「女山大根」
赤身を帯びた、根と葉が赤紫ですのでアントシアニン系のポリフェノール群を含んでいます。繊維質が緻密で肉質は硬く、他の大根と比べ抗酸化作用と消化分解に優れ糖度が高い野菜です。アントシアニン系のポリフェノールが多いいのでコンピュータ機器を使う機会が多く目が疲れ、精神的なストレスが蓄積しやすい現代社会においてや生活習慣病などの予防に効果があるといわれています。
*https://foodedu.jp/%E5%92%8C%E9%A3%9F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E6%96%99%E7%90%86-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C/%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%9C%8C%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C より
【生産地】多久市西多久町
【特徴】成長すると4~5㎏にもなり、大きなものは3貫目(約11kg)にもなる。葉と表皮の赤紫色が特長。酢をかけると果肉が桜色に変わる。残念ながら火を通すと赤色は消える。
【食味】糖質が多いため、甘味がある。大根特有の辛みはほとんど感じることはない。煮崩れしないのが特徴。
【料理】なます・おろし・おでん・ふろふき・田楽
【来歴】多久市西多久町の女山周辺で江戸時代から栽培されている在来種。250年以上前から栽培されていたとされ、江戸時代の多久地域を記録した文献「丹邱邑誌(たんきゅうゆうし)」(1847年)に登場し、多久出身の儒学者草場佩川(くさばはいせん)は、詩や絵に好んで取り上げている。また、110年前に「女山大根」の品評会を実施していた記録が残っている。大きすぎて市場の規格に合わず、市外に出回らなかった。そのため、自家用栽培のみがわずかに行われていた。自家採種を繰り返していくうちに、他の品種と交雑し、在来種本来の色や形は次第に失われるなどしたこともあり、昭和初期には蜜柑(みかん)等への転作によって一時消滅しかけた。しかし、他では見られない在来の珍しい大根を地域の特産品として見直す機運が高まり、1985(昭和60)年代から佐賀県佐城農業振興センターや多久市が一体で産地復興に取り組み始め、地域にわずかに残っていた種子を佐賀県の農業試験研究センターに持ち込み、10年近くかけて交配、選抜を繰り返して本来の姿・形を復活させることに成功した。1995(平成7)年にオープンした地域農産物直売所の目玉産品として生産振興を図った。これによって、産地復興当時2~3名の生産者による1tにも満たない生産だったが、2020(令和2年)には約30名の生産者が約10tを生産するまでとなり、商標登録されている。2022年には、「地理的表示(GI)保護制度」に登録された。
【時期】12月中旬~2月下旬
*https://tradveggie.or.jp/41-saga/#i-9 より
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