「今年こそ破産をやります。会社が二つ有るから200万掛かると弁護士が言って居ます。
今、申請時期を模索して居ります。」
賀状に継ぎ足された文句でした。
「気持ちは解かるけれど、破産しても大丈夫かな?」
10年前まで、業界にも名の通った和服卸の問屋でした。
売上が下降気味のところに、本店ビルの建築、又工場などの投資で30億の借り入れが返済できなくなり、
銀行債務は棚に上げて仕事は続けて居りました。
しかし、担保の競売と差押で攻めて来る金融機関に耐え切れず何時しか事業は閉鎖したのです。
しかし彼は、まだ可笑しくならないうちに、結婚式場専門の衣服のレンタルを息子の名前で初めて居ます。
和服では名の通った老舗、折から世間に起こった節約ブーム。
レンタル業は大きく当ったのです。
「東京で当ったから関西でも」
これも又大当たりでした。
3人の息子の長男と次男がこの事業を任せました。
彼は株主にも役員にも成って居りません。
これも其の頃流行だした第2会社を意識したのです。
表面的には彼は全然関係ない会社です。
既存のルートは、会社が危ないと感じたとき、いち早く3男が今までの販路を基にして
和服ばかりでなく礼服などにも力を入れて別会社でやりだしました。
幸いの事に大手スーパーなどの口座も全く新しく取れました。
これも今までの社名が大きく助けて居ます。
彼が最後にお金を借りたのは地銀です。その出身地の地銀が2番目に借り入れも多かったのです。
もう他の銀行は貸さない時、地銀は貸してくれました。
しかし、長男と次男の保証を求めましたが、彼は断りました。
「その代わり会社ならば良いです。」
いざと云う時、個人だったら逃れられないが、会社だけならば何時でも逃れられるという打算が有ったからです。
保証は包括保証でした。
その他の保証人と言えば、妻と弟の副社長のみです。
銀行群の回収は予想より激しかったです。
しかし業界には1円の不義理もして居ません。そのためか、3人の子供の会社は今時珍しく隆々として居ました。
父親の商才を受け継いだのでしょう。
この頃から10年、彼も本当に疲れました。
この間、副社長は自己破産をしました。時価よりローンの多い自宅は大丈夫でした。
あの一緒に苦楽をともにした妻が癌であっけなく他界しております。3人の子供は相続放棄をしました。
会社は休業届けを出し、もう3年に成ります。
銀行債権はサービサーに譲渡されたり、保証協会に代位弁されて居ますが、本当に和解されたのは4行だけです。
まだ数から言えば6社の債権者が有ります。
殆どはもう何にも言って来ませんが、あの地銀だけはサービサーに譲渡したのが遅く、22年の秋でした。
サービサーは、様子伺いの様な態度で、本策的回収に移った形跡はまだ見られません。
債権額8億、サービサーの慎重に調べているでしょう。
破産したくなる彼の心情もわかります。
今迄、彼の会社は業界では話題になって居りません。
むしろ今時、3人の子供でうまく逃げたという噂です。
万一破産をすると、必ず業界紙には大きく載るでしょう。
其の場合、彼の会社と同じように扱ってきた結婚式場はレンタルを今までとおり続けるでしょうか。
競争会社はこぞって悪口を言うでしょう。
大手の結婚式場も、又スーパーや大型販売店も、風評と連鎖を恐れて取引をセーブする事は考えられます。
其の場合成り立っていくでしょうか。
それに保証問題が有ります。今までは全て彼が窓口で長男も次男も交渉に出たことが有りません。
何時かは避けれない問題ですが、それまでに心の準備と対策が必要です。
むしろ、破産をせずに彼が交渉して和解に持っていったほうが金額から見れば少ない感じです。
それをやって、休業届けから5年以上経ってから、同時破産を考えるのが一番良いでしょう。
弁護士の言う200万も高い感じです。小額管財でやるなら100万くらいと推測します。
二つの会社と、個人です。幾らk高くても150万は行きません。
この弁護士は、お金のことだけで、彼の本当のデメリットを考えて居ない様子です。
保証の問題はいつでも起こる。しかし少なくとも其の対処を考えておくのとおかないのでは違います。
「以前、説明して有ると思ったが、もう1回説明しよう。今晩電話しよう。」
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042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。
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今、申請時期を模索して居ります。」
賀状に継ぎ足された文句でした。
「気持ちは解かるけれど、破産しても大丈夫かな?」
10年前まで、業界にも名の通った和服卸の問屋でした。
売上が下降気味のところに、本店ビルの建築、又工場などの投資で30億の借り入れが返済できなくなり、
銀行債務は棚に上げて仕事は続けて居りました。
しかし、担保の競売と差押で攻めて来る金融機関に耐え切れず何時しか事業は閉鎖したのです。
しかし彼は、まだ可笑しくならないうちに、結婚式場専門の衣服のレンタルを息子の名前で初めて居ます。
和服では名の通った老舗、折から世間に起こった節約ブーム。
レンタル業は大きく当ったのです。
「東京で当ったから関西でも」
これも又大当たりでした。
3人の息子の長男と次男がこの事業を任せました。
彼は株主にも役員にも成って居りません。
これも其の頃流行だした第2会社を意識したのです。
表面的には彼は全然関係ない会社です。
既存のルートは、会社が危ないと感じたとき、いち早く3男が今までの販路を基にして
和服ばかりでなく礼服などにも力を入れて別会社でやりだしました。
幸いの事に大手スーパーなどの口座も全く新しく取れました。
これも今までの社名が大きく助けて居ます。
彼が最後にお金を借りたのは地銀です。その出身地の地銀が2番目に借り入れも多かったのです。
もう他の銀行は貸さない時、地銀は貸してくれました。
しかし、長男と次男の保証を求めましたが、彼は断りました。
「その代わり会社ならば良いです。」
いざと云う時、個人だったら逃れられないが、会社だけならば何時でも逃れられるという打算が有ったからです。
保証は包括保証でした。
その他の保証人と言えば、妻と弟の副社長のみです。
銀行群の回収は予想より激しかったです。
しかし業界には1円の不義理もして居ません。そのためか、3人の子供の会社は今時珍しく隆々として居ました。
父親の商才を受け継いだのでしょう。
この頃から10年、彼も本当に疲れました。
この間、副社長は自己破産をしました。時価よりローンの多い自宅は大丈夫でした。
あの一緒に苦楽をともにした妻が癌であっけなく他界しております。3人の子供は相続放棄をしました。
会社は休業届けを出し、もう3年に成ります。
銀行債権はサービサーに譲渡されたり、保証協会に代位弁されて居ますが、本当に和解されたのは4行だけです。
まだ数から言えば6社の債権者が有ります。
殆どはもう何にも言って来ませんが、あの地銀だけはサービサーに譲渡したのが遅く、22年の秋でした。
サービサーは、様子伺いの様な態度で、本策的回収に移った形跡はまだ見られません。
債権額8億、サービサーの慎重に調べているでしょう。
破産したくなる彼の心情もわかります。
今迄、彼の会社は業界では話題になって居りません。
むしろ今時、3人の子供でうまく逃げたという噂です。
万一破産をすると、必ず業界紙には大きく載るでしょう。
其の場合、彼の会社と同じように扱ってきた結婚式場はレンタルを今までとおり続けるでしょうか。
競争会社はこぞって悪口を言うでしょう。
大手の結婚式場も、又スーパーや大型販売店も、風評と連鎖を恐れて取引をセーブする事は考えられます。
其の場合成り立っていくでしょうか。
それに保証問題が有ります。今までは全て彼が窓口で長男も次男も交渉に出たことが有りません。
何時かは避けれない問題ですが、それまでに心の準備と対策が必要です。
むしろ、破産をせずに彼が交渉して和解に持っていったほうが金額から見れば少ない感じです。
それをやって、休業届けから5年以上経ってから、同時破産を考えるのが一番良いでしょう。
弁護士の言う200万も高い感じです。小額管財でやるなら100万くらいと推測します。
二つの会社と、個人です。幾らk高くても150万は行きません。
この弁護士は、お金のことだけで、彼の本当のデメリットを考えて居ない様子です。
保証の問題はいつでも起こる。しかし少なくとも其の対処を考えておくのとおかないのでは違います。
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