「何やった居るんだ。あんたんとこの饅頭にネジ釘が入って居たんだって。買った人が食べようとして歯を欠いたらしい。
保健所には届けたらしいが、歯の治療代や慰謝料など払わんとならんよ。早急に解決して顛末を教えて。」
空港の土産物店からです。バイヤーはかんかんになっての電話です。
「釘? 入るわけが無いじゃあないか。どんな釘が入ってたと言うの?」
しかし、そんなことを云って居る間もなく、地元の保健所の訪問が有りました。
3日前、埼玉の人が大阪から飛行機で帰るとき、空港でお土産を買い、帰宅後食べたときにネジ釘が
饅頭に入っており、知らずに噛んだため、歯と口中を大きく傷つけたらしいです。
翌日、彼女は直ぐに保健所に釘と一緒に顛末を届けました。保健所は直ちにメーカー管轄の保険所に調査依頼をしました。
「それで其の調査です。」と係員の説明でした。
一方彼女は、1日遅れて買った店に電話をしたのです。レシートに電話番号が有ります。
詳しく聞こうとするバイヤーの質問に答えもせずに、「治療費を請求させて頂きます。その他の事は
私にも解かりませんから保健所に聞いてください。」と云ったみたいです。
バイヤーは直ちに彼に電話をして居ます。
製造過程でネジ釘がどこかから抜けて入る筈が有りません。
途中で入れば饅頭に傷がつき食べるときにわかるでしょう。
故意か過失か、製造段階で入って居たとしか考えられません。
保健所は唸りました。
「これは天井から何かの拍子に釘がおっこって来たとでもしなきゃ、どうしようも無いな。
ウンそうしよう。それですべてがうまく治まる。それでいいですね。」
この保健所には別件で過日立ち入り調査のとき、うっかり一言盾突いたばかりに、以後の調査に難癖の連続でひどい目にあって居ます。
「長い物には巻かれろか」
彼は馬鹿馬鹿しいと思いつつも、その理由を承諾をしたのです。
「後はうまく示談を頼んだよ。そしたら何の問題も起こらないからな。」
これで保健所は一応ケリが着いたのです。
彼は何回も彼女に電話しました。出ません。
漸く両親らしい人が出て、毎晩10時過ぎで無いと返らない言います。
「何とか会いたい。」と云っても「無理でしょう。」
面倒だ。直接押しかけよう。
徳島から埼玉まで部下を走らせたのです。
部下は何とかして会って、詳しく事情を聴き、円満な解決をすべく懸命に成りましたが、結局
2日掛けても会うことも直接電話で話す事もできませんでした。
逆に相手の両親が恐縮するばかりです。
結局、「掛かった費用は直ちにお支払いしますから必ず連絡ください。」と帰って来ました。
バイヤーから電話があったのは帰社後2日目です。
「あれはどうなった。きちんとやっただろうな。そうで無いと当社は貴方と取引が出来なくなるよ。
それに申し訳有りませんが、上司も気にして居ます。顛末書を出してください。」
しかしあれ以来彼女から電話も有りませんし、此方から電話をしても母親が恐縮するばかりです。
母親は、「もう放っておいて下さい」と云うばかりです。
実はこの時彼は、この問題どころではなかったのです。
大晦日期日の手形がどうしても決済不能です。
不渡りを出しても、業者には頭を下げ頼み込めば、半数の人は嫌とは云わないでしょう。
銀行と公租公課が無くなれば、何とか事業の継続は出来そうです。
彼は第2会社でやる事を決め、自分は一切表面に出ず、社員を社長としてやろうと、計画は出来て居りました。
其処にこんな事件です。
会社が潰れるものならば、放って置けばよいですが、その代わり、第2会社は予定して居た販路を失います。
この空港売店は大口の一つです。
第2会社が今後成り立っていければ、自分も生活費くらいは出てきます。
そのために、今は皆に逆らわないようにして、懸命にやっているのです。
パートの給料は、未払いが多いです。恨みを持った誰かが故意に釘を入れたかも知れません。
または、釘が有ったと騒ぐ彼女の狂言とも思われます。
このどちらかと思い、突っ込んでも先に不渡り問題が発生し、どちらも中途半端に成りそうです。
そのくらいならば、今は悪者になって、円満に解決しt方が、自分のために成りそうです。
「今年は大詰めまで付いて居なかったな。いいさ、来年は巻き返しが出来るさ。」
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電話・FAXでのお問い合わせは、
042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。
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空港の土産物店からです。バイヤーはかんかんになっての電話です。
「釘? 入るわけが無いじゃあないか。どんな釘が入ってたと言うの?」
しかし、そんなことを云って居る間もなく、地元の保健所の訪問が有りました。
3日前、埼玉の人が大阪から飛行機で帰るとき、空港でお土産を買い、帰宅後食べたときにネジ釘が
饅頭に入っており、知らずに噛んだため、歯と口中を大きく傷つけたらしいです。
翌日、彼女は直ぐに保健所に釘と一緒に顛末を届けました。保健所は直ちにメーカー管轄の保険所に調査依頼をしました。
「それで其の調査です。」と係員の説明でした。
一方彼女は、1日遅れて買った店に電話をしたのです。レシートに電話番号が有ります。
詳しく聞こうとするバイヤーの質問に答えもせずに、「治療費を請求させて頂きます。その他の事は
私にも解かりませんから保健所に聞いてください。」と云ったみたいです。
バイヤーは直ちに彼に電話をして居ます。
製造過程でネジ釘がどこかから抜けて入る筈が有りません。
途中で入れば饅頭に傷がつき食べるときにわかるでしょう。
故意か過失か、製造段階で入って居たとしか考えられません。
保健所は唸りました。
「これは天井から何かの拍子に釘がおっこって来たとでもしなきゃ、どうしようも無いな。
ウンそうしよう。それですべてがうまく治まる。それでいいですね。」
この保健所には別件で過日立ち入り調査のとき、うっかり一言盾突いたばかりに、以後の調査に難癖の連続でひどい目にあって居ます。
「長い物には巻かれろか」
彼は馬鹿馬鹿しいと思いつつも、その理由を承諾をしたのです。
「後はうまく示談を頼んだよ。そしたら何の問題も起こらないからな。」
これで保健所は一応ケリが着いたのです。
彼は何回も彼女に電話しました。出ません。
漸く両親らしい人が出て、毎晩10時過ぎで無いと返らない言います。
「何とか会いたい。」と云っても「無理でしょう。」
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部下は何とかして会って、詳しく事情を聴き、円満な解決をすべく懸命に成りましたが、結局
2日掛けても会うことも直接電話で話す事もできませんでした。
逆に相手の両親が恐縮するばかりです。
結局、「掛かった費用は直ちにお支払いしますから必ず連絡ください。」と帰って来ました。
バイヤーから電話があったのは帰社後2日目です。
「あれはどうなった。きちんとやっただろうな。そうで無いと当社は貴方と取引が出来なくなるよ。
それに申し訳有りませんが、上司も気にして居ます。顛末書を出してください。」
しかしあれ以来彼女から電話も有りませんし、此方から電話をしても母親が恐縮するばかりです。
母親は、「もう放っておいて下さい」と云うばかりです。
実はこの時彼は、この問題どころではなかったのです。
大晦日期日の手形がどうしても決済不能です。
不渡りを出しても、業者には頭を下げ頼み込めば、半数の人は嫌とは云わないでしょう。
銀行と公租公課が無くなれば、何とか事業の継続は出来そうです。
彼は第2会社でやる事を決め、自分は一切表面に出ず、社員を社長としてやろうと、計画は出来て居りました。
其処にこんな事件です。
会社が潰れるものならば、放って置けばよいですが、その代わり、第2会社は予定して居た販路を失います。
この空港売店は大口の一つです。
第2会社が今後成り立っていければ、自分も生活費くらいは出てきます。
そのために、今は皆に逆らわないようにして、懸命にやっているのです。
パートの給料は、未払いが多いです。恨みを持った誰かが故意に釘を入れたかも知れません。
または、釘が有ったと騒ぐ彼女の狂言とも思われます。
このどちらかと思い、突っ込んでも先に不渡り問題が発生し、どちらも中途半端に成りそうです。
そのくらいならば、今は悪者になって、円満に解決しt方が、自分のために成りそうです。
「今年は大詰めまで付いて居なかったな。いいさ、来年は巻き返しが出来るさ。」
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