あけぼの

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戦後平和の原点、『鐘の鳴る丘』 II

2015-08-24 08:34:20 | 旅行記、多文化教育、国際

 種々の賞が展示してある「鐘の鳴る丘少年の家」 

見せて頂いた写真や歴史資料によると、ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」に感銘を受けた初代園長の品川博氏が私財を投入して青少年養護施設を創立、菊田一夫の支援も受け、映画のごとく「鐘の鳴る丘」と称した。当初は少し離れたところにあったが1953年に時計台付きの現在の場所に移り、名実ともに鐘の鳴る丘」になった。現在は「社会福祉法人、鐘の鳴る丘愛誠会」により運営されている児童養護施設「鐘の鳴る丘少年の家」。親が離婚したり国際結婚が破たんしたりと事情は多様だが、児童相談所を介して入所した2~18歳の児童76人が生活する。児童養育の具体目標を定め、心理療法を導入し、虐待児や情緒障害時の心理的ケアの充実を図り、全職員参画の運営体制で愛情と親身の指導でケアしている施設だ。職員さんたちにとっては日々が挑戦であろう。が、素晴らしい立地、「鐘の鳴る丘」から望む風景は美しい。群馬には県の天然記念物、風流にしなる連取(つなとり)の松あり、たわわに実る巨峰の葡萄畑あり、駅伝には常に出場する上武大学も、鷺が8羽も遊ぶ大水田もあった。この平和な田園を壊す事態があってはならないと、行動の必要性に駆られた「平和の原点」訪問だった。

「ガツンとやられたらガツンとやり返せ」は正しい?

アメリカでタクシーの運転手さんが言った。「ガツンとやられたらガツンとやり返すの当然でしょ?」防衛上軍備が必要だと言う意味だが、この意見は正しい?筆者の答えは「ノー」だ。ボタン1つで地球上の全人類を滅ぼし得るほど核兵器がある今、必要なのは「ガツン、ガツン」レベルの自衛ではなく、話し合いによる平和的問題解決法と核兵器廃絶運動だ。無意味な死者とそれに伴う孤児を2度と作らないために。(彩の渦輪)

 伊勢崎の牛さん、こんにちは


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