かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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サービサーの最も嫌らしい点

2009-06-27 | 事例
サービサー
不良債権を処理するには避けれない関門です。
しかし其の割りにサービサーに付いての説明・解説書は世間には少ないです。
飛び飛びですが数回に別けて私のサービサー観を紹介します。
今日は先ずサービサーの持つ嫌らしい面だけの紹介をさせて頂きます。

ハイエナ
サービサーと云うのは不良債権の回収機関です。
サービサーと聞くと私は此の言葉を思い出します。
弱い者、見逃しはしません。一旦手中に入ったら、回収できるまで2年間も
3年間以上も追い掛けます。
ついに獲物が精神的に参ったところで収穫を得る、其れがサービサーの
常道のような気がします。時間を掛けて苛めて、相手が参ったところで
やっつける。これが法務省の認可の商売です。

サービサー法
議員立法らしいですが、此の法案を立案した議員達は少なくとも
今の債務者の苦しみを少しでも解かっていたでしょうか。
私は天下の悪法と思っています。
議員は何を考えてこんな悪法を作ったのでしょうか。ただ銀行が不良債権を
処理しやすくなるということだけです。
其の代償として、善良な市民を何年も差押をちらつかせながら精神的に
追い詰めて苦しみを長く与え、回収する、此れがやり口です。
其れを日本の国会議員は奨励しているのでしょうか。

破産
サービサーは先ず「払えないならば破産をしましょう。」
暗に薦めます。
ただし、破産は企業主の場合、個人の破産は裁判所に受け付けられず、
企業も同時に破産をしなければ出来ません。
管財人が入り、経費も高くなり、手間も大変になってきます。
破産する経費の無い人が多いです。其れより破産すれば完全に再生は
難しくな人が又多いです。

破産は出来る人には最高に便利な法律です。
しかし破産をしろと強要されるのは死刑執行を云われるのと同じ人も
又多く居ります。
こんな人がサービサーの標的になります。
破産も出来ない人からむしり取るのがサービサーです。

話は違いますが、そんな人を口で丸めて破産をさせる人も多いから、
債務者たる者用心は怠れません。

回収
払えない・破産も出来ないと云う人に対してサービサーの回収が始まります。
確かに口や暴力は一切使わない紳士的な取立てです。
交渉もくどく有りません。
そして、サービサーは債務者が何か大金を隠し持っていると決め込んで、
和解の交渉を迫ってきます。

1-2回で駄目と判断すると法的回収に切り替えると云って訴訟です。
それだけでも何も知らない債務者の心身を震え上がらせます。
次は裁判で得た、債務名義の活用です。

最近は少しは減りましたが、以前は債務名義を得ると、直ぐに銀行預金などの
差押がありました。
今は効果少なく、脅しだけになって居ますから、空振りは殆どでしょう。
しかしこんな状態は2年も3年も続きません。誰しもが少しの貯えは
作りたいのです。
何時も用心している辛さは他人には解からないでしょう。

そして差押が出来るということを背景に、3-6ヶ月ごと責められれば、
善良な人ほど堪えてきます。最初の緊張感が持続できないからです。
以前は1-2年で決着つけましたが此の「蛇の生殺し期間」は次第に
伸びる傾向があります。
今は3年4年はあたりまです。

私はサービサーの最も人間的でない回収がここと思います。
それで自分が回収や和解が出来なければ、他のサービサーにたらい回しです。

そんなサービサーの対応は?
サービサーが出来る前は、競売されれば一件落着でした。
取れない残債など銀行は追いかけてきませんでした。
「不動産が無くなれば債務の無くなる。」といわれた時も有ったくらいです。
しかし、今は破産か和解をしない限りサービサーは追いかけてきます。
当人が亡くなっても相続人にまで追い掛けます。

そんな中で我々債務者は上手くサービサーを処理して行かないとなりません。
「悪法だ。」と云っていても駄目です。自分は守れません。

上手く付き合って自分に有利に展開を図るしか有りません。
私の体験を紹介していく積りです。





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