かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

効果ある無料相談を

2009-06-01 | 事例
ここ2件、変な無料相談が続きました。
此方の答えだけを求めて其れを出すための資料は一切喋らない人の相談です。

通常は相談の電話が入った時、最初にその人の姓と、住んで居る場所とを
聞いて居ります。しかし、意外に両方とも答えたがらない人が多いのです。
「いや、一寸、今はまだ勘弁してください。」
でも口調や、相談の内容から、冷やかしでは無さそうです。
「本当に困って居るだろう。」と此方は真剣に応対します。

此のように自分を隠す人は、此の様な相談は始めてと思われる人だけです。
ですから相談内容は比較的簡単ですが、問題の説明は要領を得て居りません。
簡単な質問を何回も繰り返します。

時間を掛けて漸く説明をし終わると、ほっとしたような声で先に
明かさなかった 場所と姓を名乗ってくれる人が多いです。
此方の誠意が通じたのかなと思うと、此方もほっとします。

しかし、先日の方には驚きました。
姓と場所を教えてくれないのはまだ良いですが、その他の必要のことも
何も喋って呉れないのです。そのような人が偶然か2件続きました。

最初の人です。
「銀行にもう返せない。此の間、係りの人が来て、このままでは
 不動産も全部取られますよと云って帰えりましたが、其れならば、
 逆に私から不動産を直ちに売るべきだろうか。」
と云う質問です。

しかし、その返事に必要な内容を全然教えてくれないのです。

「担保に入っていますか。居れば勝手には売れませんよ。」

「自宅の場合、上位にローンが着いていれば時価と
 ローンとの関係で競売にならない場合がありますよ。」

「何れにせよ、此のままでは不動産は取られます。貴方は、此の
 不動産を守りたいのですか。其れならばある程度詳しい内容を
 教えていただかないと答えようが有りません。」

いろいろ聞きましたが頑として教えてくれません。

幾ら説明しても、必要な事は喋らず、それで居て質問趣旨は変えません。
人をからかって居るかとも思いましたが、それにしては声に真剣みと
切実さがあります。
長くなりましたが一般的な事に置き換え説明しましたが本当に
解かったか心配です。

「私は東北地方の者です。今後何か有った時は正式に住所氏名を
 はっきりさせますから其の時は宜しくお願いします。」

最後に此れだけでも言ってくれたのは、少しは説明に満足したのかなと
少しほっとしたものでした。

しかし、私とすれば内容さえ喋ってくれれば、此の様な相談は、
もっと簡単に相当参考になることも言えた筈です。
その方が喋る私も聞く相談者も具体的に、はっきりと解かった筈です。
第一、聞きに来る以上、それに関する内容は相手に説明すべきでしょう。

こうした相談をつい受けてしまうのがいけないのか、そうした人は
断固最初から断わるべきか、Sさんに意見を求めました。
Sさんも最初名前を言わなかった人です。今では顧問契約をして居ります。

「解かるな。何も言わなくて答えだけを求める人の気持ち、俺には解かるな。」
Sさんの第一声です。
「何も知らない人が、銀行から「自宅を取られますよ」等と言われれば。
 頭が真っ白になって、何も解からなくなってしまいます。
 何を聞いても受け付けない状態になります。その時に
 「自宅を取られません。」と云う言葉以外は耳に入らないのです。」
 
「頭の中は真っ白になって居る時は、何を言われても解からない物ですよ。
 そんな時はとにかく落ち着かせることが必要です。特にその人は何を
 言っても全部銀行に筒抜けになると信じているのですよ。冷静になれば
 そんな事は無いと解かりますが最初は思い込んでします。」

「ですから名乗らないような人は、こんな相談事は初めてで何も
 知らない人が多い筈です。そんな人は、先ず落ち着かせる事ですよ。
 2回目からそんな事は無くなるでしょう。」

もう一人の方も同じような内容でした。

私も次回から心掛けます。
先ずは安心を与えるようにします。

しかし相談の時は内容を知らないと、労多くして効果がないと思っています。
やるならば効果ある無料相談を。
相談の電話を呉れる人にもお願いしたい事です。


宜しければ、ホームページもご覧下さい。
http://oguchi-keiei.com/





日記@BlogRanking
↑宜しければ、クリックして下さい


↑こちらのランキングもお願いします

 
↑こちらのブログランキングもお願いします

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタント・コーチへ
↑こちらのランキングもクリックお願いします