「ぷちまる-種無金柑」
ぷちまるは、無核で食べやすい金柑で試験期間中大好評であった。但し、国から配布された穂木は、ウイルスフリー化処理がされていたため、樹勢が非常に強く、結果性が非常に悪かった。現在、弊社ではウイルスフリー化前の穂木を手に入れた。樹高が低く、実止まりの良い系統である。無核で食べやすい。
*http://www.ykken.jp/14682966483961 より
キンカン新品種「ぷちまる」は「ナガミキンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体のキンカンです。極少核性で食べやすいです。成熟期は1月で、果皮の甘味が強く食味良好です。
主要特性
1.1987 年(昭和62年)に果樹試験場興津支場(現カンキツ部興津)において、「ナガミキンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体の品種である。1989 年(平成元年)にウンシュウミカンに高接ぎし、1990 年(平成2年)に初結実した。1992 年(平成4年)に一次選抜し、同年4月からカンキツ第7回系統適応性・特性検定試験で検討してきた。
2.果実は長球形で、育成地では 11g 内外であるが、沖縄県等の暖地では 20g に達する。果皮は濃橙色、厚さ4mm内外で、果皮歩合が高い。果皮はやや硬く、「ニンポウキンカン」と同程度で、「ナガミキンカン」よりやや柔らかい。果面は滑らかで 12月~1月上旬に完全着色する。果肉は橙色で柔らかく、果汁量はやや少ない。果皮の甘味は 強く、苦味はない。成熟期は1月で、果皮ごと食べる食味は良好である。しいなが1~2粒あるが、完全種子はほとんど無く食べやすい。
3.樹勢は中庸で、樹姿は中間である。短いとげが少しみられるが、樹勢が落ち着けば発生しなくなる。かいよう病には抵抗性があり、そうか病に対してもかなり強い(表1)。カンキツトリステザウイルスによるステムピッティングの発生は中程度である。
*https://www.naro.go.jp/collab/breed/0400/0406/001280.html より
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