行って来た。連日友人と旧交を温め、大学院時代の恩師や新聞記者だった友人Dawnと、かつて映画レインマンの舞台になったケンタッキーのPompiliosで食事をしたり、と、もちろん楽しい里帰りだった。が、帰国の日にさらに面白い出来事があったので紹介したい。筆者の帰国ルートはシンシナティ-DFW(ダラスフォートワース)-成田だった。Cincinnati発6:00am、DFW着8:00am、成田行きは12:06発、DFWでは国際線に乗り換えのため4時間の余裕があるAmerican Airlineの切符だった。DFWは広い空港だが空港内移動に4時間みれば充分だ。だがなんと、Cincinnati発DFW行の国内線がDFWで霧のため着陸できず、しばらくDFW辺りの上空をグルグルとサークル飛行し、着陸の目途が立たず、燃料が切れOklahoma City空港に来て給油、ということになった。乗客は、我々夫婦以外は皆DFWが最終目的地か国内移動だけのアメリカ人。フライトアテンダントは我々に、「あなた方は12時発成田行きですね!間に合うようにDFW に戻りますよ!」と言ったが、オクラホマ・シティー空港に着いたとき9:50、その後飛行機が飛び立つ気配がない。「10:30にDFWに着く予定」とアテンダントは言ったが飛び立たず、気が気でない。「もう今日は飛ばないんじゃ?」と思った頃やっとOklahoma City空港を離陸、なんと12:00にDFW空港に着いた!成田行きは12:06だ。DFW空港は広い!飛行機から地上への通路を上がると2人乗りぐらいのミニ電車…幅の狭い腰掛と足乗せ台だけの乗り物…の傍にお兄さんが待っていて、夫婦でリュックサックごと腰かけると自分も乗り超高速で走りだした。転げ落ちそうになる超ミニ電車だ。お兄さんは澄んだソプラノの大声で「Behind you, a train is coming! Behind you, a train is coming!」と叫び続けながら、筆者には「これ、$100の価値がある電車ですよ!」と話して運転し、なんとD 29の成田行きゲートへ。「間に合った!」。慌ててお礼を言い、「$100でなくてごめんね!」とチップを多めにあげゲートへ。ゲートにいた日本人女性が、「間に合ってよかったですね!」と言った。「ハイ、有難う!」と返事したが、乗り遅れれば翌日の便になる。国際線、成田行きも12:06発の予定が12:15まで待ってくれていたようだが、あのミニ電車は広いDFWの空港内を10分かからずゲートに着いたのだろう。American Airlineの対応はすごかった!(彩の渦輪)
写真:1、2はPompiliosとその内部で、Dawnや元UC Professor Dr. Swamiと。3.Dr. Betsy Sato先生&団那さまと。4&5.よく来日してくれるMikeのご両親と。6&7かつての隣人Paulご夫妻と日本料理店、芽生にて。面白いとっくりでしょう!8.American Airline のアテンダントさんたちと。