社長が死んだ。後継者は居ない。社員は20名ほど居るが実務だけで経理を知ったものすら居ない。
身内は娘が4人、遠隔地に嫁入して父親とは電話で話すくらい。経営なんて全然知らない。
社長の遺産は、家屋敷、現金2000万、其れに会社の銀行保証が3億ある。
勿論自宅はその担保。
現金の2000万は死ぬ2-3日前、なぜか自分の口座から会社に移している。
その真意も聞かないうちに死んだ。
税理士は家族に債権放棄を懸命に薦めた。
この企業に3億の借金が返せる筈がない。2000万に眼がくらんで3億の債務を
背負い込む事は有りません。放棄すべきです。
後継者は当然社長を引継がなければならない。
すると3億の保証も引継ぐ。平和な家庭にそんなことを引っ張る理由はない。
社員に社長のなり手を探したが、3億の保証、びっくりし、誰も成り手が居ない。
全員相続放棄をし、会社は社長なしで企業を回す。
それで行き詰るまでやる。
債権者の銀行が何か言ってきた場合は其れに従うが、之の意見が家庭と社員の大勢を占めた。
長姉が決めて、今までは蚊帳の外だった1人の娘から異論が出た。
その娘は、生活が楽ではない。その2000万は欲しい。
社長になって相続をすれば、2000万が入る。そうならば、相続する。
会社が駄目になった時はどうして良いかわからないが、私は破産をする。
其れだったら、誰にも迷惑を掛けない。そうさせてください。
2000万は一人締めなく、後で上手く1部を他の姉妹にバックします。
その娘の息子は此処の従業員。まだ若いが、将来彼社長になって貰えば一番良い。
4人を取り仕切る長女は迷った。
ネットで調べたコンサルタントのGを呼んで相談した。
Gは言った。
「私が債権者と話をつけましょう。皆さんが相続放棄をしなくても、社長になったものが
が一人保証を引き受ければ、他の姉妹は免責するように話をつけましょう。
自宅は社長になる方が相続、2000万は4人の話し合いで分けてください。
尚会社の今後の経営が心配でしょうから、私と顧問契約をして頂ければ、それらを全部管理
します。これだけの会社簡単に潰れませんよ。またつぶしては成りませんよ。」
Gは保証の債権者だけを回り、その意見を全て承諾してもらった。
後は長姉から、承諾の返事を待つのみ。
勿論快諾を信じて疑わなかった。
1週間過ぎて長姉から電話があった。
「やっぱり相続はしません。そんな大きな保証債務がのしかかってくれば、幾ら放棄をしたと
云っても、何か責任はかかってくるかと思います。今までの費用はお支払します。
これで相続放棄をしますから。お世話に成りました。」
此方の説得も何もなかった。もう人の言う事は聞かないという態度。
Gと長姉とは400Kはなれている。相手は地方の街だ。会社は両方とも更に離れた地方都市だ。
会うと言っても時間と交通費だけでも大変だ。
一寸可笑しいと思ったがGはこの件からすっぱり手を引いた。
それでも気になり後日電話をした。
「債権者の方が払える間は会社は続けなさいと言うので会社は社長なしで続けています。」
そしてチラッと言った。
「税利士先生が心配して良く面倒を見てくれます。
もう放棄はしましたからG先生もご心配なく。」
電話が迷惑と云う口ぶりだった。
長姉と税理士とは仲がよかった。
父親と会社が心配になる長姉は、父より親切に答える税理士に電話をした。そんな関係からだろう。
その税理士は一貫して相続放棄を薦め、Gと相談したことを知ると非常に不愉快の念を表した。
後はGの推測であるが、税理士は「Gの考えと交渉の結果」を全部長姉から聞いたと思う。
そしてもう誰がやっても出来る段階になって居ることを知った。
其れだったら、此処でGを放りだし、その代わりに自分が成って、経営者代わりの事を陰でやって
居れば、相当に面白い。
直ぐにこの会社に入りこめる。後Gがこの会社と縁を切れば自分は何でもできる。
それには全員放棄と云うことで断れば、謝礼も少なくて目的を達成できる。
そんな考えで長姉を動かしGに手を引かせたのではないか。
Gだって、700Kも離れた会社の事を、絶えず注意して居る事は出来ないだろう。
長姉との電話で、何となく感じたのです。
二転三転した相続、放棄しましたと報告を受けたが、結局は放棄をしてないと思います。
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身内は娘が4人、遠隔地に嫁入して父親とは電話で話すくらい。経営なんて全然知らない。
社長の遺産は、家屋敷、現金2000万、其れに会社の銀行保証が3億ある。
勿論自宅はその担保。
現金の2000万は死ぬ2-3日前、なぜか自分の口座から会社に移している。
その真意も聞かないうちに死んだ。
税理士は家族に債権放棄を懸命に薦めた。
この企業に3億の借金が返せる筈がない。2000万に眼がくらんで3億の債務を
背負い込む事は有りません。放棄すべきです。
後継者は当然社長を引継がなければならない。
すると3億の保証も引継ぐ。平和な家庭にそんなことを引っ張る理由はない。
社員に社長のなり手を探したが、3億の保証、びっくりし、誰も成り手が居ない。
全員相続放棄をし、会社は社長なしで企業を回す。
それで行き詰るまでやる。
債権者の銀行が何か言ってきた場合は其れに従うが、之の意見が家庭と社員の大勢を占めた。
長姉が決めて、今までは蚊帳の外だった1人の娘から異論が出た。
その娘は、生活が楽ではない。その2000万は欲しい。
社長になって相続をすれば、2000万が入る。そうならば、相続する。
会社が駄目になった時はどうして良いかわからないが、私は破産をする。
其れだったら、誰にも迷惑を掛けない。そうさせてください。
2000万は一人締めなく、後で上手く1部を他の姉妹にバックします。
その娘の息子は此処の従業員。まだ若いが、将来彼社長になって貰えば一番良い。
4人を取り仕切る長女は迷った。
ネットで調べたコンサルタントのGを呼んで相談した。
Gは言った。
「私が債権者と話をつけましょう。皆さんが相続放棄をしなくても、社長になったものが
が一人保証を引き受ければ、他の姉妹は免責するように話をつけましょう。
自宅は社長になる方が相続、2000万は4人の話し合いで分けてください。
尚会社の今後の経営が心配でしょうから、私と顧問契約をして頂ければ、それらを全部管理
します。これだけの会社簡単に潰れませんよ。またつぶしては成りませんよ。」
Gは保証の債権者だけを回り、その意見を全て承諾してもらった。
後は長姉から、承諾の返事を待つのみ。
勿論快諾を信じて疑わなかった。
1週間過ぎて長姉から電話があった。
「やっぱり相続はしません。そんな大きな保証債務がのしかかってくれば、幾ら放棄をしたと
云っても、何か責任はかかってくるかと思います。今までの費用はお支払します。
これで相続放棄をしますから。お世話に成りました。」
此方の説得も何もなかった。もう人の言う事は聞かないという態度。
Gと長姉とは400Kはなれている。相手は地方の街だ。会社は両方とも更に離れた地方都市だ。
会うと言っても時間と交通費だけでも大変だ。
一寸可笑しいと思ったがGはこの件からすっぱり手を引いた。
それでも気になり後日電話をした。
「債権者の方が払える間は会社は続けなさいと言うので会社は社長なしで続けています。」
そしてチラッと言った。
「税利士先生が心配して良く面倒を見てくれます。
もう放棄はしましたからG先生もご心配なく。」
電話が迷惑と云う口ぶりだった。
長姉と税理士とは仲がよかった。
父親と会社が心配になる長姉は、父より親切に答える税理士に電話をした。そんな関係からだろう。
その税理士は一貫して相続放棄を薦め、Gと相談したことを知ると非常に不愉快の念を表した。
後はGの推測であるが、税理士は「Gの考えと交渉の結果」を全部長姉から聞いたと思う。
そしてもう誰がやっても出来る段階になって居ることを知った。
其れだったら、此処でGを放りだし、その代わりに自分が成って、経営者代わりの事を陰でやって
居れば、相当に面白い。
直ぐにこの会社に入りこめる。後Gがこの会社と縁を切れば自分は何でもできる。
それには全員放棄と云うことで断れば、謝礼も少なくて目的を達成できる。
そんな考えで長姉を動かしGに手を引かせたのではないか。
Gだって、700Kも離れた会社の事を、絶えず注意して居る事は出来ないだろう。
長姉との電話で、何となく感じたのです。
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