かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

ローン中の自宅を他から 守る。

2009-06-14 | 事例
Aは事業が失敗し、銀行に担保の処分はもとより、売掛金までを
差押えられた事があります。しかし不思議だったのは、保証人の彼は、
5年前に、一戸建てを手にしています。此れについては、どの銀行も
ローンの支払いをどうしているかと聞いては来ましたが、手をつける
銀行は有りませんでした。

頭金を相当入れていますから場合によれば担保価値もあります。
「危ない」と思って第2抵当をつけましたが1000万と金額も少なく、
効果があるかが解かりません。
仮差くらい覚悟しましたが、其れすら有りません。
「妻の実家が場合によれば肩代わりをしてくれると言って、
 今は払って頂いて居ります。」
此の言葉を信じてか、自宅は3年目に入った今でも無事です、

又、こんな例も有ります。
5年ほど前に会社が倒産した人が居りました。
倒産一寸前に、妻と離縁して、自分は母一人の実家に、住民票を
移して居ります。
しかし、彼には子供まで出来た女が居ました。何時の日か同居を夢見つつ
豪華マンションを買って其処に住まわしておりました。勿論、今は自分の
其処に住んで居ります。此のマンションはローンで購入。
銀行は会社のメイン銀行です。住民票は違うところだから、銀行には
解からないといっても、メイン銀行には解かります。
何かやってくるだろうと思って居ましたが何もやってきません。
会社倒産の時に年の為に第2抵当をつけておきましたが、銀行にその気が
有れば 直ちに詐害行為での訴えが出来るでしょう。
ローンの支払いだって大変な額です。
しかし結果としては何処からも、何もつつかれず、自宅は守れました。

何時だったか裁判所に聞いた事が有ります。
破産を予定して居りますが、自宅だけは処分したく有りません。
住み慣れたこともありますが、小さな家でもローンを払って居る方が、
近くに同等な物件を賃借するよりぐんと安いのです。
自宅を処分されると、破産後の住居費はぐんと上がります。
「負債に方が資産価値より明らかに大きい場合は破産処理から
 両方を除いても構いません。ただし後日ローンも払えなくなった時は、
 もう破産は出来ませんよ。」

住むのに妥当な広さであり、無剰余ですから、此れを処分しても
利益者が出ない場合は破産は自宅は別扱いできるのです。
破産ならば必ず自宅は失うと信じている人が居ります。
知人に頼んで買戻しが出来ればそれに越したことは有りませんが、
買戻しが出来なくても、もう1度冷静になって見直せば、救われるかも
知れません。

住宅ローンは払えなくなった人も居ります。
住宅ローンを2-3回払えないと、もう競売になると観念をし諦めます。
しかし、ローンは6ヶ月は払わなくても不良債権にはしないみたいです。
6ヶ月払わないときに、其れまでは静観を止めて、初めて競売手続きに入ります。

以前は早くからリスケ交渉をしても、受け付けない銀行が多かったのですが、
最近は相談に乗ることも増えたらしいです。
何れにせよ、ローンが1円も払えなくなって、2年近くは自宅に住めます。
其の間に次の手を考えましょう。

一旦、ローンを組めば、相当な所まで出来ますし、考えても呉れます。
でも次のような人は一寸頂けません

5年前に家を建てて今65歳、ローンは月18万で、80才まで組んでもらいました。
他に資産は有りませんが自宅だけは相続の土地でしたので、土地の広さは
100坪あります。其処に3300万借りたのです。
彼は自宅を取られないように必死です。担保余力が有るかどうかギリギリです。
当人は必死になって結婚20年の配偶者贈与を利用したり、親戚に担保を
つけさせる工作をして居ます。

肝心な事はそうして仮に守っても、此のローン代は払えるのでしょうか。
当人は年金と妻のパートで29万は言って居ます。10万で生活をすれば
良いと言って居ますが、60歳を過ぎた奥さんが後何年働けるでしょうか。
収益物件になる処でもないし、其の費用も有りません。
こんな場合は、ローンの自宅を守るのでなく、むしろ不良資産を処分する気で
望んだほうがよいでしょう。

ローンのある自宅。債権者の担保になって居ることは少ないです。
守れるチャンスは転がっています。
諦めずに調べてみましょう。





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