唯でさえ急に売れなくなった上に、追い打ちをかけて
中国生産の食品に対する世間の反発がありました。
本業は全滅かと思いました。
それだけならばまだ良かったですが円が110円のときに100で
為替予約をしておいたのが裏目に出たのです。円は90円近く、逆ザヤです。
よせばよいのにレバレッジで投資が何倍かの効果を出すように期待したのも、
悔やんでも悔やみ切れません。私は2倍で買って居ました。それで差損が、
毎月100万から150万発生し、その損を銀行に入金しないとなりません。
1年前までは何もかも薔薇色に見えた周囲が突然変貌したのです。
持ち金が底を突き、倒産を覚悟しました。
1年前。平成8年の10月です。
弁護士やコンサルタント、友達、力になりそうな人には、
すがる思いで助言を求めました。
皆さん親切で、自分のことのように心配してくれましたが、
一様に言う事は決まって居りました。
「営業で借りたお金は、リスケと云って銀行は元金返済を待って呉れますよ。
ただし為替予約の損失は別でしょう。とすれば毎月150万の現金をこのために
返済しないとなりません。返せる筈がありません。破産しかありませんね。」
信頼していた弁護士さえも云いました。私は完全に覚悟を決めたのです。
「会社と、保証人の貴方とお父さん。全部で300万以内で収めます。
唯お父さんは自宅をお持ちですが、これを売却して置きましょう。
そのほうが破産も安く簡単です。」
父親の家を売れって、私、どう父親に説明したらよいでしょうか。
兎に角そこで弁護士に200万渡しました。
今まで相談した人たちも、やむを得ないだろうと云う見方でした。
丁度そんな頃、Gさんを紹介されたのです。
其の経緯、Gさんの略歴はともかくとして、Gさんのアドバイスは違いました。
「破産?やっても良いがその後どうやって食べていくの?
一般業者に迷惑さえ掛けなければ、こんなこと平気よ。」
要は銀行には為替差損を含めて返済は出来ないでしょう。
それならばしないと割り切りましょう。
それで銀行がなんと言っても、びくつかず、本業だけを頑張ってください。
銀行だって直ぐには差押などやりません。
お父さんの家は担保になっているし、売掛金は無いと思うが、
少し注意をすれば、銀行だってどうしようも有りませんというのです。
しかし、対応策はこまごまと教えて呉れました。
「200万払っちゃったけれど」
と云うと「もう返って来ないよ。」の一言です。
3行から借りて居ります。うち1行が為替を取り扱って居ます。
何処の銀行にも暫く金利すら払えないことを正直に言いました。
「2-3ヶ月で金利はお支払いが出来るようにします。
しかし、為替の損失については何も返せません。」
全部解除すれば損失が1億6000万。
何としても返済できるお金では有りません。
しかし解約しました。
「3月の決算時でサービサーに譲渡する事になるでしょう。」
為替の銀行はこう云って居ました。
しかし本業は頑張りました。
「いざと云うとき、本業は頼りになるし、本業しか頼りにならないよ。」
と云ったGさんの言葉に従ったのです。
「どうしてもの時にお願いします。」と、破産は後回し。
中国離れも75日、消費者の気持ちは元に戻って居たのも幸いしました。
赤字だった本業が期待を上回る業績になりそうです。
金利すら払ってない銀行も好意的でした。
特に本業の奮闘は皆さん誉めてくれました。
不良債権には、しそうもありません。
そうこうしているうちに、あの為替銀行が逆に再建案を示してくれたのです。
「一旦落ちた営業面が元に戻るまで当行は全力で応援します」
1億5000万以上の為替差損は借りていることさえ認めてくれれば、
当分金利すら要求しません。一般の返済は当分金利だけでよいです。
しかも其の金利も一律1.5%にしましょうと、サービサー譲渡の話など
忘れて居ります。他の2行もこれに追従。金利が少しでも助かったのは
嬉しかったです。
「私の言った通りになったでしょう。」
Gさんは笑って居ました。
でも、あの200万はどんなに交渉しても戻りませんでした。
あの時私に破産を勧めた友達の中には、早まって自分が破産をした人も居ります。
私は小細工など一切使わず、万一銀行が何かやって来たら其れに身を
まかせるだけと覚悟して本業にいそしんだのです。
其れにしても世間の思惑など本当に宛てに出来ないと思います。
それとこんな時の200万、返済の道があっても良いではないでしょうか。
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中国生産の食品に対する世間の反発がありました。
本業は全滅かと思いました。
それだけならばまだ良かったですが円が110円のときに100で
為替予約をしておいたのが裏目に出たのです。円は90円近く、逆ザヤです。
よせばよいのにレバレッジで投資が何倍かの効果を出すように期待したのも、
悔やんでも悔やみ切れません。私は2倍で買って居ました。それで差損が、
毎月100万から150万発生し、その損を銀行に入金しないとなりません。
1年前までは何もかも薔薇色に見えた周囲が突然変貌したのです。
持ち金が底を突き、倒産を覚悟しました。
1年前。平成8年の10月です。
弁護士やコンサルタント、友達、力になりそうな人には、
すがる思いで助言を求めました。
皆さん親切で、自分のことのように心配してくれましたが、
一様に言う事は決まって居りました。
「営業で借りたお金は、リスケと云って銀行は元金返済を待って呉れますよ。
ただし為替予約の損失は別でしょう。とすれば毎月150万の現金をこのために
返済しないとなりません。返せる筈がありません。破産しかありませんね。」
信頼していた弁護士さえも云いました。私は完全に覚悟を決めたのです。
「会社と、保証人の貴方とお父さん。全部で300万以内で収めます。
唯お父さんは自宅をお持ちですが、これを売却して置きましょう。
そのほうが破産も安く簡単です。」
父親の家を売れって、私、どう父親に説明したらよいでしょうか。
兎に角そこで弁護士に200万渡しました。
今まで相談した人たちも、やむを得ないだろうと云う見方でした。
丁度そんな頃、Gさんを紹介されたのです。
其の経緯、Gさんの略歴はともかくとして、Gさんのアドバイスは違いました。
「破産?やっても良いがその後どうやって食べていくの?
一般業者に迷惑さえ掛けなければ、こんなこと平気よ。」
要は銀行には為替差損を含めて返済は出来ないでしょう。
それならばしないと割り切りましょう。
それで銀行がなんと言っても、びくつかず、本業だけを頑張ってください。
銀行だって直ぐには差押などやりません。
お父さんの家は担保になっているし、売掛金は無いと思うが、
少し注意をすれば、銀行だってどうしようも有りませんというのです。
しかし、対応策はこまごまと教えて呉れました。
「200万払っちゃったけれど」
と云うと「もう返って来ないよ。」の一言です。
3行から借りて居ります。うち1行が為替を取り扱って居ます。
何処の銀行にも暫く金利すら払えないことを正直に言いました。
「2-3ヶ月で金利はお支払いが出来るようにします。
しかし、為替の損失については何も返せません。」
全部解除すれば損失が1億6000万。
何としても返済できるお金では有りません。
しかし解約しました。
「3月の決算時でサービサーに譲渡する事になるでしょう。」
為替の銀行はこう云って居ました。
しかし本業は頑張りました。
「いざと云うとき、本業は頼りになるし、本業しか頼りにならないよ。」
と云ったGさんの言葉に従ったのです。
「どうしてもの時にお願いします。」と、破産は後回し。
中国離れも75日、消費者の気持ちは元に戻って居たのも幸いしました。
赤字だった本業が期待を上回る業績になりそうです。
金利すら払ってない銀行も好意的でした。
特に本業の奮闘は皆さん誉めてくれました。
不良債権には、しそうもありません。
そうこうしているうちに、あの為替銀行が逆に再建案を示してくれたのです。
「一旦落ちた営業面が元に戻るまで当行は全力で応援します」
1億5000万以上の為替差損は借りていることさえ認めてくれれば、
当分金利すら要求しません。一般の返済は当分金利だけでよいです。
しかも其の金利も一律1.5%にしましょうと、サービサー譲渡の話など
忘れて居ります。他の2行もこれに追従。金利が少しでも助かったのは
嬉しかったです。
「私の言った通りになったでしょう。」
Gさんは笑って居ました。
でも、あの200万はどんなに交渉しても戻りませんでした。
あの時私に破産を勧めた友達の中には、早まって自分が破産をした人も居ります。
私は小細工など一切使わず、万一銀行が何かやって来たら其れに身を
まかせるだけと覚悟して本業にいそしんだのです。
其れにしても世間の思惑など本当に宛てに出来ないと思います。
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